
オリンパスEシステムからフルサイズに移行し、ニコンを経て、ライカでの7年間。
フルマニュアルでの建築撮影は楽しいし、確実で、画質は最高、満足度も高いけれど、大判カメラのようにカッチリと撮ろうとして、型に嵌ってしまっているなと思っていた。
富士フィルムのXシステムは、強力な手振れ補正、軽快で便利なズームレンズ、オートでも正確なピントや露出やホワイトバランス、最高ではないが必要十分な画質を持つ。
三脚を持っては来たが、最後まで伸ばすことがなかった。余計なことを考えず、感覚的に、スナップ写真のように。建築は動き、移ろいゆくもの、物体である以上に印象であることを思い出していた。