オーディオ 2005~2007
2007年12月31日

仕事納めの秋葉原へ、短時間だけど散策に。
駅前では訳のわからないパフォーマンスが...かわいいアイドルならまだしも、むさくるしいコスプレ男が集団で踊っている

さて、目と耳の保養はコイズミ、ヒノオーディオ各館などへ。
前から興味のあったJBLの12インチコアキシャルユニットがバスレフ箱に付いていたので聴かせてもらう。
中高域は元気がよいが、PA用にありがちな制動されないボンボンする中低域。 バスレフのせいもあるが、fゼロが高く硬いエッジでローコンプライアンス、マグネットの駆動力は弱めた設計。 アルテック409系をスケールアップした感じで質の良い低域を出すのは難しそうだ。 低域の弾み感は僕のD123のほうがずっといい。 中域は良いので、低域を欲張らずパラレルにウーハーを鳴らしたいかな?

フォステクスの完成品システム、13cmウーハとマグネシウムツイーターのブックシェルフ型 G1300 が素晴らしかった。サイズが信じられない低域の力感とキレ。 音場がパッと拡がり定位も素晴らしく値段が3?10倍の海外ハイエンドにも負けない。 高域も伸びきって繊細だが僕は中域がもっと濃いほうが好みか。 癖がないのでリファレンスとして1組持っていると自作派にもいいだろうと思った。 これでデザインが良ければ...
ヒノの地下で社長さんが聴かせてくれたのは知る人ぞ知るスティーブンス・トゥルーソニックの1950年代の15インチコアキシャル・システム。
純正をレストアしたキャビネットはチークかな?無垢材の美しいもので、ミッドセンチュリー家具として部屋に置くだけでも価値がある。
音はある意味古臭いしナロウレンジだが素晴らしいと思う。 箱の響きとユニットの力強さが絶妙にバランスし、余裕タップリで何も考えず安心して聴ける。 現代のハイファイとは正反対の心地よさだ。
久々にグッドマンAXIOM80も聴く。 ヴィンテージとは思えない切れ味で、低域は足りないが現代にも通じるハイファイだ。
次に聴いた12インチのグッドマン301は低域はしっかりしているが高域が全然足りない。
特にあてもなく散策する...ランダムに様々な音を聴き、自分が聴いてきた音との違いを感じ取っていく...ブランドや測定値ではない何かを知りたくて...自分が本当に好きな音は?
Robertoの次期計画は深く静かに始まっている....既に秘密裏に地下実験も行われているのであります...
2007年12月26日
2007年12月22日
古レンジユニットにハマってから構想を始め、すでに1年...ただいま製作依頼中...

オーディオ主治医のミズナガさんに依頼するのはもう5回目かな?
いつも簡単なデザインスケッチを描き、最大出力、音の狙い、操作系の希望だけを伝えます。 実装デザインや回路構成、パーツ類はほとんどお任せ。
どこまでを自分で決め、どこからをプロに任せるべきか。
オーナーとしてどのように動けばベターなものを作ってもらえるか、真剣に考えちゃいます。
建築の施主の心理を体験できるようで、とても勉強になりますよ

オーディオ主治医のミズナガさんに依頼するのはもう5回目かな?
いつも簡単なデザインスケッチを描き、最大出力、音の狙い、操作系の希望だけを伝えます。 実装デザインや回路構成、パーツ類はほとんどお任せ。
どこまでを自分で決め、どこからをプロに任せるべきか。
オーナーとしてどのように動けばベターなものを作ってもらえるか、真剣に考えちゃいます。
建築の施主の心理を体験できるようで、とても勉強になりますよ

