エンターテイメント

2025年06月25日

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関係ないですが、ジークアクス面白かった!

ツッコミどころ満載、というか皆でツッコミ合って楽しむという新たなガンダム。
正直、ポケモン風のキャラデザやエヴァっぽいモビルスーツは苦手だけど、初代~逆シャアのオマージュ満載で読めない展開を楽しめた。
マチュ、ニャアン、シュウジの3人は主役のはずが、難解なパラレル正史ガンダム世界に巻き込まれる視聴者の代わり、あるいは狂言回しのような存在か。
幅広い世代・年代を惹き込んで過去作にも目を向けさせる、練りに練られた設計だと思った。

ところで、2022年にシャリア・ブルの主演を予想(希望)してました(笑)

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2025年06月16日

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続けて戦争映画。

 スティーヴン・スピルバーグ監督の『プライベート・ライアン』(1998年・アメリカ)を観た。

ノルマンディー上陸作戦の冒頭シーンは、まさに衝撃だった。血と砂が飛び交う地獄絵図は、観る者に強烈なインパクトを与える。
タイガー戦車との接近戦もリアルで凄かった。戦争の悲惨さを描き出す映像のリアリティは疑いようがない。

しかし、個人的な見方をすれば、本作には「いかにもアメリカ映画らしい」側面を強く感じる。
たとえば、『スターリングラード』(1993年・ドイツ)や、『炎628』(1985年・ソ連)と比べると、その違いは明確になる。
これらの作品では、極限状態における人間の尊厳の喪失、戦争の不条理、そして底なしの絶望を淡々と描き出すことで、戦争の真髄に迫った。

『プライベート・ライアン』では、「一人の兵士を救う」という使命を中心に物語が展開する。
その使命に対する批判的な視点も描かれてはいるが、どうしてもアメリカ的なヒロイズムや倫理観が色濃く感じられる。
それぞれの兵の生と死に意味が与えられていくところも含め、どこかご都合主義に映ってしまうのだ。

もちろん、希望や犠牲、仲間との絆といったテーマは普遍的で、心を揺さぶるものがある。
だが、そこには戦争全体の深い悲劇性よりも、個々の兵士の献身や愛国心、ヒューマニズムが色濃く描かれた印象を受ける。

『プライベート・ライアン』が映画史に残る傑作であることは間違いない。その評価の高さもよく理解できる。
しかし、戦争とはそんなものではない、戦場での死に意味などないと思ってしまう。『スターリングラード』を観た直後であったせいかもしれないが。 

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2025年06月15日

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最近、2本の戦争映画を観た。

『二百三高地』(1981・日本)と、『スターリングラード』(1993・ドイツ)。

いずれもフィクションの人間模様に焦点を当てながら、史実を元にした重さを持つ作品だ。
塹壕で血を吐きながら殺し合い、瓦礫と化した街で凍え死んでいく兵士たち。そこにあるのは、勇気や栄光ではなく、救いようのない「死と絶望の反復」だった。
画面からは、弾の音や叫び声に加えて、痛みの感覚すら伝わってくる。観ていて苦しい。辛い。けれど、目を逸らしてはいけないと思わされる。

一方で、私たちが日常的に触れている戦争表現の多くは違う。
たとえば、戦争を題材にしたシリアスなドラマである『ガンダム』シリーズでは、兵器の「カッコ良さ」によって死の恐ろしさは抽象化され、観る者が深く傷つかないようにできている。

現実のウクライナでも戦争は続いているが、ニュースでは戦場の実態はほとんど見えない。ドローンやハイテク兵器が報じられても、勝負を決するのは重砲と機銃の飛び交う塹壕戦や市街戦だ。
数字や地図で伝えられても、そこにいる人たちがどう死に、何を失っているのかがわからない。私たちは戦争を知っているようで、本当の姿には触れていない。
人間が体験する「最悪の現実」を、わずかでも実感として受け取らなければ、戦争は記号になってしまう。痛みのない戦争は、忘れられていく。 せめて映像の中だけでも、目を背けずに向き合いたい。

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2025年05月30日

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新幹線大爆破 (1975年 東映 

オリジナルの方を観ました。ハリウッド映画 ”SPEED” のモチーフにもなったという作品。
結論からいえば、めちゃくちゃ面白いです。アイデアと脚本、そして名優たちの演技が素晴らしい!

