ROBERTOHOUSE

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    2007年11月26日

    驚愕のアヴァンギャルド

    現場の近くにオーディオショップがあり、帰りに初めて寄ってみた。

    そこで聴いたのは...

    TRIO+BASSHORNの、バスホーンを1組(2基)としたもの。


    753a4e16.jpg


    (この写真はBASSHORN×6基のもの)



    これまでに聴いた多くの高級ハイエンドスピーカーは、クオリティはすごいが、聴くのに緊張感を強いられる気がしていた。

    AVANTGARD META PURIMO(これも600万円!)なら秋葉原で聴いたけれど、スカッとしたホーンに比べて低域ウーハーが重く感じられた。



    でも今日聴いたBASSHORNは次元が違った。


    オーディオというより、空間全体が鳴っている感じで、ライブそのものだった。
    全域が、実に軽々と、伸び伸びと、いっさいのリミッター無しで空間に解き放たれるという感じ。

    特に低音は風のように軽やかに体内を吹抜け、すうっと止まる。

    50年代のモノラル録音のマイルスも、60年代のエヴァンスも、最新の優秀録音盤も、同じように実物のように生々しく鳴る。
    音像は大きいようだが僕には実物大に感じる。 モノラル録音でも空間全体が豊かに鳴るのには感動した。

    陳列された他のスピーカーに前をふさがれてホーンが半分も見えないという最悪のセッティングなのに、そんなの関係ねえという感じで、部屋のどこで聞いても音が変わらない。

    超ハイスピードなのに刺激感が皆無で、大音量でも耳や頭が全然疲れず、BGMのように気楽に聴けるのだ。

    その直後に聴いたJBL K2(400万円!)がなんとも寂しい「オーディオ的な音」に感じてしまった...



    b5dcf3d6.jpg

    アヴァンギャルドはその構造上、音源が分散し、位相もタイムアライメントも正確ではないはずだし、ホーンの共振もあるだろう。
    多くのハイエンドスピーカーの目指す高忠実度再生とは違う方向なのだと思う。

    でも僕は、オーディオで初めて、目をつぶれば生音と間違えるだろうと思った。

    ウエスタンのヴィンテージ・ホーンシステムでも感じたが、人間にとってはトランジェントが第一で、位相や位置、到達時間が分散しても脳で補正できるのかもしれない。

    多くのハイエンドスピーカーは、古い録音ではアラが目立ってしまう。
    でもこのスピーカーでは、当時にタイムスリップして生演奏を聴いているかのような感動....


    とにかく、これは人類が考えたほとんど理想的なスピーカーシステムだと感じた。

    スピーカー自作が趣味の僕でも、1000万円(!)あったら欲しいかも、と思える初めての市販スピーカーだった。


    さてこれをどう自作に応用するか....憧れのフロントロードホーンにいよいよ挑戦するか....
    アヴァンギャルドの消費税のそのまた半分以下で....やはり庶民です。


    「オーディオ 2005~2007」カテゴリの最新記事

      │コメント(4) 
      オーディオ 2005~2007 

      コメント一覧

      5. Posted by Roberto   2020年09月03日 17:14
      サトウさん
      市販スピーカーはユニットの特性とネットワークを合わせて設計しており、マルチで上手く鳴らすのは簡単ではないと思います。
      単純なローパス、ハイパスだけでなくピーキングフィルタとか特殊な回路を入れてユニットを補償していることもあります。
      もちろん、回路設計と測定ができる方であればチャレンジは面白いとは思いますが。
      4. Posted by 昔からのオーディオマニア サトウ   2020年09月02日 11:47
      詳しいことは何もわかりませんがネットワークよりチャンネルディバイダーでマルチアンプで鳴らす方が市販のスピーカーも良いですか?先日、ショップでアバンギャルド DUOを聞いてこの記事を見てコメントしました。 サトウ
      2. Posted by Roberto   2007年11月26日 22:53
      タックさん
      特にホーンが好き、というわけでもないんですよ。うるさく感じるものも多いです。
      やはり一番好きなのはフルレンジです。
      でもTRIO+BASSHORNは素晴らしかった。
      あんなに刺激感のない自然なホーンは初めて聴きました。特にバスホーンの低音の軽さはすごい!
      でも今聴いてますが、僕にはD123+CP25で十分かな、という気もします。
      半端なホーンは癖が出やすいし、音場感は小型スピーカーのほうがいいですよね。
      パラゴンはレプリカをヒノオーディオで聴きましたが、ホーン臭かったな...
      ※年末年始にでも東京でオーディオ談義、しませんか?
      1. Posted by タック   2007年11月26日 22:01
      ホーンの音が好きならば、やはりホーンシステムに移行というのが手っ取り早いかもです。
      だけど、ドライバーの試聴って実質無理だし、好みの音に辿り着くまでは遠い道のりかもしれません。
      僕の場合、先ずD123+075で味をしめた(とはいえ、こいつも結局JBLのネットワークN2400にするまではうまくいかなかった)のをキッカケに38cmウーファー+ミッドホーン+ホーンツイーターに挑戦したもののミッドドライバー3個、ツイーター3個を取替え、ネットワークを散々弄って最後にチャンデバに行き着くまで試行錯誤しました。だけど、今ではジャズやロックはこいつが一番気持ち良いかもしれません。
      ただ、50年代から60年代初めの古いモノラル録音は、D123+075の方が巧く聞かせてくれます。
      Robertoさんなら合板を曲げて重ね貼りして大型ホーンでもこしらえそうですね。そして、ウーファーもフロントローデッド・ホーンにしそうだなあ。
      どうです、いっそ往年のパラゴンもどきでも作ってみたら?
      Avangardよりもパラゴンの方が僕は楽しい音がするように思います。

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