サッカー
2021年06月19日

南米選手権の状況を見ても無事に開催できるとは思わないのだが、ずっと見てきたなでしこジャパンは楽しみにしている。アンダー時代から推しの杉田妃和選手、塩越柚歩選手も選ばれた。近年は欧米強豪との差を感じるが、世代別代表で王者になってきた選手たちの集大成として、高い技術と連携で世界をアッと言わせてほしい。なおU24大会となる男子も上位を狙える陣容と仕上がりだ。男女ともメダルに期待したい。
robertohouse│コメント(0)
2020年12月02日

富山県立山町出身の宝田沙織選手が米国リーグのワシントン・スピリットと2年契約!
U20W杯優勝に貢献し、FWからGKまで(!)できる、身体能力と技術を備えたスケールの大きいプレーヤー。
ワシントンには横山久美選手もいるので楽しみ!有能な選手はどんどん海外挑戦してほしいな~ 代表も強くなると思う!
robertohouse│コメント(0)
2020年11月26日


マラドーナは天才であり王であり神であった。
サッカー選手はマラドーナとそれ以外に分かれる。メッシの記録が如何に凄くても、マラドーナを超えることはできない。
強靭なフィジカル、一瞬のスピード、広い視野と正確無比のテクニック、鋭い勝負勘、抜きん出たカリスマ性。
W杯1986年大会と90年大会を見比べると、各国の守備戦術が別物になっているのがわかる。
86年は古さを感じるが、90年は現代とそう変わらない、コンパクトでスピーディーな、攻守が一体化したモダンなスタイルになっている。
サッカーを変えたきっかけはマラドーナだ。86年大会で圧倒的なプレーを見せてアルゼンチンが優勝し、セリエAで降格争いをしていたSSCナポリを2度も優勝に導いた。
ACミランのサッキ監督がマラドーナを抑えるために高度なプレッシングスタイルを完成させ、欧州の強豪クラブが追随し、W杯も変わり、現代サッカーの礎ができた。
マラドーナが持てば何かが起こる、マラドーナなら何とかしてくれる。マラドーナだけが見えている世界がある。
敵も味方も観客も、全員がマラドーナに集中していた。1人でサッカーそのものを変えてしまう、これほど傑出した個は後にも先にも存在しない。
サッカーの面白さを世界中に布教し、破天荒な言動や生き方も含めて愛された。これからも幾億人の心の中で永遠に生き続けるだろう。 ありがとう、ディエゴ・マラドーナ。
robertohouse│コメント(2)
2020年10月27日
2020年09月18日

語り継がれる中田英寿の伝説。あの日セリエAでイタリア人の度肝を抜いた WEB SPORTIVA
セリエAデビュー戦は友達とTV観戦だったが、この年の冬にイタリアひとり旅をして、本拠地ペルージアと南部バーリでジョカトーレ・ジャッポネーゼ・ナカータのプレイを観た。美しく静かな街の質素なスタジアム、レナト・クーリでは見事なボレーシュートを決めて、周囲の観客が僕に向かって拍手してくれた。 敵地バーリではレンゾ・ピアノ設計の花びらのように美しいサン・ニコラで、徹底マークされ抑え込まれた。試合後には銃を持った警官隊に守られる僕に向かって、悪ガキサポーターたちが次々と”NAKATA!fatto niente!"(何も出来なかった!)とバイクにノーヘル2人乗りで叫びながら去っていった。ホームでもアウェイでも、ナカータとアジア人の僕を、はっきりと結びつけていた。
前年にもイタリアを旅したのだが、どこへ行っても”cinese”と言われた。子供に「ニーハオ!」と呼ばれ親が嗜めるということもあった。アジア人への差別感情は明らかだった。極東の平たい顔族といえば中国人で、小さな街にも中国料理店があった。日本人観光客はいてもイタリア社会に根ざしてはいない。最も有名な日本人は吉本ばななで、数年前にジェノアでプレーした”miura”も知られていない。しかしナカータを見たイタリア人は、生身の日本人、イタリアで生きる日本人を始めて意識した。デビューから僅か3ヶ月のナカータは認められ、尊敬されていた。どこへ行ってもナカータの話ができた。
印象的だったのは、自分はそれまで中田英寿を上手い選手、ファンタジスタ系だと思っていたが、イタリア人はみな口を揃えて”forte”と言った。forteは「強い」であり文字通り屈強とか激しいというニュアンスが強い。上の記事でもユベントスのリッピ監督が「強い選手だとは聞いていたが、まさかこれほど強いとは...」と語ったとあるが、おそらく"che forte..."と言ったのだろう。世界一守備の厳しいカルチョの国でナカータは「強い」選手と認知されていた。日本代表の中でなぜ中田が圧倒的に目立つのか。それは上手いからではない、並外れて「強い」からなのだということを、自分は全然わかっていなかったのだ。
robertohouse│コメント(0)
2020年08月24日

