ROBERTOHOUSE

    趣味と仕事と日常の徒然
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    2007年03月29日

    超小型TQWT完成!

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    もうすぐオープンするHairStudio lienのBGM(有線放送)専用スピーカーです。 

    打ち合わせナシ。勝手に作りました(爆)

    設計者からのささやかな竣工祝い(^^).....
    来店されるお客様の五感を喜ばせたい、設計者のこだわり.....趣味の押し売りと言わないで(-_-;)


    現場の塗装屋さんに無理言って、内装同色で塗ってもらって完成!
    社長さんがパテ処理までして塗ってくれたそうです。感謝であります...



    2a1bd17f.jpg
    consept

    設置場所の関係で125×250×250、内容積約4リットルと決め、これでどこまでの音を出せるかに挑戦しています。

    音作りの狙いはズバリ、”ヒーリングスピーカー”

    お客様の気分をリラックスさせる上質なスピーカーとして、伸びやかでキレがよく明るい音を目指しました。 

    またBGM用であるからこそ、せめてベース音がしっかり聴こえる低音感が必要だと考えます。 ワイドレンジの必要はありませんが、80?300Hzくらいの中低域の十分な音圧が欲しいのです。

    広くて残響の多い店で使うスピーカーは、12cm程度のシングルコーンを超小型箱に入れ、吸音材でダンプし、時にはリミッター回路も入れて明瞭度と平均音量を上げるのが普通です。
    ダイナミクスが圧縮され低域がないキンキンした音は「情報」ではあっても「音楽」にはなりません。
    いま流行の曲をチェックすることは出来ても、心身にとってリラクゼーションとは反対の方向ではないでしょうか。

    そこで折曲げ共鳴管という最も開放的な構造を採用し、最小サイズにまとめてみました。
    ドライバーは8cmフルレンジユニットのベストセラーであるSA/F80AMGです。 能率が低いのが欠点ですが、とても素直で情報量も多く低音も出しやすいユニットです。
    エンクロージャーは、響きを生かすため合板ではなく12mm厚の赤松集成材を使用して製作しました。


    共鳴管とは、気中共振(笛の原理)を利用して低域を出す方式で、実際には音響迷路やホーンとしての動作もミックスされているようです。 中低域に癖は出やすいのですが、振動板の動きにほとんど外力をかけないので能率も上がり音が伸びやかになります。 また吸音材の入れ方でこんなに音が変わる方式もないでしょう。

    開口部をふさぐと、途端に開放感、スケール感、音量、伸び、艶が失われるのがわかります。 おとなしくクリアな、このユニット本来の音でもありますが... 全開では多少の癖も感じますが、これは吸音材で簡単につぶせます。
    BGM用と考え、ヒアリング調整しながら吸音は最小限にしました。
    低域にピーク(80、250)、ディップ(125、500)はありますが、これも小音量BGMではラウドネス効果となります。バスレフではこれだけの低域音圧は稼げません。

    SAF80AMGは癖の少ないクリアな音ですが、これに躍動感が加わった感じです。

    7d224c46.jpg
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    7e2e7a75.jpg


    質の良いシングルコーンを開放的に鳴らしているので、アンプによる音の違いが非常によくわかります。
    300Bシングルアンプでの小音量再生では、しっとりと絹のような質感が出ます。しかし能率が85dBと低いので大音量は出ません。
    100wのハイブリッドアンプで大音量で鳴らすとかなりのパワー感もあり、ボーカルやベースが伸びやかです。 共鳴管の放射による音場効果もあるので、サイズを超えたスケール感があります。 もちろん、まったく背圧制御していない8cmユニットの限界はあって、低域でコーン振れが大きくなるので耐入力は密閉型に負けますが...

    設計、製作、ヒアリングテストのプロセスでは、「かぶりついて聴く」HIFIオーディオとはまた違った楽しさがありました。
    個人用でなく、多くの人に聴いてもらえるのが嬉しいですしね!

    あとはオーナーに、良いアンプを買ってもらうこと(^^)
    サイズは小さくても、有線チューナー内蔵アンプでは役不足な程のクオリティを持っていますから...

    dc6585aa.jpg
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    自分用に1台欲しくなってきた...仕事中のBGMに最適だし、メインシステムのチェック用にいいかも!





