2016年01月28日
E-P1の衝撃

2009年、驚くべきカメラが誕生した。そのシンプルなフォルムは往年のコンパクトカメラPENではなく、革新的な一眼レフPEN-Fによく似ていた。
PEN-Fはレンズ交換カメラとして使いやすい最小サイズであり、ペンタプリズムのないフォルムは新しいミラーレスカメラにぴったりだった。
E-P1のボタンやダイヤルを極力なくしたシンプルな軍艦部(トップカバー)も、PEN-Fそのものだった。
米谷イズムの集大成とも言えるPEN-Fのデザインは、21世紀にも受け入れられた。
宮崎あおいが持つ白いエナメル塗りのE-P1が、カメラ女子という言葉を作り出したと言っても過言ではない。
今まで本格カメラを使っていなかった人々に、これなら使えそう、持ち歩きたい、と思わせたのだった。
これはマーケティングの勝利でもあるが、新たなユーザーを開拓しようとする営業の情熱と、それに応えた技術者のセンスと執念、そして過去の遺産へのリスペクトがあった。
成功したプロダクトはたいてい初代が一番よく出来ている。PEN-Fを名乗るならE-P1のフォルムにEVFを内蔵すればそれで良かったのだ、と思うのは僕だけだろうか。













































