2026年04月16日
紙vsアルミ

当ブログのパッシブラジエーターに関する閲覧が多いようで、今回は、いま考えているアップデートについて。
現状のパッシブラジエーターDS315-PRは非常にうまく動作しており、EQで6dBほどブーストすることで、40Hzまでフラットに近い低域が実現できている。
質感、量感、中域の濁りの少なさなど、バスレフに対してあらゆる面で勝っており、小口径ユニットでは得られない厚みとダイレクト感もある。
さらにダブルラジエーターにするのも面白いか?と海外の事例を調べたりAIでシミュレートしていたところ、Daytonには別のパッシブラジエーターDSA315-PR が存在することを知った。
DS315-PRがラミネートされたペーパーコーンなのに対して、DSA315-PRはアルミコーンなのだ。
特性もかなり違う。Mmsが70%ほどに軽量化されながら、Qmsが高く、Fsは16.8→17.5Hzと大差はない。(DS315のVas単位ft3はLの間違いだと思う)
より軽量で高剛性な振動板を、より柔らかいサスペンションで支えているユニットといえるだろう。
密閉箱としてウーハー2206Hのインピーダンスを実測した結果、f0c≒70Hzであった。
DS315-PRのウェイト追加実験では、結局追加なしの素の状態がベストで、むしろ減量したいくらいだった。
45リットルの箱に設置した計算値は fp=34.7Hzであり、f0cに対して1オクターブ低い。癖は出にくいがブーストを前提としたダンプトバスレフに近い。
これ以上ウェイトを足してfpを下げても、低域レベルが低下して、密閉箱に近づくばかりだ。
DSA315-PRで計算すると fp=40Hzに上がり、f0cに対して0.8オクターブ、これはいい塩梅に思える。下げたければウェイトを足せばいい。
さらにダブル化したら夢があるが、やりすぎかもしれない。THIEL CS7も30cmウーハー+30cmパッシブラジエーター1個だ。
以下はAIと壁打ちした計算値と音質予想。

紙とアルミでは、音質の違いも想像できる。
ペーパーコーンには内部損失が大きいメリットがあるが、低域しか出ないパッシブラジエーターでは高剛性なアルミコーンが優位ではないか。
問題は価格...DS315-PRは当時8千円台で買えたのだが、全体的に価格も上がっており、DSA315-PRは2万円を超えているので悩みどころだ。












































