2013年09月16日
プロキャスター27号385
少年時代の熱が20数年ぶりに再発して1年。 昨年オークションで買った中古のキャスティズム T23-385がきっかけだった。100m先のピンギスのアタリがわかるPEラインと共に、軽くて張りのあるロッドに驚いた。道具の進化による投げ釣り新時代を感じた。
そしてこの秋からはワンランク上の投げ釣りを目指し、6色先から探るための道具を新調することにした。振出のキャスティズムと汎用リールでは飛距離の限界を感じたし、もっとキャスティングの楽しさを味わいたい。
リールはトーナメントサーフ45を選んだ。とても軽く、遠投性能が高く、ライントラブルも少ないらしい。高価だがドラグスプールも付く汎用性があり、耐久性も高く、長く使える。
ロッド選択の基準だが、まず長さは385で決まり。キャスティズム の軽快さ、楽しさは385の長さにあると感じていたからだ。投げやすく敏感で取り回しがよく疲れない、いわゆる投げ竿とは違う感覚があるのだ。
硬さは、25号と悩んだ。それはもう真剣に悩んだ...安くはないから...遠投用は27号として、キスが近い夏場にはキャスティズム もしくは23号クラスを買えば良い。いや25号なら全部兼用できるかも...悩んだ末に、自分が振れそうな、ぎりぎりの硬さとして27号を選んだ。体が動くうちに、キャスティングを存分に楽しもうと思った。
世間で遠投用といえば30号以上なのだろうが、僕は腰に爆弾がある。それも中学生の頃に河川敷でキャスティングの練習をしすぎて痛めたのだ...重い竿、穂先が太い竿も嫌いだ。硬くて重い竿は疲れやすく、結局キャスティズムばかりなんてことになりかねない。穂先はなるべく細く柔らかいほうがキスのアタリが楽しめる。すべてのバランスを考えた末の27号だ。
グレードはそこそこ良いものが欲しかった。高価なロッドほど、同じ硬さなら軽くて細い。とはいってもキススペシャルやマスタライズキスはあまりに高価で手が出ない。ダイワならプロキャスター 27号385、シマノならスピンパワー 385EX+またはCXだろう。あとはほとんどリールとの相性(見た目)でダイワを選んだ。強いて言えばダイワのほうが穂先が細いのも好みだった。
届いたロッドを持ってみると驚くほど細く、軽い。キャスティズム Tより50g重いが感覚的にはわずかな差だ。竿尻に3分割バランスウェイト(25g+25g+50g)が付属している。リールを付けた状態で、全部(100g)入れると重心が10cm以上後退する。僕は竿を寝かせて肘から先だけで竿サビキすることが多いので、50〜100g入れたいと思った。(上の写真はウェイト無しと100gの重心位置比較) リールシート位置は竿尻から80cmで、自分には合っていると思う。
非常に細身だが持った感じはピンッとして剛性が高く、キャスティズムより肉厚な感じでガッチリしている。竿先で壁などを叩いてみると、コツコツと金属的な感触が手元に鋭敏に伝わってくる。ただし竿先はキャスティズム よりかなり硬い。食い込みはどうだろうか。
軽く素振りしてみると、第一印象は「硬い!」 素振りではほとんど曲がらない。ものすごくシャキッとして張りがある。キャスティズム23号とは全然違い、投げ釣り以外には使えない感じ。当たり前か。27年前に使っていた30号並継ぎ竿(ダイワ ウィスカーTHEキャスター)より明らかに硬そうだ。これ、僕に振れるだろうか?曲げられるだろうか?25号で良かったのではないか?少し不安になってきた。でも慣れてくるときっと、もっと硬い竿が振りたくなるはず。この反発力なら、ちゃんと曲げられたら確実に6色(25×6+15=165m)は飛ぶだろう。さてどうなることやら。
お盆明けから天候は悪いし忙しいし、なかなか釣りに行けない。今週は朝練してくるか?日の出も遅くなったのでちょっと早起きするだけで朝マズメだ。