オーディオ 2018~2019

2019年07月24日

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不思議な現象が起こった。

CDプレーヤーのデジタル出力とアナログ出力を聴き比べていたら、特定のCDソフトで音が全く違うことがあった。今のところ1986年にCD化された中島みゆきの「親愛なる者へ」「寒水魚」の2枚だけ。デジタル出力では異様にハイ上がりになり、比較するとアナログ出力はかなりハイ落ちに聴こえる。色々考えても理由がわからないので、某所でこの疑問を投稿するとすんなり解決した。

原因は「エンファシス」だった。CDの黎明期、DAC/ADCの性能が低かった時代に、高域でのS/N比を改善するためにブースト(プリエンファシス)して記録し、プレーヤーでD/A変換後に戻す(ディエンファシス)ということが行われていたのだ。原理は単純なアナログフィルターで、アナログレコードのRIAAにも似ている。

自分のCDプレーヤーTL51XRの内蔵DACは自動的に補正しているようだが、外付けDACのRME ADI-2PROはON/OFF/AUTOの設定があり、デフォルトでOFFになっていたので、プリエンファシスされたハイ上がりの音のまま再生されていたのだ。20kHzで10dBもの補正をするのだから音が全く違うはずだ… これをONにすると問題のCDは補正され、AUTOにすると自動的に認識し、他の普通のCDはそのまま再生された。  続きを読む

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2019年03月03日

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タイムリーなプレゼントもらった(^^)




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2019年02月23日

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オーディオにはプラシーボ効果という魔物がいる。
特に自作系では労力や達成感の影響もあるのか、何かを変えた瞬間はたいてい良くなって聞こえる(^^;
だから、劇的に改善!とかあまり言いたくないけれど、さすがにこれは...続きを読む

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2019年02月17日

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鬼目ナットと砲金製クランプで完璧なマウント!メンテナンス性も良い!
音は…驚くほど変わったけど、もう少し使ってからレビューします。




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2019年02月16日

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リニアフェイズとかタイムアライメントの話。

ユニット毎の距離差が大きいと、位相差、時間差によってクロスオーバー付近の特性に影響が出る可能性がある。
例えばクロスオーバーで半波長ずれていれば、その音は打ち消されることになる。
10kHZ以上で繋げるスーパーツイーターではこれがとてもシビアで、リスニングポイントでも変わってしまい、結局諦めたことがある。

現用システムのバッフル面からドライバーとウーハーのボイスコイルまでの距離差はこんな感じ。
LE85:150-(2220H:70+ バッフル+フランジ45)=+35 mm
CPD44II:115-(2220H:70+バッフル+フランジ45)=0 mm

今回のフロントマウント化によって
CPD44II:115-(2220H:70)=+45 mm

勘違いしていたけど、CPD44IIに交換したことで、偶然にもリアマウントでウーハーとぴったりだった。これをフロントマウントにすることで45mmズレが生じる。

ただし、発音の基点がボイスコイルなのか、コーンやホーンなのかについては色々と議論があるようだ。
ボイスコイルにも厚みがあるし、ボビン、コーン紙、ホーンを沿う空気伝達でそれぞれ音速は異なるはずで、どこまで気にするか?
クロスオーバー を1〜2kHzとすると波長は150〜300mmあるので、大きな問題は無い気がするが…
 

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2019年02月15日

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タモ材は堅くて手に負えないので穴開け加工はプロに依頼しました。
歪みや反りもなく、タイトボンドクイックリリースクランプでがっちり固定。明らかに剛性が高まっている!