東欧サッカークロニクル
クロアチア・ザグレブに始まり、マケドニア、ルーマニア、リトアニア、グルジア、ウクライナ、アイスランド、キプロスといったサッカー小国のレポートが綴られる。
サッカーそのものよりも、サッカーという共通言語を通して欧州大陸の広さ、深さ、複雑さを感じさせ、全ての国を訪れてみたくなる内容だ。
欧州CL(チャンピオンズリーグ)は予選から楽しくなるし、さらにマイナーなクラブが参加するEL(ヨーロッパリーグ)にも興味が湧く。
(今季はコロナの影響で短期トーナメントでの開催となり、どちらも面白かった!)
中でもモルドヴァ国内に存在する(全く知らなかった!)沿ドニエストルという未承認国家へのアウェイ珍道中編が最高に面白い。
ユーゴ内戦に影響したとも言われるボバンの飛び蹴り事件についても、ボバン本人へのインタビューを行った上で深く考察されている。
各国ごとの短編集になっているが、googlemap等でそれぞれのクラブや街を調べながら読んでいたので、時間がかかってしまった。
サッカーファンはもちろん、欧州の旅行や文化、歴史に興味のある人にもぜひお勧めしたい。
robertohouse│コメント(0)
2020年07月23日

ようやく再開しつつあるサッカー観戦。DAZNをはじめとして今やサッカーはネットで観る時代である。MacBookPro16インチはiPadの3倍近い面積があり、50cmほどの距離で見るので大型テレビと遜色ない視認性がある。内蔵スピーカーの音質も明瞭で聴き取りやすく、映画でもかなりの迫力がある。不思議なことに音像は画面内に浮かび上がってしっかり定位する。YouTubeなどのバックグラウンド再生もできるし、複数サイトを立ち上げて同時進行も可能だ。
Mac系のレビューサイトやYoutubeを見ていると、MacBook16インチはハードな動画編集専用機かのように思えてくるが、決してそんなことはない。大画面と優秀なスピーカーによりビデオプレイヤーとしても快適で、もうテレビは要らない。オーディオプレーヤーとしては既にCDを引退に追い込んでしまった。メインの写真現像・管理からブログやSNS、そして多人数でのZOOMもiPadより使いやすい。1台で何役もこなせるので、過去の買い物の中でも最高レベルのコストパフォーマンスだと思っている。タッチパッドが優秀かつ巨大でマウスが一切不要なので、ソファやダイニングテーブルで気軽に楽しめる。OS的にもWindowsPCよりフレンドリーでストレスがない。iPhoneやiPadのユーザーで、1家に1台パソコンを持つなら、MacBookPro16インチを自信を持ってお勧めしたい。
robertohouse│コメント(0)
2020年06月03日
2020年05月04日
FIFA TVの#WorldCupAtHomeのチョイスが凄い。
1986年メキシコ大会から観続けているオールドファン?としても思い出深い好ゲームばかり。
94イタリアvsナイジェリア、90アルゼンチンvsブラジル、ドイツvsオランダ、1986ブラジルvsフランス、、、そこへ2018ドイツvsメキシコを入れてくるセンス。
DAZNで今シーズンのリーグ戦が観られなくても当分は満足出来そう(^^)
1986年メキシコ大会から観続けているオールドファン?としても思い出深い好ゲームばかり。
94イタリアvsナイジェリア、90アルゼンチンvsブラジル、ドイツvsオランダ、1986ブラジルvsフランス、、、そこへ2018ドイツvsメキシコを入れてくるセンス。
DAZNで今シーズンのリーグ戦が観られなくても当分は満足出来そう(^^)
robertohouse│コメント(2)
2020年02月24日


ドキュメンタリー映画 「2人のエスコバル」が面白かった。今のところAmazon等には見つからず、DAZNでしか観られないようだ。
あの事件の起きたワールドカップの5年前、1989年に国立競技場で観たトヨタカップを思い出す。当時最強の名を欲しいままにしたACミランと互角に戦った南米王者が「ナシオナル・メデジン」だった。フランシスコ・マツラナ監督は見事なチームを作ってきた。CBアンドレス・エスコバルと、異能のGKレネ・イギータを中心とした超ハイライン守備で、アリゴ・サッキ監督による世界最先端のプレッシングサッカーと真っ向勝負を挑んだ。まるで鏡で映したかのように似たチームが、バスケットボールのコートほどのコンパクトな陣形を保ったままスライドしていく。これはサッカーなのか?何か別のスポーツではないのか?それほど衝撃的だった。
ファンバステンやバレージらスター選手を揃えたACミランはともかく、ブラジルでもアルゼンチンでもなく、コロンビアになぜこんな凄いクラブが出来たのか、そしてなぜ代表が急に強くなったのか、このドキュメンタリーを観てよくわかった。コロンビア・サッカーの奇跡のような発展には、麻薬王パブロ・エスコバルが深く関係していた。そして模範的な名選手アンドレス・エスコバルの悲劇に繋がっていく過程が、生々しい映像と監督や選手、服役囚らの証言によって明らかにされる。パブロは利己的で凶悪な犯罪者だが、サッカーを愛し、コロンビアサッカーを強くしたことも事実だった。あの時にパブロが生きていれば、アンドレスも命を落とすことはなかったかもしれない。2人の死後、コロンビアサッカーは長く低迷し、ハメス・ロドリゲスらを擁して復活するまでに20年近くを要することになる。
robertohouse│コメント(0)