2007年12月21日

とりあえず仕事中のBGM用に使用中...
パソコン→ソフトンUSB-DAC→300Bシングルアンプ→スピーカー
これがBGM用の省電力(?)システム。
松下ロクハン(写真手前)は万能型でどんな音楽も優しく明瞭に聴かせる。
それに比べてTwinAXIOM10はちょっと面白いユニットだ。
万能とはいかず、ソースは選ぶ。
サックス、ボーカルは張りがあってとても良い。ドラムやベースも明瞭でカツンと出てくる。
ピアノはちょっと細身でカンカンすることがある。 弦はちょっと歪みっぽさも感じる。
かなりハイファイに聞こえる時もあれば、古いラジオのように鳴ることもある。 箱鳴りも影響しているのかもしれない。
ヨーロッパ系の古レンジを、いろいろ聴いてみたくなってきた

2007年12月20日
端材利用の 「実験用 後面開放型巣箱」 が完成。
サブバッフルを付ければ様々な鳥が飼える
さっそく Goodmans TwinAXIOM10 を付けて鳴かせてみた。

うーん、これで十分じゃん?


ハイファイではないのだろうけど、バランスが良く抑えつけられた感じがしないので心地よい。
トーンコントロールでちょっとブーストすれば低音不足は感じない。
25cmという口径の割りに高域も伸びているので、ゆったり音楽を聴くのになんの不満もない。
低音が軽く自然で暖かく、バスレフ箱に入れたときとは大違い。 質的にはJBL-D123バスレフより好きかも...
ただし耐入力が小さく遠距離を飛ばせないし低域のパワーは入れられないから、このアトリエでメインユニットにはならない。
そばに転がして「ながら聴き」するには最適な音。
でもやっぱり後面開放箱はいいなあ
サブバッフルを付ければ様々な鳥が飼える

さっそく Goodmans TwinAXIOM10 を付けて鳴かせてみた。

うーん、これで十分じゃん?


ハイファイではないのだろうけど、バランスが良く抑えつけられた感じがしないので心地よい。
トーンコントロールでちょっとブーストすれば低音不足は感じない。
25cmという口径の割りに高域も伸びているので、ゆったり音楽を聴くのになんの不満もない。
低音が軽く自然で暖かく、バスレフ箱に入れたときとは大違い。 質的にはJBL-D123バスレフより好きかも...
ただし耐入力が小さく遠距離を飛ばせないし低域のパワーは入れられないから、このアトリエでメインユニットにはならない。
そばに転がして「ながら聴き」するには最適な音。
でもやっぱり後面開放箱はいいなあ

2007年12月19日

アナログレコードを買うとすぐにPCにデジタル録音している。
48kHz24ビットWAVデータで取り込み、itunes経由でBGMにしたりCDに焼いてクルマで聴いたり。
このとき、録音レベルの調整がなかなか難しい。
古いジャズでも、とてもダイナミックレンジの広いものがある。
全体的なカッティングレベルは低いのに、ピアノやドラムス、サックスが突然ガツン!と来る。 ピークがゼロdBを超えないよう録音すると、たいていのCDより平均音量は小さくなってしまう。
聴感でも、50-60年代アナログレコードにはCDよりアタック音が強烈なものがあるように思う。
最近はコンプレッサーをかけてDレンジを狭くしたCDが多いせいかもしれない。ちょっと聴きでは迫力があるが次第に平板に聞こえてしまうものも多い。
レコードはCDよりはるかにノイズが多いのでスペック上のDレンジは狭いが、通常聞こえる音楽信号だけに限れば決して負けていないのだと思う。
ジャズでは極端なピアニッシモは滅多にないから、ノイズに埋もれることもない。
レコードは左右のセパレーションが悪いせいか音像は中央に安定しやすい。 超低音と超高音は弱いが中域のDレンジはとても広い。 そんな要素が絡んで、音が濃密で生っぽいのだろうか。
2007年12月16日