主要キャスト:高倉健、宇津井健、千葉真一
その他:山本圭、丹波哲郎、渡辺文雄、小林稔侍、志村喬、竜雷太、川地民夫、藤田弓子、宇津宮雅代
チョイ役:北大路欣也、田中邦衛、岩城滉一、多岐川裕美、志穂美悦子


犯人と警察、国鉄司令室、新幹線車内のパニックを個別に描き、主要キャスト同士が出会わない構成が面白い。
国鉄に撮影協力を拒否されたため、セットやミニチュアによる特撮(一部は盗撮!)を行っている。
ツッコミどころもありつつ、あちこちに滲む昭和感も素敵。最近の映画やドラマは映像が綺麗すぎて入り込めない気もする。
テンポも良くて2時間半を一気に観られます。おすすめ。

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2025年05月20日




「海辺の犬。」は、不思議な引力をもった映像作品だ。

千葉の成田あたりで農業を営むトシさんと、雌犬のララ子。背景には、少し荒れた家と畑、よくある地方のロードサイド、潮風に吹かれる日常が広がっている。
おそらくスマホだけで撮られた飾らない映像。構図、光、台詞、そして音楽のセンス。クリエイターとして只者ではない。
更新の頻度は低く、再生数や広告のための計算は一切感じられない。コメント欄は温かい共感、幸福、感謝に包まれている。

最初に「ジョンじゃんよお。」を観たとき、たった1分間のショート動画から異世界への扉が開いたような感覚だった。
長編では、「ララ子ブルー」をぜひ観てほしい。6分間の映像に笑いも寂しさも全部つまっていて、海辺で踊るラストシーンは何度観ても泣いてしまう。

久々の新作 「ララ子ハイウェイ。」では、車窓に映る屋台のネオン、人の営みがきらきらと流れていく中、ララ子は静かに助手席にいる。
動物病院で注射を打って、気分転換に隣町へアイスを買いに行く。それだけの映像に、なぜこれほど感動するのだろう。

ララ子は犬なのに、人間みたいな表情をする。トシさんの言うことは全部わかっていると思う。賢くて控えめな性格がうちの犬にも似ているので、余計に親近感がある。
人の食べ物を与えたりノーリードだったり、常識的でないところも多いが、ララ子とトシさんの関係は夫婦以上に深いのではないか。

2人だけの幸せな時間がいつまでもいつまでも続いてほしい。だからせめてコンビニの駐車場ではリードを……と、つい願ってしまう。





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2025年04月03日

キャプチャ

Netflix で「パーフェクトブルー」がついに配信開始。
「パプリカ」「千年女優」すべて原作者が異なるのに、見事に今敏ワールドだ。 →今敏インタビュー
作画、脚本、演出、音楽、すみずみまでクオリティが高く、1990年代の雰囲気もよく出ている。情報を遮断してぜひ!






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2025年02月11日

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話題沸騰のジークアクス。
ネタバレ厳禁!ですが、1st世代なら観ておくべき、とは言っておきます。
同世代の友人は既にほとんど観に行っていて、強烈に勧められました(笑)


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2025年01月31日

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『国民クイズ』クイズに勝ち抜けばどんな欲望も叶えてくれる 伝説のカルト的人気コミックを実写シリーズ化

以前紹介した伝説のコミック「国民クイズ」がドラマ化だって!!!???
個人的に歴代漫画ナンバーワンと言っていいくらい凄い作品だ。絢爛な映像世界や表現規制からアニメ化すら困難だと思っていたが、今のNetflixならできるかもしれない。
主役のK井K夫は90年代なら唐沢寿明かなと思っていたが、山田孝之もかなりイケてるかもしれない。
バブルも冷めやらぬ日本の絶頂期に描かれた作品だけに、現代の感覚にどうフィットさせるかが鍵になりそうだ。






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2025年01月03日



機動戦士ガンダム 一年戦争のストーリーAI実写化

フルCG作品「機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム」は戦闘シーンのクオリティが高く面白かったが、ハリウッド映画のようなストーリー展開や精神性の部分が気になった。これはガンダムなのだろうか、と。

この個人?によるAI作品は面白い。1stガンダムのストーリーをほぼ忠実になぞりながら、アオイ・イロハというジオン女性兵の視点を加え、絶妙に散りばめられたオリジナル設定がガンダムファンを唸らせる。
生成AIが生成するメカやキャラクターの意外性に驚かされたり、表現が偶発的に?揺れるところも面白い。多くのツッコミどころも含めて、作者のガンダム愛が強く感じられる。
ウェブ上にあるデータをプロンプトで呼び出して作られた、同人誌のファンアートのような2次創作といえるだろうか。

生成AIはこれから映像や音楽などの商業作品に多用されていくだろう。著作権などの問題もあるが、この流れはもはや止められず、我々は飲み込まれていくはずだ。
しかしそこに作品としての価値を与えるのが、クリエイターの才能と面白がる気持ち、強いこだわりや執念であることは変わらないか、より強くなっていくと思う。


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2024年08月24日

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劇場版モノノ怪 公式サイト     モノノ怪 amazon

圧倒的なアニメ芸術!最高のエンターテイメント!凄かった!!
ちなみに予告編の出来が良くなくて、本編は1億倍面白いです。もう終わりそうなので是非!


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2024年06月05日

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デデデデ 前章に続き後章も行ってきました!
前章よりも駆け足感があり、原作から重点が少し変わった。オリジナルのラストは好き嫌いがありそう。コミックで復習したいですね!