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2019年02月14日

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ホームセンターで入手できる赤松集成材は精度がよく加工しやすく響きも悪くないが、軽くて柔らかいことがバッフルには不向き。特にウーハーのクランプが食い込んでしまい、増し締めしてもまた緩んでくる。ビスも繰り返し締めると効かなくなってくる。またリアマウントとしたことでエッジの最外周部が僅かにバッフル開口端に触れており、これが低域大入力時のビリつきの原因とわかった。取り外し式バッフルは鬼目ナットでしっかり締めているが、箱全体の剛性において弱点にもなっている。これらを一挙に解決するのが今回の改修工事だ。

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2019年02月12日

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いよいよバッフルをリジッド化します。

背面取付専用のD123を利用するための着脱バッフル構造は、今となってはメリットなし。JBLマニュアルでもフロントマウントを推奨している。バッフルは鬼目ナットで締めてはいるが完璧ではない。赤松集成材が柔らかくてウーハーのクランプ金具が緩みやすく、20〜40Hzの大入力ではビリつきも見られる。硬いタモ材のバッフルに交換し、エンクロージャーに接着・一体化して剛性アップ。ついでに実効容積も2.5L増える。さてどうなるかな?

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2019年02月06日

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カセットテープが静かなマイブーム!
ジャズやロックのレコードからのコピーや、waltzで買うビートやアンビエントのテープをリビングでBGMに回したい。幸い、リビングの棚が1段空いている。そこでジャンク価格で買えるダブルリバースデッキを探し、TEAC W-860Rを入手した。1998-2006年頃製造の比較的新しいエントリーモデルだ。操作はごくシンプルで、2本のテープをリレー式に連続再生出来るのはとても便利。スマホに大量の音楽を放り込める時代に、アナログで長時間回せるところがいい。再生専用機のつもりだったが、ミュージックカセットから90〜120分テープへのダビング編集も面白いかもしれない。 

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2019年02月01日

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最近はなんとカセットで復刻や新譜も出ている!

ミュージックカセットは70〜80年代の短命なメディアで、レコードよりずっと新しく、CD時代には急速に消えていった。中学生の頃に何本か買ったけど当時は贅沢品だったな…ラジカセでも音はクリアで、機器性能に依存するレコードより良かった記憶がある。何を今さら…ではあるけれど、便利なオートリバースを含めてアナログ感が懐かしい。音質はかなり良くて、再生時のドルビーポジションでトーンを変えられる。カセット専門店waltzさんではマイナーなインディーズから名盤復刻まで宝探し的な面白さがあり通販も可能。1600〜1800円程度とレコードより手頃で、カセットのデザインも凝っていてCDよりも楽しいかも。

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2019年01月28日

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(更新あり)

JBL LE85の左右の特性にやや違いがあるのが気になっていた。

そこでサウンドハウスのオリジナルブランドCLASSIC PROのドライバーCPD44IIに注目。嘘みたいな低価格で音はJBLに匹敵するという情報を得て、現在テスト中。
サイズも価格もまるで違うが、結果から言えば古いJBLと一長一短で大健闘しており、どちらかと言えば勝っているかもと思う。  続きを読む

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2019年01月24日

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カセットテープを新品で買うとなると選択肢は限られるが、量販店にもあるしamazonでも買える。

TDK AE 90分11P で3,240円(1本あたり295円)、マクセル UR 90分10P は2,990円(1本あたり299円)、なんとなくTDK AEを買った。中身は昔とは違うと思うが品質は問題なさそうだ。ノーマルテープらしい、やや太く丸くなる音はロック、ジャズをまったり聴くには悪くない。家に残してあったメタルテープと比べるとやはりダイナミクスや高域の伸びに差はある。ここぞという時にはオークション等で昔のメタルテープを探そう。LPレコードを両面にコピーしてオートリバースでかけると便利、かつ懐かしいアナログ感に癒やされる。リビングのセカンドシステムにもカセットデッキが欲しくなった。




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2019年01月17日

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3ヘッド・オートリバースという特異な業務用カセットデッキ TASCAM112Rmk2を中古激安で入手して使っている。天板が傷だらけだったこともあってラックケースを奢ってみた(^^)   3ヘッドデッキは初体験で、録音同時モニターが出来るのは新鮮。分/秒表示のリアルタイムカウンターも初体験だ。10年程前に持っていたカセットデンスケに比べて格段に使いやすく、アナログで直感的、メカニカルな操作感も素晴らしい。オートリバースなのでアナログレコード2枚を90分テープ両面にコピーすると便利。音質はオリジナルより当然劣化するが、劣化の方向性がMP3などとは違う。ドルビーをかけてノーマルテープで録音すると僅かに角が取れて落ち着いた太い音になり、ロック、ジャズ系は聴き心地が良い。今もカセットテープは新品で購入できるし、アナログレコードほどのブームではないが、最近は新譜でカセットのリリースも出てきた。




