2018年11月05日
アラジン遠赤グラファイトヒーター
アラジン 遠赤グラファイトヒーター AEH-G406N-G
来るべき冬に備えて...オーディオルームは動作音の出るエアコンをなるべく使わずに輻射熱で局所暖房したい。アラジンのビンテージストーブも持っているが、燃焼による排気ガスと水分はオーディオには好ましくないし、寝落ちすれば酸欠の可能性も...オーディオリスニングは椅子から動かず暖房範囲は狭くて良いので、安価で消費電力の少ないコンパクトなヒーターを導入することにした。
アラジンのグラファイトヒーターは暖房能力や機能によって多くの種類がある。AEH-G406N-GはOFF/200/400wの切替スイッチのみ、ファンも首振りもタイマーもない、最もシンプルで安価なタイプ。回路がシンプルなほうがオーディオへの悪影響もないだろうと考えたが、200wにするとパワーアンプのトランスから結構なハム音が出る。なぜか400wでは問題ない。ノイズの感じは照明の調光機に似ている。発熱体は1個で、切り替えにより明るさが変わるので、PWMでパルス制御されているのかもしれない。400wフル稼働時はスルーになっているとか?ヒーター本体は無音なので、ノイズフィルターを工夫すれば低減できるかもしれない。
ヒーターとしては素晴らしくよく出来ている。とてもコンパクトで場所をとらず、指向性が狭くビーム状に飛ぶので効率よく暖まる。身体から1m以内に置けば200wでもかなり暖かい。遠赤外線効果は大きく、焚き火にあたるような感じで皮膚表面温度が上がる。ハムノイズの関係で400wを使うことになるが、パワーアンプの消費電力300wと合わせれば(笑)エアコン無しでほとんど賄えるのではないかと思う。電気ばかり食ってちっとも暖かくなかった昔の電気ストーブとは全く違う優れものだ。ただし当然ながら発熱部は熱くなるので、机の下の足元など誤って触れてしまうような所、洗濯物がそばにあったり、小さな子供のいる場所では使わないほうがいいと思う。赤い光は結構明るくて照明代わりになるほどで、どこか真空管のようでもあり、仄暗いオーディオルームにはちょうどいい。