2016年02月01日
魚食の民

自分はどうも海と魚とその周辺の民俗に興味があるらしい...
著者の長崎氏は農林水産省から捕鯨協会の理事などを歴任した水産官僚のトップ。
「魚食の民」は食材としての魚の歴史に加えて、網野善彦や宮本常一の民俗学から、勝川俊雄らが警鐘を鳴らす資源管理問題までを含む、ダイジェスト版のような本でもあった。
行政にも、こんな人がいたんだな...
いま、日本の漁業政策は諸外国に比べてひどく遅れている。
世界一の魚食人である日本人自身の無策によって、資源の枯渇を招いている。
豊かな海と魚と2000年もの歴史ある魚食文化を守るために、行政と産業の改革が急務だ。
市民に出来ることは多くないかもしれないが、まずは意識と知識を持つことが必要だろう。
資源は有限であり、捕りすぎれば枯渇するのは当然。養殖も実は効率が悪くて自然界への負荷は大きい。
繰り返すが世界最大のエンドユーザーは日本人なのである。
その日本がリーダーシップをとって資源管理をしなければならないのに、目先の利益を追求するだけで、水産業自体もジリ貧となっている。
漁獲不振の原因を中国漁船の密漁などに誘導しようとする報道があるが、その前に戦後の日本人がまともな規制もなく世界の魚を捕り尽くしてきたことを知るべきだ。
消費者としても、魚の食べ方を選ぶ必要がある。まずは極端に安い回転寿司チェーン店などは避けるべし。子供は大好きなんだけど...















































