2008年06月21日
もう戻れない?
組み立てから2日ぶりに聴く。
接着剤も乾いて、音もかなり落ち着いてきたかも...
デッドスペースに吸音材も入れてみた。
組み立て直後に気になった中低域の箱鳴りもあまり気にならなくなった!
曲によって多少は感じられるのだが、これくらいならむしろ抑え込み過ぎないほうがいいかもしれない。
初めてスピーカーを作ってから20年...たぶん30種類くらいは作ったと思うが、そのどれとも全然違う音だ。
「フルレンジユニット1発」という(好きで課した)制約の中で、これだけ出れば十分かも?
癖もあるのだが、もう箱には戻れないかな、と思ってしまう。
音が勢いよく飛び、中低域は風のように速く、音像が拡散せずに「面」的な圧力で押し出してくる。
能率が倍増したので、平面バッフルでは心配だった耐入力もまだ余裕がある。
ボーカルのセンター定位はとても安定しており、細かい音が聞こえるので同じCDから新たな発見がある。
これはホーンバッフルのおかげで間接音に対して直接音の割合が増えているからだろう。 残響の多い部屋では大切なことだ。
低域のレンジはバスレフのようには伸びていないが、音程がしっかりして軽やかなのでベースラインがとても気持ちよく聴ける。 僕が聴くジャンルなら低音不足はほとんど感じない。 ユニット固定の効果もあるのかもしれない。
実はフィリップス12インチは古典的フルレンジの割りにfs=45Hzと低く、40Hzまではダラ下がりで聞こえるのである。 アルテック600BやJENSEN P12Nは開放バッフルでこういう低音は出なかった。
これならツイーターを加えても良いのかも...いや、フルレンジ1発だから良いのかな?
たぶん100dBを超えていると思うので、足すならホーンツイーターしかないだろう。
さて、この休日には研磨と塗装をやろう。
スプルースのように柔らかい板は、塗装で音がぐっと引き締まるから楽しみだ
接着剤も乾いて、音もかなり落ち着いてきたかも...
デッドスペースに吸音材も入れてみた。
組み立て直後に気になった中低域の箱鳴りもあまり気にならなくなった!
曲によって多少は感じられるのだが、これくらいならむしろ抑え込み過ぎないほうがいいかもしれない。
初めてスピーカーを作ってから20年...たぶん30種類くらいは作ったと思うが、そのどれとも全然違う音だ。
「フルレンジユニット1発」という(好きで課した)制約の中で、これだけ出れば十分かも?
癖もあるのだが、もう箱には戻れないかな、と思ってしまう。
音が勢いよく飛び、中低域は風のように速く、音像が拡散せずに「面」的な圧力で押し出してくる。
能率が倍増したので、平面バッフルでは心配だった耐入力もまだ余裕がある。
ボーカルのセンター定位はとても安定しており、細かい音が聞こえるので同じCDから新たな発見がある。
これはホーンバッフルのおかげで間接音に対して直接音の割合が増えているからだろう。 残響の多い部屋では大切なことだ。
低域のレンジはバスレフのようには伸びていないが、音程がしっかりして軽やかなのでベースラインがとても気持ちよく聴ける。 僕が聴くジャンルなら低音不足はほとんど感じない。 ユニット固定の効果もあるのかもしれない。
実はフィリップス12インチは古典的フルレンジの割りにfs=45Hzと低く、40Hzまではダラ下がりで聞こえるのである。 アルテック600BやJENSEN P12Nは開放バッフルでこういう低音は出なかった。
これならツイーターを加えても良いのかも...いや、フルレンジ1発だから良いのかな?
たぶん100dBを超えていると思うので、足すならホーンツイーターしかないだろう。
さて、この休日には研磨と塗装をやろう。
スプルースのように柔らかい板は、塗装で音がぐっと引き締まるから楽しみだ
コメント一覧
4. Posted by Roberto 2008年06月21日 19:19
akakuraさん
このスピーカーは基本的に折り曲げバッフルなので、サイドウイングはとても効きます。
音の回り込みを防いで音圧を高めてくれ、感覚的には2倍くらいになる感じです。
中低音の量感、圧力、スピード感が格段に向上しました。
なぜか定位も良くなります。バッフル反射の悪影響より、部屋の残響コントロールが上回ったのでしょう。
でも普通の部屋でバスレフや密閉型の場合、一長一短だと思います。
このスピーカーは基本的に折り曲げバッフルなので、サイドウイングはとても効きます。
音の回り込みを防いで音圧を高めてくれ、感覚的には2倍くらいになる感じです。
中低音の量感、圧力、スピード感が格段に向上しました。
なぜか定位も良くなります。バッフル反射の悪影響より、部屋の残響コントロールが上回ったのでしょう。
でも普通の部屋でバスレフや密閉型の場合、一長一短だと思います。
3. Posted by akakura5 2008年06月21日 18:37
足元にアンプが納まり、プロポーションも綺麗ですね。
両サイドのバタフライは相当影響するのですか?
ボクもバタフライを検討しようかな。
両サイドのバタフライは相当影響するのですか?
ボクもバタフライを検討しようかな。
2. Posted by Roberto 2008年06月21日 12:52
タックさん
小ホール...確かにそうですね。 400m3の容積がありますから、ちょっとしたライブハウスより広いかもしれません。
生半可なスピーカーでは太刀打ち出来ない空間です...オーディオには不向きな空間ですが、僕はこういう聴き方が好きです。
とはいってもPA用は音が粗すぎる面もあるし、やはりフルレンジユニットの音が好きです。
ホーンバッフルと後面開放、ユニット固定、高感度の古レンジ、そしてハイパワー真空管アンプという組み合わせは、必然だったのかもしれません。
ようやく、部屋に合ったスピーカーになってきたな、と思います{笑顔}
小ホール...確かにそうですね。 400m3の容積がありますから、ちょっとしたライブハウスより広いかもしれません。
生半可なスピーカーでは太刀打ち出来ない空間です...オーディオには不向きな空間ですが、僕はこういう聴き方が好きです。
とはいってもPA用は音が粗すぎる面もあるし、やはりフルレンジユニットの音が好きです。
ホーンバッフルと後面開放、ユニット固定、高感度の古レンジ、そしてハイパワー真空管アンプという組み合わせは、必然だったのかもしれません。
ようやく、部屋に合ったスピーカーになってきたな、と思います{笑顔}
1. Posted by タック 2008年06月21日 05:53
Robertoさんの部屋の場合、良く考えると部屋というよりも小ホールという感じですよね。それ故に、今回の作品が巧くマッチしたように思います。普通の箱だと広い奥行きのある音場再生には良いかも知れないけど、反射波として耳に届くのは床からの音以外はかなり遅れそうですものね。その点、今回はウイングで後ろに回りこむ音を前に押し出してやるのでスピード感と音圧が上がり、良い効果を生んでいるのでしょう。今後、塗装(ウレタンかな?)により効果が増して更に良くなりそうですね。