2009年12月25日
甲乙つけ難し
フィルム復帰元年となった2009年ももうすぐ終わり。
今年は60本以上のフィルムを消費し、2000枚がアナログ同時プリントされ、数百枚をスキャンし、インクジェットで出力した。
カメラの割合としてはR6とR9が40%ずつ、残り20%がSL2というところ。
そしてR9とSL2が残った。

デカイ、重いと不人気なR8/R9だが、使ってみるとそんなことはない。
トップカバーをマグネシウムにしてR8より100g軽量化されたR9は重心が下がったせいか?
重量はニコンF3やキャノンF1と同等かちょっと軽いくらいだが、取り回しはもっと軽く感じる。
クラシックなシャッターダイヤルと最新カメラのコマンドダイヤルをいいとこ取りしたような露光操作、
頻繁に使うスポット/平均/分割の測光モード切替のしやすさは現代DSLR以上。
巻き上げのスムースさは抜群で、最後のカットまで重さが変わらない。 また、世界一巻き戻しの軽いカメラだと思う。
LEICA-Rはファインダーが青いという評価があるが、R9は全くもってニュートラルな色で、アイポイントが長く、周辺までクリアである。
シャッターショックが少なくて音が良く、グリップも抜群、測光も安定し、ローディングは自動でDXコードも便利。
電子カメラだが電池はかなり長持ちするようで、4ヶ月で20本ほど撮っても残量表示はFullのままである。
唯一の欠点は露出補正レバーの使いにくさだが、僕はほとんどマニュアル露出なのであまり関係ない。 感度補正用としてはむしろ無用に動かないので気に入っている。
とにかく使っていてストレスがなく、撮影を邪魔しない、すべてがスムースに動くカメラ。
流れるような人間工学的デザイン、アンスラサイト色も僕は好きだ。
総合的に「最後のフィルムカメラ」として文句ない出来映えだと思う。
対するSL2は「実用クラシックカメラ代表」という感じ。
タイムラグのない静かなシャッター、うっとりする巻き上げ感、感覚的なメーター、現実より美しいファインダー。
M型を上回る精密感、圧倒的な質感、重量感。
でも重いレンズを付けると本当に重量級になってしまうので、ズミクロン50mmやエルマリート28mmが似合う。
大型のレンズを使うならR9のほうがバランスがいい。

久々にリバーサルフィルムを買ってみた。
白い雪と雲、青い空をそのままの色で撮りたくなった。
昔好きだったASTIAは、さらに進化しているそうだ。
ネガはいろいろ試してみて、FUJI PRO400に戻ってきた。
青のヌケ加減、ハイライトの飛び加減にデジタルとは違う柔らかさがあり、 ISO400としては粒状性も良い。
SL2×FUJI PRO400 →家族のアルバムづくり
R9×ASTIA100 →趣味の作品づくり
しばらく、この組み合わせで行こう!
今年は60本以上のフィルムを消費し、2000枚がアナログ同時プリントされ、数百枚をスキャンし、インクジェットで出力した。
カメラの割合としてはR6とR9が40%ずつ、残り20%がSL2というところ。
そしてR9とSL2が残った。

デカイ、重いと不人気なR8/R9だが、使ってみるとそんなことはない。
トップカバーをマグネシウムにしてR8より100g軽量化されたR9は重心が下がったせいか?
重量はニコンF3やキャノンF1と同等かちょっと軽いくらいだが、取り回しはもっと軽く感じる。
クラシックなシャッターダイヤルと最新カメラのコマンドダイヤルをいいとこ取りしたような露光操作、
頻繁に使うスポット/平均/分割の測光モード切替のしやすさは現代DSLR以上。
巻き上げのスムースさは抜群で、最後のカットまで重さが変わらない。 また、世界一巻き戻しの軽いカメラだと思う。
LEICA-Rはファインダーが青いという評価があるが、R9は全くもってニュートラルな色で、アイポイントが長く、周辺までクリアである。
シャッターショックが少なくて音が良く、グリップも抜群、測光も安定し、ローディングは自動でDXコードも便利。
電子カメラだが電池はかなり長持ちするようで、4ヶ月で20本ほど撮っても残量表示はFullのままである。
唯一の欠点は露出補正レバーの使いにくさだが、僕はほとんどマニュアル露出なのであまり関係ない。 感度補正用としてはむしろ無用に動かないので気に入っている。
とにかく使っていてストレスがなく、撮影を邪魔しない、すべてがスムースに動くカメラ。
流れるような人間工学的デザイン、アンスラサイト色も僕は好きだ。
総合的に「最後のフィルムカメラ」として文句ない出来映えだと思う。
対するSL2は「実用クラシックカメラ代表」という感じ。
タイムラグのない静かなシャッター、うっとりする巻き上げ感、感覚的なメーター、現実より美しいファインダー。
M型を上回る精密感、圧倒的な質感、重量感。
でも重いレンズを付けると本当に重量級になってしまうので、ズミクロン50mmやエルマリート28mmが似合う。
大型のレンズを使うならR9のほうがバランスがいい。

久々にリバーサルフィルムを買ってみた。
白い雪と雲、青い空をそのままの色で撮りたくなった。
昔好きだったASTIAは、さらに進化しているそうだ。
ネガはいろいろ試してみて、FUJI PRO400に戻ってきた。
青のヌケ加減、ハイライトの飛び加減にデジタルとは違う柔らかさがあり、 ISO400としては粒状性も良い。
SL2×FUJI PRO400 →家族のアルバムづくり
R9×ASTIA100 →趣味の作品づくり
しばらく、この組み合わせで行こう!
コメント一覧
2. Posted by Roberto 2009年12月26日 16:32
Kv492さん
せめて右手側にあれば使いやすいのですがね...
でもマニュアルシャッターダイヤルとスポット測光がものすごく使いやすいので、AEは滅多に使いません。
使うとしてもネガで評価測光なので露出補正はしません。
思えばAEメインだったのはOM4TIくらいかも...
せめて右手側にあれば使いやすいのですがね...
でもマニュアルシャッターダイヤルとスポット測光がものすごく使いやすいので、AEは滅多に使いません。
使うとしてもネガで評価測光なので露出補正はしません。
思えばAEメインだったのはOM4TIくらいかも...
1. Posted by kv492 2009年12月26日 11:53
こんにちは。
R9も露出補正ダイヤル使いにくいですか。M7なんて、ほとんど最低でしたし(^。^)。
AEロックを使えという考えなんでしょうね、ライカは。
R9も露出補正ダイヤル使いにくいですか。M7なんて、ほとんど最低でしたし(^。^)。
AEロックを使えという考えなんでしょうね、ライカは。