読書と歴史民俗

2014年02月17日


yoduribiwaden

★夜釣り
基本的に時系列で読んでいるのだが、タイトルに惹かれてつい(笑
深いストーリーは無い。テンポがよく下町の風景がいきいきと描かれて印象的。
 鏡花にしては事件の無い穏やかな作品だがラストに味わいがある。

 ★琵琶伝
強烈で救いの無い、ちょっと悲しすぎるお話。文語が大半を占めておりちょっと読みにくかった。 

kaijyouhatudenryosou
★海城発電
日清戦争が舞台。強い反戦メッセージ、というか、軍隊的なものへの批判を感じる。官僚批判は鏡花のテーマのひとつなのかもしれない。発表した当時としてはちょっと際どい内容な気もする。

★旅僧
10分ほどで読める小品。仏教の経典のようなエピソードで、ちょっと入り込めなかった。
敦賀港を出た船上の話だが、鏡花は船旅が好きなのかな?
  

 

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2014年02月09日

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汽船は伏木港を出て、魚津、泊、親不知、糸魚川、能生を経て直江津へ向かう。鏡花らしからぬ?墨っぽいモノクロームで描かれる、見慣れた北陸の海と山と空の風景。船上のちょっとしたエピソードにえもいわれぬ旅情を感じ、ドラマティックな 終盤の展開には思わず拍手してしまう。ブログに書くのは特に印象に残る本なのだが、鏡花の場合は捨てる作品がひとつも無い。天才としか言いようが無い。

robertohouse│コメント(2) 

2014年02月08日

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お風呂でkindle、暖かいお湯に浸かりつつも震え上がる真性のホラー?!
しかしクライマックスのどんでん返しに驚嘆、見事な伏線に膝を叩くこと請け合い。鏡花はタダでは終わらせない。あんまり面白くていつも2度読み返す。まだハズレがひとつも無い。

 

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2014年02月03日

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今夜の泉鏡花。
「外科室」は代表作のひとつ。ホラー映画は嫌いじゃないけど、手術シーンは大の苦手>_< しかも鏡花です。血の気が引いた…一生忘れられません。でもテーマは究極に美しい純愛のお話。極限まで削ぎ落とされた表現ゆえに少し難解でいろんな解釈が出来そう。短編ながら上・下巻の大長編のようにグッタリ。会社のすぐそばにあってよくお弁当を食べた小石川植物園が出逢いの舞台になっていてとても懐かしく、明治から変わらないな、あそこならこんな出来事も起こりそうだなと思った。

 

robertohouse│コメント(0) 
キャプチャ

いやーもうたまりません。毎日、泉鏡花を1作ずつ読む幸せ。
「夜行巡査」は実質的に文壇デビュー作で、有名な作品らしい。今度の舞台は深夜の東京。人の情を描きながら、明治維新後の社会への批判も感じる。数行で鏡花ワールドに引き込まれ、自分の周りを音と映像が取り囲み、映画を見たような読後感。適度な長さの短編で、僕にも読める程度の文語が混じり(樋口一葉だとかなり苦労する^^;)、 高校で多少とも古文を習っていて良かった。口語訳版もあるそうだけど、魅力は半減するのではないか。

 

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2014年02月01日

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たまにはフィクションを読もうかと思い幾つかダウンロード。古典は単品ならほとんど無料、全集でも100〜200円なのが嬉しい。まさに携帯図書館。
昔、短編をちょっとだけ読んで印象に残っていた泉鏡花、天才だ、、、全集168編の初っ端から度肝を抜かれた。時は1894年、鏡花21歳、まだ駆け出しの作品らしい。文語体でわかりにくいはずなのにどうだろうこの息もつかせぬ展開とサラウンド音声と3D映像美のエンターテイメントは!!ちなみに舞台は高岡と金沢。(鏡花は金沢出身)当時の民俗、風俗描写も素晴らしい。当分、退屈することはないだろう。kindle万歳。

 

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2014年01月22日

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以前、対談本である 騎馬民族は来た!?来ない!? に興奮し、ようやく原典を。
たっぷり楽しませて頂きました。
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robertohouse│コメント(2) 

2014年01月08日

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Nikon1 AW1   1Nikkor VR6.7-13mm f/3.5-5.6

中に入ったのは初めて。
今まで意識してなかったけど、本当に鎌倉時代のものだったのですね。
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robertohouse│コメント(2) 

2014年01月02日

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今年の帰省は怪我のため自転車で湘南ライドも出来ないので、近場で古墳巡りでもするかとFBで呟いたらありがたい同行者さんも現れた。 訪れたのは狛江市。狛江駅周辺から徒歩圏になんと10基もあり、頑張ってコンプリートした。マンションに半分以上削り取られたり、四方を住宅に囲まれていたり、豪邸の敷地内で祀られていたり、まさに驚きの連続。都市ならではの古墳の佇まい、歴史に翻弄されてきた哀しさと強さを身体で感じつつ2万歩ほど歩く。詳細レポートは後日。「都市における古墳の残りかた」と題して論文を書こう(笑
 

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2013年12月27日

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鯨人    石川梵

海に生きる人々への興味から、日本の伝統捕鯨に惹かれていた。縄文時代に既に痕跡があり、万葉集に登場し、江戸初期には組織的な船団捕鯨が行われていた。網で引っ掛け銛で突き、泳ぎに長けた海人が背中に飛び乗り水中に潜り心臓を刺し、硬い皮膚に穴を開けて縄を括り付けた。鯨に引かれたまま時化に襲われ100人余りが命を落としたこともあった。日本人は鯨の脂も肉も内臓も捨てることなく使い切った。

