2018年05月14日
ネットワーク
これまでテストを重ねてきてようやく決定。かなり変則的で、2344ホーンのカマボコ特性を補正するため0.47~1.0μFと極小のキャパシタを使う。スーパーツイーターで行う手法だが、1~6kHzが大きく盛り上がったF特とインピーダンス上昇のため、C値にあまり関わらず1.5kHzまでは伸びてしまう。Cは中域の山つぶし及びアッテネーターのように働く。3個並んだキャパシタの接続の仕方によって3~12dB程度の7段階アッテネーターとなる。基本的には6dB/octで、1mHのコイルを並列にして、クロスオーバー以下の肩特性を調整し振幅が過大にならないようにする。
フルレンジユニットであるD123の高域をどうカットするかも重要。スルーでは10kHzあたりまで出るのでメタルキャップに音像が引っ張られ、かといってL値が大きすぎるとD123の快活さが失われる。タップ付きのカットコアコイルを使用し、3段階に可変するようにした。このコイルは便利で音が鈍らないので、もう空芯は使う気がしない。
挿す場所によって切り替えができるようにターミナルが8個もある^^; なお高域、低域とも、並列にインピーダンス補正や負荷抵抗、12dB/octへの改造ができるようターミナルを設けた。ユニットやバッフル交換を含む将来の様々なアレンジにも対応させる予定。