2013年12月24日
海に生きる人びと

海に生きる人々
山に生きる人々
忘れられた日本人
宮本常一、やはり素晴らしい。この3冊で日本の見え方が変わる。
この地に生きてきたのは天皇と武士と農民だけではないし、聖徳太子や織田信長ばかりが歴史でもない。
朝鮮半島や中国江南から多くの人が渡来する前、日本の先住民は海人を中心とする狩猟採取民だった。その昔のままの姿を最も残してきたのが、今も海と山に生きる人びとだ。彼らの歴史を知ることは、日本を知ることだ。海への興味のきっかけとなった、大好きな輪島の海士町のルーツについても書かれている。どれも読みやすいので民俗史の入門としてもお薦め。
面白いエピソードをひとつ。江戸時代に長崎の五島列島の漁師は、一本釣りしたマグロを生け簀に活かしたまま船で引き、風さえ良ければわずか1週間で江戸へ届けていたという(死ぬと値下がりした)。日本人の食やサービスへのこだわりは凄まじい!












