それと全く同じ漁、同じ文化がインドネシアのある島で今も続いている。帆掛け船と銛1本で巨大な鯨に挑む海人たちの物語に、心の底から、震えるほど感動した。内容はあえて書かない。日本人の、いや人間という生き物のルーツを見た気がした。この本を世界中の一人でも多くの人に読んでもらいたいと思った。本当に素晴らしいドキュメンタリーだが、石川梵さんの写真がもっと見たい。写真集「海人」は既に絶版で古本も高価だがいずれ入手したい。




robertohouse│コメント(6) 
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古墳とヤマト政権    白石太一郎

まさに王道を行く。古墳と古代史を同時に学ぶなら、まずこの1冊から入ることをお薦めする。
世界にも例を見ないフォルムの前方後円墳がヤマト王権を象徴するモニュメントであることは間違いない。それ以前からあった円墳や方墳に対して、3-6世紀に集中して全国各地に造られた特異な前方後円墳。その位置、分布、年代、大きさを体型的に調べるだけで、ヤマト王権による日本列島支配の姿と拡がりが驚くほどクリアに見えてくる。純粋に考古学的なアプローチでここまで歴史が見えるということに感心した。考古学者の中では邪馬台国畿内説が圧倒的なのはうなづける。古事記、日本書紀では怪しい初期の大王たちの系譜もそれなりに見えてくる。文章は簡潔で無駄な脱線もなく一気に読める。読後は頭の中が鍵穴(前方後円墳)でいっぱいになること請け合い。
 


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2013年12月24日

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海に生きる人々
山に生きる人々
忘れられた日本人


宮本常一、やはり素晴らしい。この3冊で日本の見え方が変わる。
この地に生きてきたのは天皇と武士と農民だけではないし、聖徳太子や織田信長ばかりが歴史でもない。
朝鮮半島や中国江南から多くの人が渡来する前、日本の先住民は海人を中心とする狩猟採取民だった。その昔のままの姿を最も残してきたのが、今も海と山に生きる人びとだ。彼らの歴史を知ることは、日本を知ることだ。海への興味のきっかけとなった、大好きな輪島の海士町のルーツについても書かれている。どれも読みやすいので民俗史の入門としてもお薦め。

面白いエピソードをひとつ。江戸時代に長崎の五島列島の漁師は、一本釣りしたマグロを生け簀に活かしたまま船で引き、風さえ良ければわずか1週間で江戸へ届けていたという(死ぬと値下がりした)。日本人の食やサービスへのこだわりは凄まじい! 



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2013年12月23日

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図書館に本を返却したら司書さんに返された。馬鹿親だあ、、、
読みかけの本が一杯あるので、失敗プリントで自作していたのですが~_~; 

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2013年12月20日

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地形からみた歴史 古代景観を復原する (講談社学術文庫) [文庫] 日下 雅義 

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2013年12月17日

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最近、古代オタと化している自分に新聞連載中の記事のお土産!ありがとうございます。
古志の国文学館館長 中西氏による古代史の連載だけどかなり面白くて16回分を一気に読んだ。新聞とは思えないマニアックな内容で予備知識が無いと少し辛い?地方紙恐るべし。でもちゃんと読む人は少ない気が(笑

日本海沿岸が地中海のように豊かな文明を育んだ地であるというのが主題。縄文以前に大陸と陸続きで内海だった日本海、その後も大陸と独自の航路を持った北陸地方。ヤマト王権に敗れたと思われる出雲王権との深いつながり。日本海文明のクライマックスとも言える継体王朝の輩出。当時の近隣国から見れば日本海沿岸は「表日本」であった。いま古代史の主役に踊り出ることはなくとも、富山って案外面白いところなのかもしれない。


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2013年12月10日

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最近、にわか古墳オタクになりつつあるのだが、自分なりにこだわりがある。公園として整備されたり復元して埴輪が並んでたりしたらNG。ロマンも何もありゃしない。古墳は、人知れず忘れられて朽ちた感じが良いのである。近所の小さな古墳がそうだった。その点、日本史界の大物の墓と言われているコレは凄い。全長318mの大半と周濠が田畑になっている。長く円墳と言われていたそうだが空から見れば明らかに前方後円墳だ。これは萌える。奈良に行きたい。

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2013年12月05日

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 魏志倭人伝の考古学  佐原 真 著


日本古代史関連の本を読みあさって感じたこと。どれを読んでも消化不良というか、何も結論が得られない。当時の記録がほとんど無いために、どうしてもミステリー調になってしまうのである。古事記や日本書紀にしても、編纂された奈良時代に当時の政治・権力体制がその出自を正当化しようとした創作色が濃い。神話も実話を下書きにしているとは思うが、それを読み解くには推測に推測を重ねざるを得ない。

この本はそうではなく、とても面白かった。  


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2013年11月25日

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Nikon1 AW1   1Nikkor VR6.7-13mm f/3.5-5.6
 

ここは素晴らしかった。感動した。

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robertohouse│コメント(0) 
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Nikon1 AW1   1Nikkor VR6.7-13mm f/3.5-5.6


駅前に古墳が。  

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robertohouse│コメント(0) 
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Nikon1 AW1   1Nikkor VR6.7-13mm f/3.5-5.6

休日の夕方に少しひとりの時間が出来たので、家から数kmにある4カ所の古墳巡りをしてきました。

まずは水橋清水堂古墳。
 
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