ROBERTOHOUSE

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    2017年05月14日

    FE83solの木箱、ひとまず完成

    IMG_4244

    とりあえずリビングで簡単なシステムに繋いで音出し。





    IMG_0233
     
    サイズの割には贅沢なターミナル端子を採用。
    内部配線は取り回しがよく錆びにくいWE錫メッキ線。


    IMG_0235
     
    巣箱がスピーカーになる瞬間。(スピーカー工作をした人にはわかる、興奮のとき(^^;


    ユニット接続は金メッキのファストン端子を採用。
    吸音材は30mm厚くらいに剥いだウール断熱材を少しだけ。

    前後12mm厚、その他9mm厚という薄い赤松集成材を使用したが強度は全く問題ない。
    以前、50リットルの密閉型を12mm厚、補強無しで作ったが特に問題なかった。このサイズでは十分だろう。
    板が鳴る音など音圧としては僅かなもので(鳴らそうと思っても鳴らない)、コーンやダクトを通して出てくる歪んだ共鳴音のほうがずっと影響が大きい。
    箱をコンコン叩いて響く音をトーンジェネレーターアプリで確認するとぴったり計算通り600hz、880hz付近で定在波とわかるが、軽くウールを入れるだけで消えた。
    小型エンクロージャーは定在波域が高くなるのであまり問題にならない。大型スピーカーになると定在波は200HZあたりから出るのでボーカルが膨らんだりして吸音も容易ではない。


    IMG_0239
     
    裏面も綺麗に仕上げてみた。

    前後は栓(セン)の厚い突板1.3mmにオイルフィニッシュ、上下左右は赤松集成材のまま、ワトコオイルの白を塗った。
    厚い突板は貼りにくいけれど丈夫で削りも効くので使いやすいと感じた。



    IMG_0231
     
    バッフル効果を最大とし、将来のダブル化も視野に入れたユニット配置に。


     




    IMG_4248

    とりあえずの音出しでの第一印象。

    FEシリーズはエージングが絶対必要なのだが 、FE83solは最初の一音から歪み感が無い。
    FE83Eや初代FE83は最初の鳴らし始めはガサガサな音だったので、ダンパーの改良が効いているのだろうか。
    中高域のクオリティは抜群で超絶クリアな音。キレや解像感、透明感ではalpair10を圧倒する。FEらしい明るさはあり、癖だけを取り去った感じ。
    ペーパーコーンのフルレンジユニットがここまで歪み感の無い音を出せるようになったかと感慨深い。中高域は市販高級スピーカーにも負けないと思う。

    欠点はやはり低音不足。密閉型らしく音程は明確で質は良いと思うが量感は足りない。200HZくらいから落ちていくので全体に細身になる。
    シンプルなギターやボーカルならこのままでも良いが、いろいろ聴くには良質なトーンコントロールか、パッシブイコライザは必要かなと思う。 
    サブウーファーの追加という手もあるが、単純にターンオーバー400hzのブーストのほうがいい気がする。
    密閉型なので膨らんだりはしないし振幅にも耐えるのではないか。 トーンコントロールのあるメインシステムに繋げば解決しそう。

    あるいはダブルユニット化して1発フルレンジ、1発ウーハー動作など、使いながらいろいろ検討してみよう。




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