2012年01月10日
漆器
FUJIFILM X10
漆器が好きである。
これは能登半島を自転車でひとり旅したときに輪島で衝動買いしたもの。超貧乏旅行の旅費より高かった。
ギャラリーの計らいで作者にも会わせて頂き、漆器についていろいろ教わった。
この旅で知り合いになって祭りに参加させてもらったり酒をご馳走になった方も塗師だった。
輪島では生活や産業の中心に漆器があると感じた。
漆器は木と漆という自然素材で造られている。
断熱、保温性があり、熱容量が小さいので内容物の温度が変わりにくい。
酒もご飯も明らかに味が違う。口当たりがまろやかで柔らかく感じられる。
軽くて扱いやすく、見た目より丈夫で長持ちし、修理も可能。
漆器の作家さんは、設計者や現場監督に似ているような気がする。
製作は何十もの工程に分かれ、それぞれの専門職の手を通る。
工芸美術品かつ、ある程度の量産が利く精密な工業製品でもある。
素材が良く手間のかかった品質の高いものほど耐久性があり長持ちする。
陶器やガラスは必ずしもそうではない。
実用性と美しさが調和しているところがいいのだ。
隣は実用性を超越して芸術作品になってしまった王様(笑
コメント一覧
2. Posted by Roberto 2012年01月10日 17:20
くらびぼーさん
貧乏旅行程度でも僕にはとんでもない決心でした(笑
漆器の品質はある程度価格に比例するところが良いです。
能登では漆器が生活に息づいているように思います。
王様...しばらくお待ちを。
貧乏旅行程度でも僕にはとんでもない決心でした(笑
漆器の品質はある程度価格に比例するところが良いです。
能登では漆器が生活に息づいているように思います。
王様...しばらくお待ちを。
1. Posted by くらびぼー 2012年01月10日 14:44
道具は使われてこその物なので、
あまりにも高額だと、
それだけで命を絶たれてしまう、
と思えます。
(首都圏の地代はその典型)
能登で貧乏旅行代程度だった物が、
東京に来るとリゾートバカンス代になったり・・・。
作り手がきちんと生活できて、
使い手が用を楽しめる、
作品と対価のやり取りが、
上手く成立するといいのですがね・・。
それはそうと、
王様の撮影結果を期待しています。
あまりにも高額だと、
それだけで命を絶たれてしまう、
と思えます。
(首都圏の地代はその典型)
能登で貧乏旅行代程度だった物が、
東京に来るとリゾートバカンス代になったり・・・。
作り手がきちんと生活できて、
使い手が用を楽しめる、
作品と対価のやり取りが、
上手く成立するといいのですがね・・。
それはそうと、
王様の撮影結果を期待しています。