オーディオ
2025年02月14日


PHIL JONES BASS C8
ふと見つけた、超カッコいいベース用キャビネット。5インチの小口径×8発で25Hz-15kHzを確保しているという。
そしてなんとも魅力的なのが、360W×640H×320Dmm、26kgというサイズ感。これはJBL4312系とほぼ同じだ。
フルレンジスピーカーは多数使いすると指向性は狭くなる代わりに音飛びが良くなるだけでなく、ピーキーな中高域が和らぐ傾向がある。
またサイドのスリットは、癖の出にくいオンケン型バスレフポートに似ている。
スタンドに載せて、上にツイーターかホーン+ドライバーを載せれば、オーディオ用にも使えるのでは?
多少の凹凸はDSPで補正できるし、めっちゃキレのいい低音が出たりして...まあ、安くはないですけどね。
f0低めの適切なユニットが入手できれば、こういう自作スピーカーもありかもしれない。
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2025年01月29日

引用:John Broskie's Guide to Tube Circuit Analysis & Design
スピーカーのクロスオーバーで、直列型ネットワークという回路がある。
上図の左が直列で、右は一般的な並列ネットワーク。並列型6dB/octネットワークの、ツイーターの(-)とウーハーの(+)をつなぐだけでも直列型が成立する。
回路図を眺めて考えてもよくわからない。非常にシンプルなようで、カオス・ブランコのような不思議さ、奇妙さを感じる。
最初は、ツイーターが壊れるのではないかと思ってしまったし、クロスオーバー付近では妙な動作を起こしそうにも見える。
実際の製品で使用されているケースも少ないながら存在するようだ。たとえばALTEC604D~E型がそうらしい。
直列型はクロスオーバーのつながりが良いとも言われているが、これを技術的に解説するウェブサイトは少なく、国内では皆無といっていい。
メリットやデメリットについては、Elliot Sound Products の解説が比較的わかりやすい。以下google翻訳で抜粋。
ウーファーのインピーダンスが変化すると、ローパスセクションとハイパス セクションの両方に影響し、フィルター セクションの Q が変化します。結果は明らかです。並列クロスオーバーとは異なり、ウーファー (またはツイーター) のインピーダンスがシフトしても、応答はフラットのままです。両方がいずれかの方向に変化した場合、同じことが起こります。理論的には、これは直列ネットワークがドライバーのインピーダンス変動の影響をほとんど受けないことを意味します。
ドライバー インピーダンスを変更すると、2 つのことが起こります。フィルターの Q が変化し、反映された変化が他のフィルター セクションの動作に影響します。個々の応答、Q、位相は変化しますが、最終的な結果は、有効なクロスオーバー周波数が変更されるだけで、それ以上の変化はありません。これは注目すべき特性であり、直列 1 次クロスオーバー フィルター回路は、この機能を備えた唯一のクロスオーバー フィルター回路です。
並列ネットワークでは、アンプの出力インピーダンスとケーブルのインピーダンスのみによって、ハイパス セクションとローパス セクション間のクロス カップリングが可能になります。ゼロ オーム ソースの場合、減衰は無限であり、上には示されていません。直列ネットワークはクロスオーバー フィルターの分離のみに依存しているため、結果として、ウーファーからの逆起電力は、直列ネットワークでは、それ以外は同一の並列ネットワークほど減衰されません。逆起電力の減衰は、任意の周波数でのアンプの電力減衰と同程度 (実際には 3dB 優れています) であり、後者の振幅ははるかに大きいため、これは大きな問題ではない可能性があります。それでも、これは考慮すべき事項であるため、ツイーターの相互変調が増加する可能性があることに注意してください。ウーファーの逆起電力は、あまり考慮されませんが、全体的なパフォーマンスに影響を与える可能性があります。
メリットは、ユニット相互のインピーダンス変動の影響を受けにくいことにあるようだ。一般的な並列型では、それぞれのユニットのインピーダンス変動を完璧に補正しない限り、凹凸ができやすい。
直列型では、インピーダンス変動によってクロスオーバー周波数はずれるが、応答と位相は自己修正されるという。
デメリットは、ユニットが起こす逆起電力の影響を受けやすいこと。互いに直列にスピーカーが接続されているのだからこれは理解できる。アンプから見て、ダンピングファクターが一定以上には上がらない。
もうひとつは、12dB/oct以上の高次フィルターでは、設計が非常に難しくなるようだ。
さらに、コイルの接続不良があったときに、並列型であればウーハーの音が出ないだけだが、直列型ではツイーターに低域が流れ込んで破損させるリスクがある。
直列型ではバイ・アンプ方式が使えないことも問題だが、いずれぜひ試してみたい回路だ。
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2025年01月25日

