2017年03月20日
ニコマートFTN
20年前にブラックボディを持っていたことがあるが、現代ではとても新鮮だ。
持った感じはガッチリとしてニコンFに近い。シャッターや巻き上げの感触はFMを少し柔らかくした感じでファインダーの見え味はよく似ている。
NIKKOR-S.C AUTO 50mm/f1.4を付けて総重量1100gとズッシリ重いが、バランスはとても良い。
ニコマートFTNのチャームポイントは、左肩の露出計と、右肩のフィルムカウンターまわりのデザインだと思う。
上面露出計は十分に実用になるどころか、TTL測光のまま、ファインダーを覗かずに露出決定→固定できるので速写性に優れている。
フィルムカメラは主に家族写真用と思っていたが、FTNは20mmや24mmの広角レンズを付けて街スナップにも使いたくなる。
FTNとFMを並べてみると、70年代デザインの変遷を感じる。どちらも機能美に溢れ、とても美しい。
FTNには上級機譲りの質実剛健さがあるし、ほぼ同じ機能を維持しながら小型化したFMもよく出来ていると思う。
フラッグシップのF一桁シリーズも良いけれど、実用的な露出計を内蔵した中級機に惹かれる。
トイラボさんのおかげで、フィルムカメラをデジカメ同様に使えるようになった。とても安くなったし、まだまだ増えそうで怖い(^_^;)