昨日買ったレコードを深夜に聴く。 どれも素晴らしかった。
プレヴィンのピアノは洗練され軽妙洒脱、なおかつ陰影があってブルージーな夜の音楽。シェリーマン、レイ・ブラウンも素晴らしい。
ロリンズの超名盤もレイ・ブラウンのベースとの掛け合いに聞き惚れた。
エヴァンスのモントルー・フェスティバルも感動! やはりエディ・ゴメスのベースに耳がいく。
そして、どのレコードも音質が素晴らしいのに驚いた。
盤はまったくの新品で、ノイズも少なくクリアで暖かい音。やはりCDより好きだ。
いろいろ実験してきたが、618Bレプリカ箱のD123のコイルは外した。
ついでに吸音材も全部取ってしまった。
実はこの箱を作ってから吸音材ゼロにしたのは初めてだった...なんとこれが一番良いかもしれない!
開放感があり、ベースやドラムスの躍動感、飛び出しが良くなる。 ちょっと響きに癖は増えるのだが、ほとんどのソースでは気にならない。
コイルで暴れを抑え込み吸音材で共鳴を止めた音も悪くないのだが、やはり僕はスッピンが好みのようだ。
2007年12月15日
現場帰りに、高岡に寄ってオーディオフェアに行ってきた。
県内の有名店と、大阪や名古屋から代理店、レコード店などが出品。
お目当ては中古品コーナーだったが、僕には手が出ない高級品ばかりで目の保養にしかならなかった
デザインに惚れたのはシーメンス・コアキシャル(45万円)と、オイロダイン(300万円)
コアキシャル(2発パラレル、後面開放)は鳴っていて音も良かった。開放的で癖がなく美しい音。 やはり後面開放は良い。
某超有名メーカー代理店のブースで新製品を聴いたが、低音は出ないし位相が滅茶苦茶、頭が変になりそうなので、
僕 「スピーカーが左右で逆相につないでませんか?」
担当者 「いえそんなことはありません、部屋の音響のせいでしょう」
僕 「そうかな?」
担当者がスピーカー背面に回って絶句。 「反対でした...」
これじゃ洋服を表裏逆さまにして売っているようなもので、あきれてしまった
結局、オーディオで買えるものはなく、中古レコードブースでJAZZレコードをまとめ買い。 デッドストック新品の日本盤が1枚1500円前後で買えた。
大好きなアンドレ・プレヴィンのLPが3枚も見つかったのは大収穫!! クラシック界の大指揮者だが、ジャズピアニストでもあり、若い頃には珠玉の作品を残している。
"PAL JOEY" はコンテンポラリー盤で高価だったが「出会い」だと思って買ってしまった。
収録は1957年、録音エンジニアは有名なロイ・デュナンで、オーディオ的にも楽しみだ。

県内の有名店と、大阪や名古屋から代理店、レコード店などが出品。
お目当ては中古品コーナーだったが、僕には手が出ない高級品ばかりで目の保養にしかならなかった

デザインに惚れたのはシーメンス・コアキシャル(45万円)と、オイロダイン(300万円)
コアキシャル(2発パラレル、後面開放)は鳴っていて音も良かった。開放的で癖がなく美しい音。 やはり後面開放は良い。
某超有名メーカー代理店のブースで新製品を聴いたが、低音は出ないし位相が滅茶苦茶、頭が変になりそうなので、
僕 「スピーカーが左右で逆相につないでませんか?」
担当者 「いえそんなことはありません、部屋の音響のせいでしょう」
僕 「そうかな?」
担当者がスピーカー背面に回って絶句。 「反対でした...」
これじゃ洋服を表裏逆さまにして売っているようなもので、あきれてしまった

結局、オーディオで買えるものはなく、中古レコードブースでJAZZレコードをまとめ買い。 デッドストック新品の日本盤が1枚1500円前後で買えた。
大好きなアンドレ・プレヴィンのLPが3枚も見つかったのは大収穫!! クラシック界の大指揮者だが、ジャズピアニストでもあり、若い頃には珠玉の作品を残している。
"PAL JOEY" はコンテンポラリー盤で高価だったが「出会い」だと思って買ってしまった。
収録は1957年、録音エンジニアは有名なロイ・デュナンで、オーディオ的にも楽しみだ。