日本電気硝子といえば、建築分野ではガラスブロックのほか、ガラスパネル「ネオパリエ」や防火ガラス「ファイアライト」でお馴染みのメーカーだ。他にもさまざまな産業用の特殊ガラスを製造している。
特殊ガラス「Dinorex UTG®」は、音の伝達速度はチタンよりも速く、質量はアルミニウムより軽く、なおかつ内部損失が大きいという。スピーカーユニットのコーン紙としては夢のような素材だ。どんな音が出てくるのだろうか?
コーンの剛性が高いことから、ピストンモーション領域が広く低歪みが予想できる。以前alpairのアルミコーンを使っていて少し金属的なクセを感じていたが、高い内部損失がそれを防ぐなら理想的なスピーカーになるかもしれない。
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2024年09月23日

リビングに置いてあるFE83Sol+パッシブラジエーター箱をスタンドHST-60HBに載せて、メインアンプで鳴らしてみた。
プリアンプ(DAC)で低域をブーストすれば8cmユニットとは思えない低音が出てくるし、フルレンジらしい明るさやキレの良さもある。
しかしJBLのメインスピーカーに慣れてしまうと、やはり余裕度の差と、中高域の粗さを感じてしまう。
ベストポジションには1台しか置けないというハンディキャップもあり、わざわざサブスピーカーを選ぶことはなさそう。
自分はほとんど「ながら聴き」なのだが、大型システムの方が小音量でも音に厚みと落ち着きがあって聴きやすい...
購入済みで寝かせているDAITO VOICEの16cmユニットDS-16ⅢFはどう料理したらいいかな?スタンドに載せるブックシェルフ型の容積では難しいだろうか?
robertohouse│コメント(0)
2024年09月22日

3Dサラウンドの常識を覆す。目の前に1台置くだけの立体音響スピーカー。高額帯マルチスピーカーを遥かに凌駕する。鹿島建設が本気で挑む、唯一無二の音世界。OPSODIS®技術搭載「OPSODIS 1」
なんとなく長岡鉄男さんの作品を思い出させるスピーカーだ。
技術情報を読み込むと、擬似残響を加えるサラウンドではなく、クロストークの排除が肝になっている。
クロストークを減らしてステレオ音場を理想化するためには、右chの音を左耳(&左chの音を右耳に)になるべく伝えないことが重要になる。
定位に強く影響する中音域のスピーカーに着目し、DSPで逆相成分を作りアクティブにキャンセルする仕組みのようだ。
長岡さんはこれをマトリクススピーカーでパッシブにやろうとしていた。ツイーターを中央に寄せるアンサンブルスピーカーや、卓上サウンドバーも作っていた。
マトリクススピーカーはリスナーやソフトによって効果が大きく変わってしまい、妙な音になってしまうこともあった。
OPSODIS1は横幅が小さくツイーターを中央に集中させているので、位相回転の違和感は少ないかもしれない。
低域のパッシブラジエーターも含めて、ある意味で正攻法の本気度が感じられ、自作スピーカー製作の参考にもなりそう。
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2024年04月26日

Dayton Audio ST603-4 Specification Sheet
スーパーツイーター追加その後。
とりあえず手持ちのキャパシタ1.5μFを直列に足して鳴らしてみると、特に問題なく繋がったかも?目立った癖はなさそう。(付属のキャパシタは2.2μFという情報あり)
中高音域にスパイスが加わって明瞭度が上がるだけでなく、よく言われるように低域のキレが増すように感じられる。
キャパシタ容量と前後位置の調整でも変わってくるだろう。3way化で全体のバランスが変化し、2344ホーンのHPFやバイ・アンプのレベル調整にも影響がある。
いろいろ聴き込むと違和感が出てくるケースもあるので、しばらく慣らし運転してみよう。
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2024年04月19日

Dayton Audio ST603-4 Specification Sheet
高域にスパイスを加えてみたくて、懸案のツイーターを購入。
ペアで7千円あまりという激安セール価格だったが、DatytonAudioの品質は信頼している。続きを読む
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2024年03月13日

