2013年12月27日
古墳とヤマト政権

古墳とヤマト政権 白石太一郎
まさに王道を行く。古墳と古代史を同時に学ぶなら、まずこの1冊から入ることをお薦めする。
世界にも例を見ないフォルムの前方後円墳がヤマト王権を象徴するモニュメントであることは間違いない。それ以前からあった円墳や方墳に対して、3-6世紀に集中して全国各地に造られた特異な前方後円墳。その位置、分布、年代、大きさを体型的に調べるだけで、ヤマト王権による日本列島支配の姿と拡がりが驚くほどクリアに見えてくる。純粋に考古学的なアプローチでここまで歴史が見えるということに感心した。考古学者の中では邪馬台国畿内説が圧倒的なのはうなづける。古事記、日本書紀では怪しい初期の大王たちの系譜もそれなりに見えてくる。文章は簡潔で無駄な脱線もなく一気に読める。読後は頭の中が鍵穴(前方後円墳)でいっぱいになること請け合い。












