2007年12月09日

D123の中域には、少しメタリックな感触がある。
色々試したが、コンデンサ1個でつなげたホーンツイーターCP25の音ではない。
ピアノもボーカルもサックスも弦も、共通の固有音があるのだ。
これはたぶんD123のアルミセンタードームの共振音だと思う。
同じアルミドームでも、アルテック600Bはそれほど気にならないというか、全体的にもっと前に出る明るい音なので共振も「味付け」と聞こえ、突出した感じはしなかった。
D123は低域が豊かで中域が落ち着いた音なので、アルミの鳴きが目立つのかもしれない。
そこで手持ちの銅箔コイル0.82mHを入れてみた。
16Ωなのでクロスオーバー周波数は3kHzくらいになる。
これで6dB/octの正統的2wayになった。
当然ながら音は激変した。
歪み感がぐんと減り、固有音は感じなくなる。
音像は小さくなり定位も良くなるが、グンと前に出る元気の良さは後退する。
2wayのほうがハイファイ感は増すが、スルーで聴くフルレンジらしい荒っぽさも捨てがたい。
特にピアノがすごく良くなったが、ボーカルは癖も味のうちでスルーが良いかもしれない。
良いか悪いか(好きか嫌いか)は、しばらく聞き込まないとわからないと思う。
逆に、慣れてしまえば何でも聴ける、ということもあるが...
こういうチェックのためにも、やはりフルレンジ1発のシステムは必要だ。
2007年12月04日
格安で仕入れたTwinAXIOM10、日曜日にいろいろ試して、それからしばらくこれで聴いている。
まずはテスト用平面バッフルに取付け、素性を見た。

中低域がちょっと薄いが、中高域のキレはとても良い。
軽くて反応の良い、ヴィンテージサウンドだ。 低域は欲張らず、開放的に鳴らすとよさそうだ。
次に自作618Bレプリカエンクロージャー(バスレフ改)に入れ、D123と聞き比べてみる。

平面バッフルに比べると中域が少し引っ込んだが、キレの良い高域はツイーターの必要性を全く感じさせない。 松下ロクハンと比べても高域はずっと伸びており、指向性も悪くない。
女性ボーカルやギター、サックスは伸びやかで明るさの中に渋みがあって素晴らしい。 実に素直で定位も良く、フルレンジの良さが出ている。
しかしソースによっては、高域にやや硬質さをのぞかせる。ピアノが甲高くなったり、弦楽器が歪みっぽくなることもある。 女性ボーカルでは、逆にそのキャラクターがハマる。
低域はエンクロージャーとの相性が悪いようで、ベースがボンボンふくらんでしまう。 レンジは広いが、中低域が引っ込んで低域のダンピングが足りない。 これは平面バッフルのほうがはるかに良い。 もっと小さい密閉箱でも良いかもしれない。

D123+CP25の2Wayと比べると、Dレンジ、低域の力感、中高域の滑らかさで劣る。 広いアトリエで大音量を7?8m飛ばすには耐入力の心配もある。
しかし女性ボーカルなど、なんともいえない味もあり、素直で定位は抜群だ。
高域の全く出ないD123単体と比べれば、フルレンジとしてははるかにバランスが良い。
JBL?D123は3インチもの大口径ボイスコイルでウーハーに近い構造だ。 AXIOMは高域重視でボイスコイル径1インチくらいだからまったく正反対のキャラクターで当然だ。
あわよくばメインスピーカーに...と思っていたが、さすがにそこまではいかない。
しかし25cmとは思えないワイドレンジは、十分使い道がありそうだ。
近距離で開放的に鳴らせば十分にハイファイだ。
素直な音なのでマルチウェイスピーカーのバランスチェックにも良い。

昔、可搬型のスーツケーススピーカーというのがあった。
ユニットサイズぎりぎりの小さな後面開放箱に入れて、アトリエ内を気軽に移動できるシステムを作ったらどうだろう! 開閉式で左右向かい合わせたアンサンブル型も面白い。
後面開放なら美しいフレームが見える(笑)
超小型の後面開放でも聴感上十分な低域が出せるのは、松下ロクハンで経験済みだ。
まずはテスト用平面バッフルに取付け、素性を見た。