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2018年12月26日

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子供がクリスマスプレゼントにヘッドホンが欲しいということで、家族で電気店に行ってじっくり試聴の結果、ゼンハイザーHD4.40 に決定。5,000〜12,000円を中心に、オーディオテクニカ、パナソニック、ソニー、JVCなどたくさん聴いたが、どれも癖が強くて決定版が見当たらない。ヘッドフォンはスピーカーと同じく、音響変換器としてとても不完全な道具だと思う。低音がブンブンだったり高域がシャカシャカしたり中域が篭ったり、音像が遠かったり近すぎたり、装着感が悪かったり。オーディオマニアなわけではないし、どれかで妥協するか…と言っていたのだが、最後に聴いたゼンハイザーで一緒に「おおお〜!!!」となった。低域は引き締まって量感もあり中域〜高域も癖がなく、何より音に厚みと豊かさ、高級オーディオの品格がある。明らかに同価格帯以下の国産機を圧倒し、2万円クラスにも勝っていると思った。装着感は自然で、デザインもシンプルで携帯性も良い。傷みやすいコードは交換出来るしBluetoothの使い勝手も良い。子供には勿体ない贅沢な音で、自分も欲しくなった(^^;

追記1:  しばらく使ってみてわかったのは、Bluetoothで使ってもバッテリーがやたらと持つ!子供は「神!」との評価。



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2018年12月18日

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左上:Lch-EQ-off(音量にズレあり) 左下:Lch-EQ-on  右上:Rch-EQ-off 右下:Rch-EQ-on

いろいろと弄っているので周波数特性はどうなってるかな?と久々に測定してみた。

やはり300~1kHzのゆるいピーク(ウーハー2206Hの特性)と、2kHz付近のディップ(クロスオーバー干渉?)、3~8kHzのピーク(ホーン2344の特性)が特徴的だ。部屋の影響を避けて軸上50cmでの測定なので、リスニングポジションではここまでの凹凸はないが、これをネットワークでフラットにするのは容易ではないし、複雑なネットワークの弊害も出てくるだろう。

RME ADI-2PROの5バンドパラメトリックイコライザーで大雑把に補正はしていたが、今回は再調整を行い、そして初めてデュアルEQ機能をテストすることにした。つまりL、Rを独立して調整するモードで、面倒なので手を付けていなかった。これはトーンコントロールのように聴感で適当にやるわけにはいかず、左右それぞれ測定を繰り返して厳密に調整しなければ効果はない。

さてEQを調整しながら測定と聴き比べを繰り返し、ピーク&ディップを潰していくと、端正で癖がなくクリアになり、レンジが拡がってハイファイ調な音になっていく。フラット化=音が良いとは限らないし、ユニットそのものが持つ勢いとか元気の良さはやや減退するが、これも聴感上の音量を揃えて聴くと、癖によるものだったと感じられる。

そして今回は大きな収穫があった。デュアルEQで左右をフラット化していくと音のふらつきが減ってセンター定位が決まり、各楽器の音像は小さくなる。定位がまとまると音がどっしりと安定し、とても聴きやすくなった。ドライバーダイヤフラムのバラツキが、補正によって改善されたのではないか。せっかく手間をかけたので今回の調整値をフラット型としてプリセットし、ここから聴感で微調整をしていきたい。


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2018年12月16日

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ようやく観てきた!周囲の人(自分と同世代かちょっと上の人たち)がことごとく絶賛しており、クイーンなど全く知らない娘も面白かったと勧めてきた。自分は特にファンというわけではなく一応知っている程度の世代で、リアルタイムだった80年代の洋楽ブームより、ちょっと前のバンドというイメージ。CDやレコードは何度か借りて聴いていたが持っているのは写真のライブ盤(海賊盤?)を1枚だけ。なぜ買ったかよく覚えていない。一番好きな曲は‘39かな。

