2019年02月16日
ボイスコイル位置
リニアフェイズとかタイムアライメントの話。
ユニット毎の距離差が大きいと、位相差、時間差によってクロスオーバー付近の特性に影響が出る可能性がある。
例えばクロスオーバーで半波長ずれていれば、その音は打ち消されることになる。
10kHZ以上で繋げるスーパーツイーターではこれがとてもシビアで、リスニングポイントでも変わってしまい、結局諦めたことがある。
現用システムのバッフル面からドライバーとウーハーのボイスコイルまでの距離差はこんな感じ。
LE85:150-(2220H:70+ バッフル+フランジ45)=+35 mm
CPD44II:115-(2220H:70+バッフル+フランジ45)=0 mm
今回のフロントマウント化によって
CPD44II:115-(2220H:70)=+45 mm
勘違いしていたけど、CPD44IIに交換したことで、偶然にもリアマウントでウーハーとぴったりだった。これをフロントマウントにすることで45mmズレが生じる。
ただし、発音の基点がボイスコイルなのか、コーンやホーンなのかについては色々と議論があるようだ。
ボイスコイルにも厚みがあるし、ボビン、コーン紙、ホーンを沿う空気伝達でそれぞれ音速は異なるはずで、どこまで気にするか?
クロスオーバー を1〜2kHzとすると波長は150〜300mmあるので、大きな問題は無い気がするが…