中低域がちょっと薄いが、中高域のキレはとても良い。
軽くて反応の良い、ヴィンテージサウンドだ。 低域は欲張らず、開放的に鳴らすとよさそうだ。
次に自作618Bレプリカエンクロージャー(バスレフ改)に入れ、D123と聞き比べてみる。

平面バッフルに比べると中域が少し引っ込んだが、キレの良い高域はツイーターの必要性を全く感じさせない。 松下ロクハンと比べても高域はずっと伸びており、指向性も悪くない。
女性ボーカルやギター、サックスは伸びやかで明るさの中に渋みがあって素晴らしい。 実に素直で定位も良く、フルレンジの良さが出ている。
しかしソースによっては、高域にやや硬質さをのぞかせる。ピアノが甲高くなったり、弦楽器が歪みっぽくなることもある。 女性ボーカルでは、逆にそのキャラクターがハマる。
低域はエンクロージャーとの相性が悪いようで、ベースがボンボンふくらんでしまう。 レンジは広いが、中低域が引っ込んで低域のダンピングが足りない。 これは平面バッフルのほうがはるかに良い。 もっと小さい密閉箱でも良いかもしれない。

D123+CP25の2Wayと比べると、Dレンジ、低域の力感、中高域の滑らかさで劣る。 広いアトリエで大音量を7?8m飛ばすには耐入力の心配もある。
しかし女性ボーカルなど、なんともいえない味もあり、素直で定位は抜群だ。
高域の全く出ないD123単体と比べれば、フルレンジとしてははるかにバランスが良い。
JBL?D123は3インチもの大口径ボイスコイルでウーハーに近い構造だ。 AXIOMは高域重視でボイスコイル径1インチくらいだからまったく正反対のキャラクターで当然だ。
あわよくばメインスピーカーに...と思っていたが、さすがにそこまではいかない。
しかし25cmとは思えないワイドレンジは、十分使い道がありそうだ。
近距離で開放的に鳴らせば十分にハイファイだ。
素直な音なのでマルチウェイスピーカーのバランスチェックにも良い。

昔、可搬型のスーツケーススピーカーというのがあった。
ユニットサイズぎりぎりの小さな後面開放箱に入れて、アトリエ内を気軽に移動できるシステムを作ったらどうだろう! 開閉式で左右向かい合わせたアンサンブル型も面白い。
後面開放なら美しいフレームが見える(笑)
超小型の後面開放でも聴感上十分な低域が出せるのは、松下ロクハンで経験済みだ。
2007年12月01日
Goodmans TwinAXIOM 10

オークションで衝動的に落札!
なぜって、とんでもなく安かったから...
オーディオ関係をまったく出していない骨董系の店の出品で、「動作確認していないのでジャンク扱い」だったが、どうみてもジャンクとは思えずに入札したら、僕の入札額に届く前に落ちてしまった。
これはひとつの賭けだった...音が出なかったらゴミである。
今日届いたので早速、裸でつないでみると...
いい音! (igaさんっぽいかな(^^))
いいユニットは、裸で聴いても良い
キレが良い。 音飛び、音離れがものすごく良い。 アタック音が格別に速い。
ボーカルが素直。 明るいのに微妙に渋く、カンカンした変な音がしない。
低音が軽く弾み、しかもしっかり出る。 強力だが極端なオーバーダンプではなさそう。
ツイーターがいらないくらい、高域が伸びている。
これはいけるかも
悪く言えば「古い音」かもしれないが、うまく鳴らせば上質なヴィンテージサウンドを期待出来そうだ。
出品説明にもあった片チャンネルのサブコーンの「欠け」はみっともないが、音への影響はそれほど感じない。わずかに違うような気もするが、年代物だから個体差かもしれない。 補修してみようかな? それ以外は年代を考えれば完動美品といって良いコンディション。 賭けには勝ったぞ


