カメラと写真2020~
2022年02月26日

KIEVは独ツァイスイコンContaxのコピーであり、ソ連が工作機械ごと接収して、キエフにあるアルセナール社で作られた。
このカメラはもう手元になく、レンズだけが残っている。概してボディの動作は不安定だが、レンズの写りは一級品でまさにゾナーのコピーだ。
中学生の頃に聴いて感動した「展覧会の絵」クライマックス曲であるキエフの大門。
ACミランで活躍した「ウクライナの矢」アンドリュー・シェフチェンコ。
さっと思い浮かぶのはそんなところだが、改めて歴史を調べると現状の重さがわかってくる。
古くは遊牧民の通り道として様々な民族に支配され、中世にキエフ公国として東欧最大の勢力を得るが、その後はロシアその他によって何度も分割、併合されてきた。
近代に入ってからはソ連との戦争と弾圧、独ソ戦では主戦場となってそれぞれ1千万人以上が命を落としたとも言われる。
民族、地政的にも欧州とロシアが重なり、貴重な海路である黒海に面し、肥沃な穀倉地帯でもあり、独立国家として安定し平和な時代は少なかった。
日本だって古墳時代から1500年以上も激しい内戦を続け、ようやく国家統一されたところで外国と戦争を繰り返した末に壊滅した。
しかしこうして70年間も平和に暮らせているのは、島国という地理と、占領軍がアメリカであったという運だけかもしれない。
国土を何度も蹂躙されてきた人々のことを想像することは難しい。ただ、人生で経験したことのない種類の恐怖は確実に感じている。

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2022年02月17日
OM SYSTEM OM-1
元OMユーザーとしてはこのデザインでOM-1の名に違和感があるが、中身はかなり出来が良さそうだ。
最大の欠点だったEVFがようやく改善され、あらゆる性能が向上している。画質も従来のフォーサーズを超えるものになりそう。
8-25mmF4.0という超絶スペックのレンズもあり、ちょっと欲しくなった。スマホに押されて苦しいカメラ業界だが、各社とも意欲作が次々出てきて面白い。
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2021年06月28日



ニコン「Z fc」の新しい画像がリーク、発表は6月29日?
フライング公開されたニコン「Z fc」だと思われる画像。6月29日には正式に公開されるはず。
ニコン「Z fc」のキットは、国内では「Z fcボディ」、「Z fc 16-50 SLレンズキット」、「Z fc 28mm Special Editionキット」になるらしい。
人工皮革部分はホワイト、ナチュラルグレー、サンドベージュ、コーラルピンク、ミントグリーン、アンバーブラウンに張替え可能(発売キャンペーン中は無料)。
往年のFM2やFE系にそっくり!このサイズ感を実現するためにAPS-Cとしたのだろう。
これが当たるかどうかはレンズラインナップ次第か。チープなキットレンズだけではファッションで終わってしまう。ルックスだけでなく、スマートフォンに差をつける描写が必要だ。
中華系MFレンズはすぐに出てくるだろうけど、FUJIFILMが広角~標準の明るい単焦点をニコンにOEM供給すれば良さそう(笑)
→続報 なかなかイケてるかも。FM2的なハンドリング感のためには、右手側にもう少し余裕が欲しいかな。
→正式発表 →Zfcスペシャルコンテンツ
デザインは頑張っていると思う!でもX-E4のライバルとしては、F1.4~2のコンパクトな単焦点レンズが欲しいな...
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2021年04月29日
2021年04月23日

ヘアースタジオ・リアン 2007年
過去プロジェクトの再現像を始めた。最新のLightroomは綺麗にノイズを消しながら階調やシャープネスを引き出してくれる。オリンパスE-1の頃は500万画素しかなくて暗所にも弱かったが、ZD7-14mm/F4というレンズが優秀だったこともあり、画像サイズが小さければ破綻せずカッチリ写っている。それにしても当時の現像ソフトとは画質も使い勝手も雲泥の差があり、カラーマネジメントもいい加減だったのがよくわかる(^^; RAWを保存しておいて本当に良かった!
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2021年03月27日
2021年02月02日
2020年12月17日


お仕事写真完了。毎度ながらRRS製Lプレートをノーマル裏蓋に戻すときはホッとする。
ライカを触るとやっぱりいいなあと思うけれど、最近はあまり有効に使えてない気がする。
建築撮影にベストとはいえないし、普段遣いではAFで寄れたり、もっとラフに扱えるカメラが欲しいと思うこともある。
ライカの良さは、レンジファインダーの快適さ、精巧さ、ボディの質感と、ズミルックス、トリ・エルマーという素晴らしいレンズ。
街のスナップ撮影などには最高だけど、そういう使い方ができてない。建築写真は全てライブビューだし、身近な撮影は手軽で寄れるiPhoneになりがち。
実用性では最近のフルサイズ・ミラーレスカメラのほうが良いだろうし、稼働率も上がるかも。
新型SL2-SはカッコいいしEVFがとても良さそう。大きく重いのでMレンズとはバランス悪いかな...
来年予想されるSONYα7Ⅳも興味はあり、レンズラインナップが魅力的。カメラ性能的にはキヤノンEOSR5が最高だろう。
コンセプト的にはSIGMA fp が好きだが背面液晶撮りで手ブレ補正がないのは辛いかなと思う。
もしもライカから乗り換えたらと想像してみると、便利にはなるけれど別の不満が出てきたり、寂しくなるんだろうな...
でも一番欲しいカメラは、超広角レンズ搭載でRAWにも対応したiPhone12Proかもしれない(^^;
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