雑記
2024年10月19日
輪島市内では多数の家屋が倒壊したまま残されている。復興の遅れが指摘されているが、一筋縄ではいかない。
能登の大動脈である「のと里山海道」を走ると、平らな部分がほとんどないほど凹凸だった。陥没、崩落して迂回路が造成された箇所は無数にある。
これを全線開通させる苦労はどれほどだったのか。山の中の一本道が壊滅し、重機がそこまで行くことさえ困難だったはずだ。
いまだに通行止めになっている道路が多いのも、幹線道路の復旧にリソースを集中した結果であると思われる。
道の駅や公営駐車場、学校の校庭などに仮設住宅が並び、野球場に廃材が溜められていた。能登に平坦な土地がきわめて少ないことがわかる。
輪島市の海岸近くの駐車場にはクロネコヤマトの仮設営業所がつくられ、多数の運送トラックが出入りしていた。
全国的にはもちろん、石川県内でも能登は僻地とみなされている。人口や経済の点で、都市部に比べて復興へのインセンティブが働きにくいことは間違いない。
それに地理的要因が重なり、おそらくは相当な長期戦になるだろう。問題は、住民の方々がいつまで耐えられるか、そのために経済効率を度外視した支援が行われるかどうか。
商業活動が戻っていない輪島市内を見て、もしも自分なら住み続けることができるか、自信がもてなかった。
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2024年09月22日
2024年07月24日
2024年05月21日
柴犬の飼い主さんを募集します! 2人のオッサンによる写真撮影の裏側もみせます・富山市保健所
柴犬の飼い主さんを募集します…その後
すべての柴犬の譲渡先が決まりました~富山市保健所からのメッセージ~
狂犬病予防接種会場の「柴み」あふれるドタバタ映像で話題のとやまソフトセンターさんが、大きな大きな仕事をされました。
ただでさえ飼育難易度の高い柴犬、しかもいずれも訳ありのように見える子たちの譲渡がこんな短期間で決まるなんて(T_T)
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2024年03月13日
大炎上したスクールフォト業界で勤めてたんだが、もう学校写真のカメラマンは限界かもしれない
おそろしく精緻な内容と読みやすい文章。写真業界に一石を投じる超一級のジャーナリズム。この人、何者?(^^;
あの炎上は自分も観察していたが、これを読むと(当人に浅はかなところはあったにせよ)業界の構造的な問題なのだろうと思った。
そして、似たような構造で疲弊している業界は少なくないのではないか。そう、建築業界も...
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2024年03月09日
2024年01月10日
2024年01月04日
元旦は関東にいてニュースに震えていた。戻ってみると富山県内の被害は限定的のようだが、何十回も訪れた、大好きな能登が心配でならない。現時点ではとにかく情報が少ない。
能登半島は険しい地形に陸の孤島のような小さな街や集落が点在している。インフラが止まり発信も報道もできず、貧弱な道路が土砂崩れや陥没で寸断され、港湾は津波と隆起の被害を受け、消防や自衛隊も近付けていないのではないか。
独特の地形と大都市圏からの距離が、能登を宝物のような魅力的な場所にしていた。しかし災害時には救援が困難なだけでなく、復興へのインセンティブも不足する。都会の電源でもリゾートでもない「僻地」は関心を持たれず、大切にされない。
国や自治体が、民間の力を集める施策を含む可能な限りのリソースを能登に充てることを望む。そして今この瞬間に1人でも多くの人が救われることを祈るしかない。
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2023年12月18日
ニセコの外国化が話題になっているのでgooglemapで旅をしてみたのだが、想像をはるかに超えていた。
大小のホテル、コンドミニアム、レジデンスが何百棟と建ち並び、さらに続々と工事が始まっている。ここ数年で地価が数十倍になったのも頷ける。
各施設の予約サイトは英語で、クチコミの大半が外国人。開発は海外資本で、建築家も大半は外国人と思われる。
北米や欧州の都市部や高級リゾートにみられるデザインで、日本の建築雑誌でもさほど話題になっていない。
施設の従業員や建設作業の仕事は増えるかもしれないが(それすら外国人が大量に入ってきている)、ビジネスの多くが日本人を飛び越えて展開されているように見える。
これはインバウンド需要といって喜んでいい状況なのだろうか?
