2018年07月17日
ソルボセイン
床の鳴りが気になったので、インシュレーターを導入。コンクリート床のアトリエではスパイク系のリジッドタイプがベストだったが、柔らかい杉の無垢フローリングでは振動をカットしたほうが良いのではと考え、ソルボセインを初めて使ってみる。フリーカットでコスパの高い エクセルサウンドSORBO-5 を75mm角に切ってスタンド下に挟んでみた。フローリングの凹凸もうまく吸収して、床にピタッと吸い付く感じ。スピーカーを押すと微かに揺れる感じはある。音は中域が明瞭になり、ノイズが減ってボーカルの定位感が向上した。腰砕けになるのでは?と心配した低音はあまり変化を感じないので成功といえるだろう。スタンドとスピーカーの間に入れても良いかもしれない。(現在は山本音響工芸 黒檀スパイク+桜ベースを使用)
ソルボセインを触ってみるとブチルゴムのような粘性とネオプレーンのような復元性、弾性がある。経験したことのない不思議な感触だ。結構ずっしりしていて比重を計算すると1.3ほどある。元は人工筋肉として医療分野で使われているものらしい。オーディオ以外でもPCや家電製品の振動対策に広く使えると思う。欠点としてはブチルほどではないが濡れたような感じでネットリしており、ホコリが付きやすく、また床や機器に色がこびりつくことがあるらしい。汚れを気にする場所では他の素材を挟むか、ラッピングして使用するといい。今回はスタンド側を直に敷き、床側は購入時のラッピングのままとした。