2014年11月07日
Lytro ILLUM
![01](https://livedoor.blogimg.jp/robertohouse/imgs/7/7/77df818d-s.jpg)
![02](https://livedoor.blogimg.jp/robertohouse/imgs/4/6/46007796-s.jpg)
撮影後にピントを変えられるカメラLytro ILLUM、12月に国内発売。20万円前後
あれを完成させていたか!(byクワトロ大尉)
何度か取り上げてきたLytroが大きく進化して、普通のカメラとして使えるレベルになってきた。プロやハイアマチュアのカメラファンには否定的な意見が多いようだけど、20年後には普通になっている革新的な技術だと思う。 3D写真とも根本的に違う、空間をそのまま記録するカメラだ。カメラマンは編集者に生データを渡し、ピント位置と被写界深度はデザイナーが考えることになる。これはRAW渡しや動画の切り出しとは次元が違う。スチル写真というメディアの、情報やアートとしての性格そのものが変わる。
画質やレスポンスなどの性能はプロセッサの向上で解決する。まずはWEBデザインの素材撮りや防犯、学術研究、軍事用途などから普及し、いずれ必ずスマートフォンなどでも撮れるようになる。大型カメラのボケ味など無意味になる時代がきっと来る。いずれ露出も後処理可能になるだろう。動画切り出し、全天空撮影レンズも加われば、撮影時のパラメータはカメラポジションだけになる。たぶん人間が要らなくなる(笑) ともあれ日本のメーカーは微小な差異を競い合っている場合ではないだろう。