映画の感想としては、クイーンの音楽の素晴らしさ、ライブシーンの迫力とレコーディングシーンのリアルさ、テンポの良さで最後まで押し切る感じ、これは映画館で観ないと面白くないかもしれない。  脚本、演出、演技、台詞、カメラワークにはテレビの再現ドラマ的なわかりやすさがあって、映画作品としてのクオリティはBクラスかなあ。それと、ブライアン・メイ役が異常に本物そっくりなのに対して、主役はエキゾチック過ぎてフレディ・マーキュリーよりプリンスが似合うと思った。

まあでもロックに興味のない家族でも曲を知っているクイーンは凄いし、単純にスカッと楽しめる映画で、ライブエイドのシーンだけでも観る価値はある。富山にしては客入りはなかなかのもの。年齢層は40〜50歳代に集中してる感じで、某社の現場監督さんにも会ったりした(^^;




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2018年12月05日

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Nirvana はリアルタイムでそれほど聴いたわけではない。シオリ・エクスペリエンス にカート・コバーン(の幽霊)が出てきて、そういえばグランジって流行ったなあとamazon musicで聴いてみるとめちゃくちゃ最高なのである。誰もが知っている”Smells Like Teen Spirit"はもちろん、ひとつも捨て曲がない完璧な構成、これはやっぱアナログだろ!と早速調べると UKインポート盤が1800~2500円くらいで、2週間で届いた。SPU#1Sを通して聴くニルヴァーナは素晴らしい。音質も配信よりずっと良く、激しいけれど分厚く太く暖かい音が心地良い。最近はCDや配信よりアナログで、しかも骨太なロックばかり聴いている。オーディオの方向性もそっちへ行きそう?!

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2018年11月20日

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スピーカーのミラーイメージ調整による音場改善テスト中。

音は入射角と同じ角度で反射する。壁面に鏡を置いて、リスニングポジションからスピーカーが映れば、そこから一次反射音が耳に届いているはず。壁面の反射率にもよるが、そこにもう1台スピーカーがあるほどの音量で、かつ時間差、位相差のある音を発していると思われる。薄い吸音材で抑えられるのは500Hz以上だが、定位に特に影響するのは中音域なので、一次反射を低減することで音場、定位が改善する可能性がある。自分はデッドな部屋が苦手なので、なるべくピンポイントで効率的に吸音したい。

ペットボトル再生100%という東京防音 ホワイトキューオン ESW-415 415mm×910mm×厚50mm を初めて購入したがなかなか便利だ。扱いやすいサイズで、コシがあるので壁に立て掛けて自立する。グラスウールのようにチクチクせず、そのまま露出させても問題ない。もちろんエンクロージャー用にも使える。さほど高価ではなく、amazonで1枚単位で購入できるのも便利。

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2018年11月19日

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レニー・クラヴィッツのアナログ盤を発見!重量盤の2枚組で見開きジャケも迫力満点、CDとは比較にならない。
音質は特に良くもないが、太くてほどほどにローファイな感じ、ヴィンテージ・ロックな音作りの特徴は出ていると思う。
曲や演奏、アレンジは言うまでもなく最高にカッコいい。洋楽の名盤が続々とアナログ化されているので、少しずつ買っていこう!

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2018年11月11日

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大好きなYEN TOWN BAND “MONTAGE” のリカッティング・アナログレコードが届いた!
20年前のCDと比べると中低域が厚く太く、ベース、ギターがより明瞭になり、Charaのウィスパーボイスも艶と立体感が増していると思う。
当時のJ-POPとは一線を画していたこのアルバムの優れた音作りが、よりはっきりと出ている。これは買って良かった。

アルバムを聴いていると「スワロウテイル」をもう一度観たくなってきた!
あの時代に、あの役者たちと音楽家、そして岩井俊二監督にしか作れなかった、奇跡のような名作。 

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