    「オーディオ 2005~2007」カテゴリの最新記事

      │コメント(11) 
      オーディオ 2005~2007 

      コメント一覧

      11. Posted by Roberto   2011年05月12日 18:07
      murayamamikioさん
      ご指摘ありがとうございます。
      英語は苦手で落第ギリギリでした。しかし建築でも使う単語だというのに(汗

      オーディオですか、またそのうちやり始めるとは思いますが...
      滞りの原因としては、今のスピーカー(フィリップス12インチ)がまずまず気に入ってしまっているので、なかなか次作に行けないのです。
      エンクロージャが大きいのでいくつも置けませんし...部屋を造らないといけません。

      オープンリールはたまに動かしてます。録音はずっとしてませんが...
      とにかくアトリエでゆっくりする暇がなく...
      10. Posted by murayamamikio   2011年05月12日 14:03
      5 consept ??
      concept、、では、、

      robertさま
      今日休みなので昨日の夜から貴殿HPを時系列に順にみさせていただいております。
      最近オーディオの記事がなくなりさびしい限りです。オープンリールテープデッキはどうなってるんでしょうか、リンくんは大きくなりましたね、記事を見て遅まきながら気が付きましたので、お礼をこめて、、
      9. Posted by ゴウド   2007年04月09日 19:04
      ご回答ありがとうございます。
      オベリスクjr3発/片チャンネルモデルはよさそうです。デザインも魅力的ですので
      こちらにしたいですね。質問事項をメールさせていただきました。宜しくお願いいたします。
      8. Posted by Roberto   2007年04月09日 09:28
      ゴウドさん
      リンク先のHPにありますメールフォームからメール下さい。返信させて頂きます。
      図面などはありませんが...
      ちなみに自作されるのなら6発TQWTはお薦めしません。当アトリエのあまりにライブな環境からの必然でしたが...
      一般的には2?3発がよいでしょう。
      当ブログにありますオベリスクjrはバランスが良かったです。
      7. Posted by ゴウド   2007年04月09日 08:13
      ゴウドです、こんにちは。ROBERTO様お願いがあります。どうしてもオリベスクを自分でつくりたくなりました。ただ、どのように作成していいかわかりません。
      お忙しいとは思いますが、1度メールいただけませんでしょうか?
      宜しくお願いいたします。
      6. Posted by ゴウド   2007年04月06日 15:53
      ありがとうございます。
      すでに本日印刷しちゃいました(爆)
      いやいやちょっとした本ですね、凄いです。移動時間のバスのなかで少し読みましたが面白く参考になります。
      リンクはらせていただきます、ありがとうございます。
      5. Posted by Roberto   2007年04月06日 11:58
      ゴウドさん
      印刷して見るほどのものではありませんが...(-_-;)
      僕は電気の専門知識が乏しく、どちらかといえば木工やデザインから入るタイプですので、あんまり参考にならないかと...
      音楽が楽しく聴ければ良いですよね!
      もちろん、リンクフリーですよ?
      4. Posted by ゴウド   2007年04月05日 18:14
      ゴウドです、ご返事ありがとうございます。
      Roberto 様のオーディオの記事を印刷して見始めようとしています。
      あまりにも物量が多いので、全部はむずかしいのですが、ぼちぼち見させて抱きたいと思います。私のブログにもありますが、TQWT方式と逆ホーンに傾倒しており、TQWTは何とか1つ仮完成しました。音楽的なバランスは凄いですね?。もう少し自分のノウハウを入れていきたいとおもっています。動作はイマイチでしたか...やはり一発がいいのかもしれませんね。実はTQWTのバーチカルツインの発想がむくむくとわいてきて、計画を進めつつあります。
      ツィーターはメカニカルネットワークにして実際にはネットワークを入れないでドライブしたいと思っています。
      家のほうも驚嘆しています。凄いですね。
      リンクを貼らせていただきたいとおもうのですが、いかがでしょうか?
      ご検討の程宜しくお願いいたします。
      3. Posted by Roberto   2007年04月05日 17:14
      ゴウドさん こんにちは
      オベリスクは、最初はTQWTとして製作しました。どちらかといえばカタチから入ったスピーカーですが、共鳴周波数は50Hz程度になり、直管テーパー型です。
      その後はバスレフとかドロンコーン化も実験しました。
      しかしFE83Eではどうやっても低音が不足し、ウーハー(16cmフルレンジ)を内蔵したタンデムとして完成。
      これが結構いけました。
      縦に6発並べているのは、耐入力確保と、アトリエの残響が大きすぎるために垂直指向性を制御したものです。
      しかし6発も並べたためにTQWTとしての動作はイマイチでした。
      今回のミニTQWTは理想的に動作していると思います。
      2. Posted by ゴウド   2007年04月05日 17:04
      ゴウドです、はじめまして。
      ちょっと前にも投稿させていただきましたが、“オリベスク”は非常にカッコよく魅力的ですね。小型のものもいいですね。どのような基準で作成されているのでしょうか?特にオリベスクは気になりますね。
      良かったら教えてください。
      1. Posted by novel-design   2007年03月29日 14:12
      あまりにかっこいいので
      市販品かと思いました...。{笑顔}

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