2015年06月04日
SWH15mm/f4.5IIIデビュー戦

超快適。



15mmという画角は絶妙。オリンパスZD7-14mmでよく使ったのは7~10(14~20相当)mmだった。トリミングで20mmくらいまでは無理なく調整できる。ズームでない不便さは気にならず、むしろ画角が決まっている分、仕事が速かった。ライカのマニュアル操作は極めて感覚的で、迷うことは一切ない。精細なライブビューでマニュアル露出、ISO200固定。フォーカスはねっとり動くヘリコイドの目盛りと深度を利用してほとんど固定。レリーズは2秒セルフタイマーを利用。ボールレベリング三脚+パノラマヘッド+Lプレートという超シンプル三脚システムも快適。
画質に関しては、室内なら最周辺まであらゆる部分でシャープ。歪曲収差は皆無。ZD7-14mmも近景は歪みがあった。周辺光量も全く補正が必要ないのは凄い。さすがにデジタル対応をうたうだけあってマゼンタ被りは皆無。欠点を言えば、像面湾曲が少しある(周辺のピント面が手前に倒れる)ようで遠景は周辺が甘くなる。風景メインの人には向かないかもしれない。ハイライトの境界にパープルフリンジか倍率色収差は少し出る。
時々ズミクロン35mmも使用したが、ほとんど15mmでいける。強いて言えば21mmか24mmがあったらなお良い。全てライブビューで撮影し、300カットあまりを撮り切ったところでバッテリーが切れた。予備バッテリーを1個持っているがまだ使ったことがない。光学ファインダーなら800カットは軽い。こんなシステムが、普通のビジネスバッグに入ってしまうのだ。ライカ万歳。
※僕が使っているSUNWAYFOTOのアルカスイス互換パノラマ雲台は現在欠品みたいですね...
他社なら、BENROのPC0が良さそうです。とにかくアルカスイス互換シューがポイント。
クイックリリースクランプを重ねて載せたら複雑化してガタが出る可能性もありますし。