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2024年05月09日

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コーポ・ア・コーポ

古アパートを舞台にした個性的な住人たちのリアルな群像劇。
人生はそれぞれいろいろあって、どれも否定されるべきではない。立場や角度によって見え方は変わる。
重い内容でも、静かに、どこか乾いた感じで、ベタな人情ものにならず、複眼的、メタ的に丁寧に描かれている。
絵も上手く、じっくり1話ずつ噛み締めたい良作。コーポの住人のひとりになって楽しみたい。
自分も一軒家の間借りや風呂なしアパートに住んだし電気やガスを止められた経験もあるので(^^;




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2024年04月24日

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あれよ星屑 山田参助

あまりにも良すぎて読み終えるのがもったいなくて、ずいぶん時間がかかってしまった。
悲惨な軍隊生活から戦後闇市の暮らしまで、あの時代の温度感をここまで味わえる作品が他にあるだろうか?
テーマはとても重く、辛いシーンもあるが、登場人物のキャラクターが楽しく軽妙で読みやすく、圧倒的な画力もあって引き込まれる。超お薦めできる名作。





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2024年04月06日

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全巻持ってて大ファンのデデデデがなんと映画化。アニメ好きな友達を誘って行ってきました!
コミックの世界観そのまま。ファンなら必ず観るべきだし、初見でも面白いはず。あのちゃん=リアルおんたん。後章も楽しみ!!




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2024年03月09日

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Dr.スランプは本当に衝撃的だった。
連載デビュー作にして圧倒的なセンスと技術。全てのコマがイラストレーションとして完成されていた。
ポップで可愛くて立体的で、3D映像が紙の上を動き回って飛び出してきた。全てが新しくて、見たことがない世界だった。
漫画といえば子供向け、少女向けか男臭い劇画調だった時代に、いきなり世界規格のカルチャーを創り出した天才。
世界一の漫画家だと思います。心よりご冥福をお祈りいたします。



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2023年04月15日

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機動戦士ガンダム 水星の魔女

宇宙世紀以外に興味無かったけれど、あまりにも評判がいいので初回観てみたら見事にハマりました。SNSに書いたら同世代の友人もみんな絶賛してる^ ^
今時の学園モノ的ほのぼの感を纏いつつ、狂気とカタルシスと難解さはしっかりガンダム。作画が素晴らしく戦闘もキャラクターも魅力的。各回が映画1本分のような見応え感。続きが楽しみすぎる〜^ ^




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2022年11月21日

キャプチャ

今敏監督作品「千年女優」をNetflixで観た。

平沢進の音楽にのせた、実写映画のカメラワークを思わせる映像美、現実と虚構が入り混ざった疾走感は「パプリカ」と通じる。
芸術性の高いエンターテイメントとして、もっと有名になってもいい作品。劇場アニメでヒットするにはもっと説明的なセリフや明快なストーリーが必要なのかもしれないが...





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2022年11月01日

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今さらながら初めて男はつらいよ(第1作)を観た。
年寄り向けの古臭い映画という先入観があったが、映画カメラマンの友人さんちゃんも推していたし、映像への興味で観始めたらこれが秀逸だった。

映像も脚本も丁寧な作りで、(自分が生まれる前の)1969年当時の昭和の風景、民俗、社会の描写が素晴らしい。
ベタな人情ものと思っていたが予想より冷めた客観性が感じられ、当時においても寅次郎と周囲の下町の人々が時代に取り残された存在であったのがわかる。
寅次郎も「じゃりン子チエ」のテツも現実に出会ったら極めて苦手なタイプだが、現代ではこうした人物を主役にすることは許されないかもしれない。
街並みの映像も含めて昭和の記録として貴重な作品だと思った。





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2022年10月11日

1   


「ヒトラー~最期の12日間」

休日最後の深夜に観る映画じゃないよね?夢にも出てきて、ドーンと重くなってしまった(^^;

パロディ映像ばかり有名だけど、これは傑作です。全員が名優で名演、適度にノイズが乗ってリアルで深く重い映像。
全編を通じて緊張感が高く、2時間35分を飽きさせず、絶望的なストーリーながら良質なエンターテイメントにもなっている。
撮影にはベルリンに似ているというサンクトペテルブルクの街も使われたらしい。ぜひ今のプーチンに見せたいなあ...





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2022年10月10日

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いつの間にかAmazon Primeで公開されてた!
あの地味な話でどうやって映画的な盛り上がりを作るんだろう?と思ってたらマクベのアレと合わせ技とは!
直後にオリジナルTV版も観てアニメ技術の進化に浸る。ザクが超カッコいいし、ガンダムも少ない出番でカタルシスを感じさせる好演出。
セイラ、ミライの新しい声優さんには少し違和感もあったけど、アムロ役の古谷徹さんは化物か???

この勢いで1stガンダムのいろんな地味エピソードをリメイクして欲しい!例えばニュータイプおじさんシャリア・ブル主役で映画1本できると思う!





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