GF30
2022年08月25日
2022年02月19日
2022年02月02日
2022年01月14日
LEICA M11 出ましたね。
主な進化としては、RAWの解像度を60MP、36MP、18MPから選択できること。フィルムM型よりも軽く(530g!!)なったこと。USB-C充電/給電/転送に対応したこと。
M10-Pの使用経験からすると2000年代までのレンズは36MPでもギリギリで、60MPを活かせるのは最新の超高価なアポ系になりそう。それもレンジファインダーの精度でどこまで有効か?
70年代以前のオールドレンズには18MPで十分なので、歴史の長いライカらしい、ユーザーフレンドリーな仕様とも言えそうだ。
劇的な軽量化とUSB-C対応でM10までの問題点を解決し、他にもカラーフィルターの改良など、M型ライカらしさを突き詰めながら現代的にアップデートしてきた正常進化といえるだろう。
うーん、GFXへの交換は早まったか?(笑)
正直、ライカへの未練は少しあるけれど、同時に所有することはできないし、GFXは別次元のシステムだ。
100MPセンサーと隅々までシャープなレンズ。防塵防滴で雨や雪にも気を使わず、AFと強力な手ブレ補正によって片手でも撮れる中判カメラ。シャッター音はM10-Pより静粛なほどで、撮り心地も良い。
もうひとつGFXを使って思うのは、レンジファインダーのライカよりもチンピング(撮影直後に液晶で確認)をしなくなったこと。
撮影の瞬間に露出や構図がわかっているのと、手ブレもなく、ズレや傾きは圧倒的なトリミング/シフトマージンでカバーできるからだ。
C-AFのトラッキングで「自動追尾する距離計」のイメージでライカのように撮影できて、かつミスも少ない。より正確に合わせるときは拡大MFに切り替えられる。
巨大なRAWファイルは後処理が楽しく自由度が高い。Lrで使えるフィルムシミュレーションも素晴らしい。LrのM10-Pプロファイルは色がおかしくてAdobe標準を使っていたので、これがライカの絵なのか?という疑問もあった。
総合的に、自分のイメージ通りの写真を撮る道具としてはGFXが圧倒的に優れている。X-E4やX-T3で十分な場面でも、結局GFX100Sを使ってしまう。
欠点はやはりシステムとしてのサイズと重量で、そこはライカが最強だ。ただ撮影時は気にならないし、今の生活スタイルではあまり問題になっていない。
今年予定のGF20-35mmが発売されたら、M11による心のざわつきは消えるんじゃないかな(笑)
robertohouse│コメント(0)