2015年06月28日
日本1-0オーストラリア
中5日の豪に対して中2.5日、しかも年齢が高めの日本。豪は欧米メディアでも急に評価を上げていた。タフな試合で劣勢を強いられると予想していたが見事に裏切られた。なでしこは立ち上がりから素晴らしいパスサッカーで相手を翻弄し、消耗させ、チャンスを作り続け、最後までスタミナも切れずに押し切った。圧倒的にボールを保持しショートパスを素早くつなぎ、相手のパスの出所になるボランチを囲んでロングパスを通させない。オランダ戦に続き鮫島が相手エースをスピードで抑え込んだ。宇津木を中心に高い位置でボールを奪取し、ショートカウンターを何度も仕掛ける、まさにモダンサッカーだった。個々の出足やキープ力でも上回った。準決勝に向けては川澄の復調も大きい。ここからピークに持って行くのか!と思わせるプレーだった。澤を締めに使う采配も面白い。宇津木が良すぎるので澤の出番が無いのかもしれない。なでしこはやりたいサッカーが明確で強いスピリッツも感じる。フィジカルに勝る相手とも攻撃的に戦う。そしてワクワクするような面白いサッカーをして、結果も出すのだからたまらない。準決勝のイングランドには未だ勝ったことがないがこのサッカーなら可能性は十分ある。それにしても反対側の潰し合いは凄い。今大会で一番いいサッカーをしていたフランスが散った。アメリカの調子からみてドイツが勝ち上がるだろう。正直、ドイツにだけは勝てる気がしないのだが…