2005年03月25日
スピーカーその2
新作「オベリスク」の秘密に迫る!
このスピーカー、実物を見られた方にも好評です。
変なカタチしてますが、その秘密を大公開!
僕はオーディオマニアというわけではないのですが、
スピーカーにはちょっとしたこだわりがあるのです。
まずはこの高さ。
1.8mもあります。なぜでしょう?
長さで決まるパイプ共振を利用して低音を出しています。
1.8mの場合、50Hz前後で最大の共振が得られます。
8cm口径のフルレンジユニットで狙えるぎりぎりまでチューニングを下げることで
大型スピーカー並みの低音が出るわけです。
じゃあなぜ、こんな先すぼまりのカタチなのか?
ラッパもそうなっていますね?これは低音を効率よく再生するためのカタチなのです。
また、管の中に平行な面があると「定在波」という現象が起こって音に悪影響があります。
この「オベリスク」には平行面が存在しないのです。
それでも共鳴管特有の癖は多少残っていますが...

なぜフルレンジユニットを縦に4本並べているのか?
昔から、小口径フルレンジの素直な音が好きです。
市販の2way、3wayスピーカーのようにネットワークという回路を通す必要がなく、
切れの良い音が出ますし、微細な音までスポイルされません。
いいユニットを使えば妙なピークもないので聴き疲れしません。
しかし小口径1本では、耐入力に不安があるし、低音には限界もあります。
そこで複数並べるわけですね。
このアトリエは容積が400立方メートル(一般的なリビングの4?8倍)もあり、
床はコンクリート、天井は鉄板のため、かなりライブ(残響の多い)空間になっています。
個人的にはライブな部屋で音に包まれる感じが好きですが、
あまりにライブなために指向性の良いフルレンジでは間接音の割合が多くなりすぎ、
全体にボヤッとした音になってしまいます。
これを解決するためには、ホールのPAシステムが参考になります。
「ラインアレイ」といってスピーカーを縦に並べることで上下方向への音を減衰させ、
観客席に明瞭な音を届けるシステムです。
残響の多い教会堂の拡声にも使われています。
(バチカンのサンピエトロ寺院にもあったな)
この理論を利用して縦に並べてみたのですが、効果抜群でした。
アトリエでは7mも離れて聴くことがありますが、音の明瞭さは保たれます。
まあ、それでも一般的な部屋からみればかなーりライブなのですが。

低音はどこから出ているのか?
共鳴管の裏側に、可変式の扉があります。
音楽によって扉を開閉し、低音を調整するのです。
またここから吸音材を入れたり出したり、チューニングをいろいろやっているところです。

とまあ、理論上もかなり考えて作ってはあるのですが、
本当のところは、この空間にどんなスピーカーが似合うかという、
プロポーションのイメージスケッチから始まっています。
それをいかに機能的にデザインするかがミソであり、建築と通ずるものがありますね。
では音はどうか?
正直いってちょっと癖のある奴です。たぶんモニター的に聴くには向いていません。
オーディオマニアからすれば「余分な音が出ている」ともいうのでしょうが、
末端が解放されていることによる伸びやかで屈託のない開放的な音は、
市販スピーカーとは明らかに違います。
歌手の息づかい、録音現場のバックの雑音とかクルマの音とか、
CDにこんな音が入っていたの?という発見があります。
サイズを超えた雄大なスケールで、音に包み込まれる感覚は快感です。
夜な夜な聴くJAZZや、ボーカルやアコースティック楽器の生々しさ...
真空管アンプの艶っぽさとも、いまのところ相性はいいみたいです。

このスピーカー、実物を見られた方にも好評です。
変なカタチしてますが、その秘密を大公開!
僕はオーディオマニアというわけではないのですが、
スピーカーにはちょっとしたこだわりがあるのです。
まずはこの高さ。
1.8mもあります。なぜでしょう?
長さで決まるパイプ共振を利用して低音を出しています。
1.8mの場合、50Hz前後で最大の共振が得られます。
8cm口径のフルレンジユニットで狙えるぎりぎりまでチューニングを下げることで
大型スピーカー並みの低音が出るわけです。
じゃあなぜ、こんな先すぼまりのカタチなのか?
ラッパもそうなっていますね?これは低音を効率よく再生するためのカタチなのです。
また、管の中に平行な面があると「定在波」という現象が起こって音に悪影響があります。
この「オベリスク」には平行面が存在しないのです。
それでも共鳴管特有の癖は多少残っていますが...

なぜフルレンジユニットを縦に4本並べているのか?
昔から、小口径フルレンジの素直な音が好きです。
市販の2way、3wayスピーカーのようにネットワークという回路を通す必要がなく、
切れの良い音が出ますし、微細な音までスポイルされません。
いいユニットを使えば妙なピークもないので聴き疲れしません。
しかし小口径1本では、耐入力に不安があるし、低音には限界もあります。
そこで複数並べるわけですね。
このアトリエは容積が400立方メートル(一般的なリビングの4?8倍)もあり、
床はコンクリート、天井は鉄板のため、かなりライブ(残響の多い)空間になっています。
個人的にはライブな部屋で音に包まれる感じが好きですが、
あまりにライブなために指向性の良いフルレンジでは間接音の割合が多くなりすぎ、
全体にボヤッとした音になってしまいます。
これを解決するためには、ホールのPAシステムが参考になります。
「ラインアレイ」といってスピーカーを縦に並べることで上下方向への音を減衰させ、
観客席に明瞭な音を届けるシステムです。
残響の多い教会堂の拡声にも使われています。
(バチカンのサンピエトロ寺院にもあったな)
この理論を利用して縦に並べてみたのですが、効果抜群でした。
アトリエでは7mも離れて聴くことがありますが、音の明瞭さは保たれます。
まあ、それでも一般的な部屋からみればかなーりライブなのですが。

低音はどこから出ているのか?
共鳴管の裏側に、可変式の扉があります。
音楽によって扉を開閉し、低音を調整するのです。
またここから吸音材を入れたり出したり、チューニングをいろいろやっているところです。

とまあ、理論上もかなり考えて作ってはあるのですが、
本当のところは、この空間にどんなスピーカーが似合うかという、
プロポーションのイメージスケッチから始まっています。
それをいかに機能的にデザインするかがミソであり、建築と通ずるものがありますね。
では音はどうか?
正直いってちょっと癖のある奴です。たぶんモニター的に聴くには向いていません。
オーディオマニアからすれば「余分な音が出ている」ともいうのでしょうが、
末端が解放されていることによる伸びやかで屈託のない開放的な音は、
市販スピーカーとは明らかに違います。
歌手の息づかい、録音現場のバックの雑音とかクルマの音とか、
CDにこんな音が入っていたの?という発見があります。
サイズを超えた雄大なスケールで、音に包み込まれる感覚は快感です。
夜な夜な聴くJAZZや、ボーカルやアコースティック楽器の生々しさ...
真空管アンプの艶っぽさとも、いまのところ相性はいいみたいです。













