取説が付いており、
F0=40Hz、周波数レンジ40?18,000Hzとワイドレンジ。
磁束密度13500Gaussという強力なフェライトマグネット。
(よく見たらアルニコじゃなかった...まあ良いです(-_-)減磁しないし...)
ヴィスコロイドの塗られたフィックスドエッジ。
コルゲーションがレンジを拡げているが、コーンは薄く硬く張っている。
見るからに高級で美しく頑丈そうで、後面開放率も高いダイキャストフレーム。
エンクロージャーの図も付いており、内容積45リットルの密閉型が推奨されている。


スペックも、モロ好み
イギリス系ユニットは初体験だ。
GoodmansといえばAXIOM80が有名だが、あれはエッジレスでダンパーも特殊、振幅のとれない超シビアなユニットだ。 秋葉のヒノで聴いたが、中高域は素晴らしかった。
このTwinAXIOM10はオーソドックスなダブルコーン・フルレンジユニットである。
音色はお気に入りの松下ロクハンをスケールアップした感じもあり、楽しみだ。
25cm口径なのでサブバッフルをつくらねばならないが、618Bレプリカ箱で、ツイーター無しというシンプルなシステムができるかもしれない。
あるいは、小型の後面開放箱で別システムを組むのも良い。
JBL-D123とは全く個性が違うが、ガチンコ対決...こりゃあ楽しみだ。

オークションで衝動的に落札!
なぜって、とんでもなく安かったから...
オーディオ関係をまったく出していない骨董系の店の出品で、「動作確認していないのでジャンク扱い」だったが、どうみてもジャンクとは思えずに入札したら、僕の入札額に届く前に落ちてしまった。
これはひとつの賭けだった...音が出なかったらゴミである。
今日届いたので早速、裸でつないでみると...
いい音! (igaさんっぽいかな(^^))
いいユニットは、裸で聴いても良い

キレが良い。 音飛び、音離れがものすごく良い。 アタック音が格別に速い。
ボーカルが素直。 明るいのに微妙に渋く、カンカンした変な音がしない。
低音が軽く弾み、しかもしっかり出る。 強力だが極端なオーバーダンプではなさそう。
ツイーターがいらないくらい、高域が伸びている。
これはいけるかも

悪く言えば「古い音」かもしれないが、うまく鳴らせば上質なヴィンテージサウンドを期待出来そうだ。
出品説明にもあった片チャンネルのサブコーンの「欠け」はみっともないが、音への影響はそれほど感じない。わずかに違うような気もするが、年代物だから個体差かもしれない。 補修してみようかな? それ以外は年代を考えれば完動美品といって良いコンディション。 賭けには勝ったぞ



取説が付いており、
F0=40Hz、周波数レンジ40?18,000Hzとワイドレンジ。
磁束密度13500Gaussという強力なフェライトマグネット。
(よく見たらアルニコじゃなかった...まあ良いです(-_-)減磁しないし...)
ヴィスコロイドの塗られたフィックスドエッジ。
コルゲーションがレンジを拡げているが、コーンは薄く硬く張っている。
見るからに高級で美しく頑丈そうで、後面開放率も高いダイキャストフレーム。
エンクロージャーの図も付いており、内容積45リットルの密閉型が推奨されている。


スペックも、モロ好み

イギリス系ユニットは初体験だ。
GoodmansといえばAXIOM80が有名だが、あれはエッジレスでダンパーも特殊、振幅のとれない超シビアなユニットだ。 秋葉のヒノで聴いたが、中高域は素晴らしかった。
このTwinAXIOM10はオーソドックスなダブルコーン・フルレンジユニットである。
音色はお気に入りの松下ロクハンをスケールアップした感じもあり、楽しみだ。
25cm口径なのでサブバッフルをつくらねばならないが、618Bレプリカ箱で、ツイーター無しというシンプルなシステムができるかもしれない。
あるいは、小型の後面開放箱で別システムを組むのも良い。
JBL-D123とは全く個性が違うが、ガチンコ対決...こりゃあ楽しみだ。
2007年11月26日
現場の近くにオーディオショップがあり、帰りに初めて寄ってみた。
そこで聴いたのは...
TRIO+BASSHORNの、バスホーンを1組(2基)としたもの。