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2023年06月28日
googlemapで世界中の街並みを探索するのが大好きなのだが、久しぶりにウクライナを訪れたら画像の更新が進んでおり、特にマリウポリを見て衝撃を受けた。
軍の要塞になっていたアゾフスタリ製鉄所はもちろん、工場や鉄道施設、美術館やシアターのような文化施設、スポーツジム、ショッピングモール、学校や病院といった大型の建物のほとんどが酷く破壊されている。ただし中央にある教会は不自然なほど無傷に見える。
mapを見て感じたのは、商工業が栄え文化的インフラが整う、海と田園に囲まれた美しいコンパクトシティであったろういうことだ。働き口もあり、暮らしやすい、ちょうどいい規模の街だと想像できる。人口は富山市と同じくらいで、より都市計画的に集約されている。商業施設を見るとソビエト時代からの脱却も進んでいたと思われる。そこに暮らしていた人々はどうなったのか。なぜこんなことができるのか。21世紀の現代に人間がやったことなのか。こんなことが許されてよいはずがない。
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2023年04月10日
ハイエースを借りて長男の引越しをしてきました。
5年前の長女の時はガソリンだったけど今回はディーゼルターボ。ほぼ高速道路とはいえ13km/Lとは!(デリカスペースギアはどう頑張っても10km以下)
走りも良く、低速のトルクがあり坂道の加速力も十分。ぴかぴかの新車で脚回りもしっかりして快適!ファミリーユースでも人気があるのがわかる。
このブログを始めた頃にまだ生まれたばかりだった長男。小さい頃はよく虫捕りにいったのに今では部屋に虫が出れば逃げ回る始末。かわりに音楽やコンピューターの得意なカッコいい男子に育ちました。
もう友達がたくさんできて勉強もサークルも楽しく、自炊もしてる模様。まだ子供っぽいし寂しさもあるだろうけど、新天地でのワクワクが圧倒的に勝つはず!自分を大切にして頑張ってほしい!
こちらは夫婦2人きり(+1人娘の柴犬)になってしまったけど、自由も生まれてシンプルになる新生活を楽しもう(^^)
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2023年02月26日
2023年01月01日
2022年10月04日
2022年03月23日
2022年02月26日
KIEVは独ツァイスイコンContaxのコピーであり、ソ連が工作機械ごと接収して、キエフにあるアルセナール社で作られた。
このカメラはもう手元になく、レンズだけが残っている。概してボディの動作は不安定だが、レンズの写りは一級品でまさにゾナーのコピーだ。
中学生の頃に聴いて感動した「展覧会の絵」クライマックス曲であるキエフの大門。
ACミランで活躍した「ウクライナの矢」アンドリュー・シェフチェンコ。
さっと思い浮かぶのはそんなところだが、改めて歴史を調べると現状の重さがわかってくる。
古くは遊牧民の通り道として様々な民族に支配され、中世にキエフ公国として東欧最大の勢力を得るが、その後はロシアその他によって何度も分割、併合されてきた。
近代に入ってからはソ連との戦争と弾圧、独ソ戦では主戦場となってそれぞれ1千万人以上が命を落としたとも言われる。
民族、地政的にも欧州とロシアが重なり、貴重な海路である黒海に面し、肥沃な穀倉地帯でもあり、独立国家として安定し平和な時代は少なかった。
日本だって古墳時代から1500年以上も激しい内戦を続け、ようやく国家統一されたところで外国と戦争を繰り返した末に壊滅した。
しかしこうして70年間も平和に暮らせているのは、島国という地理と、占領軍がアメリカであったという運だけかもしれない。
国土を何度も蹂躙されてきた人々のことを想像することは難しい。ただ、人生で経験したことのない種類の恐怖は確実に感じている。
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