パラダイム、“テスト用キャビを破壊した”最強ドライバー搭載サブウーファー「XRシリーズ」
そろそろオーディオも...と思っているところへ、面白い製品のニュース。
パラダイムという聞き慣れないメーカー。対向配置ユニットか?と思ったらなんと1個の超ロングストロークウーハーだった。
「最大10cmの直線的可動域」...10mmではない、10cmだよ!
2200wのアンプと価格もすごいが、こういう技術はオーディオを変える。ホームオーディオ用ならもっと小型化できそう。ユニット単売してほしい(^^)
robertohouse│コメント(0)
2023年11月12日
2023年11月10日
2023年10月13日
2023年10月10日



アトリエのBGM用スピーカーのために簡単なスタンドをDIY製作。
アイアンペイントで塗装して見た目はスチールっぽく?出来ましたがMDF製で材料費はペア4000円くらい。音質は気にしません。
さてTAOC HST-60HBは家に持ち込まれ、2組目のスピーカーを妄想しながら過ごします(^^)
このスタンドは驚くほど振動が止まってスピーカー本来の性能が出るので楽しみ!
robertohouse│コメント(0)
2023年09月24日

思うところあり、リスニングスタイルを変えてみた。
手持ちのヒノキ板材に、長さを指定できる安価なスチール脚を組み合わせてデスクを造り、座面が特に低い かなでもの Low-Style All Black を新調。
Macbook Proと、DAC兼プリアンプ兼EQというコントロールセンターRME ADI-2PROだけを手元に。
元こども部屋が魔改造されていく...
robertohouse│コメント(0)
2023年09月19日


パッシブラジエータの追加ウェイトを取り外して元に戻した。
ウェイトを足すとf0が下がりタイトに引き締まっていくが、ちょっと寂しくなるというか、良くも悪くも密閉型の音に近づいていく。
ウェイトを外すとf0は上がり低域が若干緩くなるが量感と厚みが出てくる。こうした簡単な調整でチューニングを楽しめるのがパッシブラジエータの良さだろう。
ついでにスピーカーセッティングを色々試している。
思い切って昭和のコンポのように狭い間隔の並行配置を試してみるとこれが悪くない。
明瞭度、厚み、定位の安定感が増し、音が前に出て、古めのジャズやロックなど録音があまり良くない曲でも聴きやすい。音場はやや狭くなるが側壁の影響が減るメリットはある。
現代オーディオは音場や定位、空間再現至上主義なところがあるが、昔はこんなセッティングが普通だったよなと思う。
そして大外側にもう1組足せるではないか😁
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2023年08月20日

3年前に購入したTAOCのスタンドHST-60HBが2倍近い価格になってる…他の型番も軒並み高騰している。スタンドは鉄の塊のような製品で、鉄鋼の値上がりを考えれば当然とも言えるが…
スピーカースタンドによる音の違いは驚くほど大きい。メインのJBLシステムも純正JS-360に載せて激変した。(こちらも3年前の1.5倍に高騰している)
HST-60HBは超高剛性で23kgの重量があり、叩いても鳴らず、微調整できるスパイクを備え、小型スピーカーなら振動はほぼ完全にシャットアウトできる。レビューで絶賛されているのも頷ける。
アトリエで「BGMを流せるオブジェ」としておくには勿体ない高品位スタンドなので、自宅でサブ機の開発用に転用しようか?
そのためにはアトリエの「オブジェ」スピーカーもなんとかしないといけない。トールボーイ・フロア型にするか?妄想が始まる…
そのためにはアトリエの「オブジェ」スピーカーもなんとかしないといけない。トールボーイ・フロア型にするか?妄想が始まる…
robertohouse│コメント(0)
2023年08月17日
2023年08月15日
2023年07月18日
THE FIRST TAKE という一発録りチャンネルが最高すぎて片っ端から聴いている。
アヴリル・ラヴィーンからBABY METALまで、CDやライブの作りこまれた音源とは違う、歌い手としての生の姿を見せてくれる。
超有名歌手も多いが未知のアーティストを発見する楽しさもあり、初めて知るReoNaさんの「虹の彼方に」「ANIMA」には鳥肌が立った。視聴者ひとりひとりに語りかけるような圧倒的パフォーマンス!伴奏のピアノも素晴らしい!
4K映像が美しく音質も弄りすぎず素直で、オーディオチェックにも使えそう。いいスピーカーで聴きたい。
robertohouse│コメント(0)