(この写真はBASSHORN×6基のもの)
これまでに聴いた多くの高級ハイエンドスピーカーは、クオリティはすごいが、聴くのに緊張感を強いられる気がしていた。
AVANTGARD META PURIMO(これも600万円!)なら秋葉原で聴いたけれど、スカッとしたホーンに比べて低域ウーハーが重く感じられた。
でも今日聴いたBASSHORNは次元が違った。
オーディオというより、空間全体が鳴っている感じで、ライブそのものだった。
全域が、実に軽々と、伸び伸びと、いっさいのリミッター無しで空間に解き放たれるという感じ。
特に低音は風のように軽やかに体内を吹抜け、すうっと止まる。
50年代のモノラル録音のマイルスも、60年代のエヴァンスも、最新の優秀録音盤も、同じように実物のように生々しく鳴る。
音像は大きいようだが僕には実物大に感じる。 モノラル録音でも空間全体が豊かに鳴るのには感動した。
陳列された他のスピーカーに前をふさがれてホーンが半分も見えないという最悪のセッティングなのに、そんなの関係ねえという感じで、部屋のどこで聞いても音が変わらない。
超ハイスピードなのに刺激感が皆無で、大音量でも耳や頭が全然疲れず、BGMのように気楽に聴けるのだ。
その直後に聴いたJBL K2(400万円!)がなんとも寂しい「オーディオ的な音」に感じてしまった...

アヴァンギャルドはその構造上、音源が分散し、位相もタイムアライメントも正確ではないはずだし、ホーンの共振もあるだろう。
多くのハイエンドスピーカーの目指す高忠実度再生とは違う方向なのだと思う。
でも僕は、オーディオで初めて、目をつぶれば生音と間違えるだろうと思った。
ウエスタンのヴィンテージ・ホーンシステムでも感じたが、人間にとってはトランジェントが第一で、位相や位置、到達時間が分散しても脳で補正できるのかもしれない。
多くのハイエンドスピーカーは、古い録音ではアラが目立ってしまう。
でもこのスピーカーでは、当時にタイムスリップして生演奏を聴いているかのような感動....
とにかく、これは人類が考えたほとんど理想的なスピーカーシステムだと感じた。
スピーカー自作が趣味の僕でも、1000万円(!)あったら欲しいかも、と思える初めての市販スピーカーだった。
さてこれをどう自作に応用するか....憧れのフロントロードホーンにいよいよ挑戦するか....
アヴァンギャルドの消費税のそのまた半分以下で....やはり庶民です。
そこで聴いたのは...
TRIO+BASSHORNの、バスホーンを1組(2基)としたもの。

(この写真はBASSHORN×6基のもの)
これまでに聴いた多くの高級ハイエンドスピーカーは、クオリティはすごいが、聴くのに緊張感を強いられる気がしていた。
AVANTGARD META PURIMO(これも600万円!)なら秋葉原で聴いたけれど、スカッとしたホーンに比べて低域ウーハーが重く感じられた。
でも今日聴いたBASSHORNは次元が違った。
オーディオというより、空間全体が鳴っている感じで、ライブそのものだった。
全域が、実に軽々と、伸び伸びと、いっさいのリミッター無しで空間に解き放たれるという感じ。
特に低音は風のように軽やかに体内を吹抜け、すうっと止まる。
50年代のモノラル録音のマイルスも、60年代のエヴァンスも、最新の優秀録音盤も、同じように実物のように生々しく鳴る。
音像は大きいようだが僕には実物大に感じる。 モノラル録音でも空間全体が豊かに鳴るのには感動した。
陳列された他のスピーカーに前をふさがれてホーンが半分も見えないという最悪のセッティングなのに、そんなの関係ねえという感じで、部屋のどこで聞いても音が変わらない。
超ハイスピードなのに刺激感が皆無で、大音量でも耳や頭が全然疲れず、BGMのように気楽に聴けるのだ。
その直後に聴いたJBL K2(400万円!)がなんとも寂しい「オーディオ的な音」に感じてしまった...

アヴァンギャルドはその構造上、音源が分散し、位相もタイムアライメントも正確ではないはずだし、ホーンの共振もあるだろう。
多くのハイエンドスピーカーの目指す高忠実度再生とは違う方向なのだと思う。
でも僕は、オーディオで初めて、目をつぶれば生音と間違えるだろうと思った。
ウエスタンのヴィンテージ・ホーンシステムでも感じたが、人間にとってはトランジェントが第一で、位相や位置、到達時間が分散しても脳で補正できるのかもしれない。
多くのハイエンドスピーカーは、古い録音ではアラが目立ってしまう。
でもこのスピーカーでは、当時にタイムスリップして生演奏を聴いているかのような感動....
とにかく、これは人類が考えたほとんど理想的なスピーカーシステムだと感じた。
スピーカー自作が趣味の僕でも、1000万円(!)あったら欲しいかも、と思える初めての市販スピーカーだった。
さてこれをどう自作に応用するか....憧れのフロントロードホーンにいよいよ挑戦するか....
アヴァンギャルドの消費税のそのまた半分以下で....やはり庶民です。
2007年11月18日

ペア1000円で製作した超ローコストデスクトップスピーカーの音が心地良いのはなぜだろうか。
松下フルレンジユニットの素直さ、反応の良さはもちろんだが、それだけではなさそうだ。
・非常に軽いエンクロージャー →エネルギーを蓄積しない
・後面開放 →反射音がコーンから漏れてこない
・杉の無垢板テーブルへの3点支持セッティング →ズレがなく、低音増強、響きが増す
・ニアフィールドリスニング →部屋の残響音がない
・Qの高いユニット特性と、300Bシングルアンプの低いDFの相性がよい
こうした要素が絡み合い、音の焦点がはっきりして、十分なfレンジがあり、無駄な音がせず、なおかつ響きが良いのではないか?
大音量や遠距離は無理だが、特定の条件では素晴らしいパフォーマンスを示す。
これまでの製作歴でこんなに示唆に富んだスピーカーはない。
この経験をヒントに、ハイファイなスピーカーを作ってみたい。
最近の興味は....
GOLDMUDの超高価なハイエンドスピーカー。
そして、SOULNOTEのモニタースピーカー。







どちらも、スピーカーユニットあるいは重心付近をスパイクでグラウンディングさせて振動起点を明確にするデザイン。
このやり方は、音の輪郭や焦点をはっきりさせる効果があると思う。
スピーカーユニットに重いデッドマスを抱かせるやり方もあるが、これはあまりスマートさを感じない。
僕は、音以上に音の出方をそのまま視覚化したデザインに惹かれる...小粋で、精密で、いかにも反応が良さそうだ...
これ、やってみたい

起点は明確に、そして小さめの箱を適度に響かせる。 このコンセプトを視覚化する。
アトリエの床はコンクリートだから、アースはよく効くはずである。
最短距離でメカニカルアースされていれば、大型重量級のエンクロージャーは不要なのではないか?
低音は「ハッキリ」出ていれば「量」は脳内でイコライジングできるのではないか?
ユニットはコーンが軽くてレンジが広いビンテージ8インチが良いか?アルテックか、それともジャーマン系か? それとも現代ユニットが良いか?
アトリエの大空間での耐入力はどう確保するか?遠距離を飛ばせるか?
やはり大小2系統のシステムを構築すべきか?

7m飛ばせる大型ド迫力システムと、3mで性能が発揮される中型ハイスピードシステム...それぞれに似合ったアンプ...
そんなことを夢想する....壮大だが、妄想はタダである

アースには、チェロのエンドピンが良さそうだ
