2008年04月23日
最後のCDプレーヤー
コンパクトディスクというフォーマットは、誕生から30年が過ぎようとしている。
こんな時代に、よく続いているなと思う。
録音現場のクオリティや機器の進歩から考えると時代遅れの規格であることは間違いない。 しかし、いまだこれに代わるフォーマットは確立されていない。 DVDオーディオは消え、SACD?何それ?という感じである。
今後はネットによる音楽配信がメインになっていくのだろうが、ジャケットを含む物理的なメディアは完全にはなくならないと思う。
大多数のユーザーがCD以上の音質を求めていないという問題もある。
さてCDプレーヤーが壊れてから3ヶ月。
オーディオマニアでありながらCDが聴けない、という状況に耐えられたのはPCオーディオのおかげである。
仕事中のBGMとしてはこんなに便利なものはないし、音質も十分良い。
ソフトンUSB?DACを通して聴くwavファイルの音質は、壊れた9年前のCDプレーヤー(DENON1650AR)をしのぐ。
DENONのCDが、パワフルだが賑やかでやや平板、聴き疲れするキャラだったこともある。
特にfoobar2000でasio出力した場合のDレンジは、明らかに上だった。
ハイファイソースとしての不満はほとんどない。
しかし、PCオーディオが完璧というわけではない。
1.曲間にプチプチノイズが入ることがある。原因不明。
2.PCを立ち上げなくては音楽が聴けない(当たり前か)
平日のBGMや息抜きには良いが、深夜に疲れたときや休日にPCから聴くのは気分が良くない。よってアナログレコードを聴くことが多くなる。
3.HDDを酷使することになる。 仕事にも使うのでちょっと気になる。
4.HDDへリッピングして終わり、では音楽ソフトへの愛着が薄れる。
ジャケットを眺めライナーノーツを読んで聴くほうが記憶に残るものだ。 この点ではアナログディスクは対極にある。
5.リモコンが使えない。 デスクへ戻ってマウス操作は、ちょっと興ざめ感がある。
結論としては、PCオーディオは便利だが、万能ではない。
さて、長々と理屈を並べて
CEC?TL51XRを導入
以前の記事で膨大なアドバイスコメントを頂き、その中でも圧倒的な支持を得た。
実はお店での試聴はしていない。
このあたりには置いてないし、あってもお店の環境でCDのようなデリケートな機器を、正確に聞き分けるなんて僕にはできない。
決定した要因は、「コストに比例する」以外の魅力があるように思ったからだ。
なんといっても、ベルトドライブ・トップローディング式という個性。
CDプレーヤーを買うのはおそらく最後になるだろうから、あまりに安い普及機は嫌だ。かといってハイエンド機を買うお金はない。
10万円の予算で、PCオーディオとは明らかに違う個性を持ったプレーヤーが欲しかった。
蓋を開けてCDをかけ、スタビライザを載せて蓋を閉めるという独特の「儀式」も、PCオーディオと差を付ける意味では好感が持てる。
可動トレイが無いので壊れる箇所も減る。
他のアンプ類(タカチのアルミケース)と色がそっくりなのも決定要因の一つ。
すっきりシンプルで、海外製品のような佇まいである
仮に納まっていたラジオはひとまず退散
トップローディングは初体験だが、とても楽しい なんだかハイエンドっぽい気分が味わえる(笑)
この仕組み、子供には絶対にバレてはいけない 何が詰め込まれるかわからない
外装仕上げに比べると、本体ボタンの操作感はいまいち高級感に欠けるし、リモコンは恐ろしく安っぽいが、まあ許そう...
まだCD数枚のテストだが...
最初の一音から、DENONとは全然違う音であることがわかる。
PCオーディオ(ソフトンUSB?DAC)とも違う。
第一印象は、 「とにかく静かな音」
こういうのを、雑誌では「聴感上のSN比が良い」とか言うんだろうか?
静寂の中に、繊細な音がフッと浮かぶ感じ。 音場が深く音像はとても小さい。
DENONのような派手さはない。
では甘い、眠い音なのか? そうでもなさそうだ。
ボーカル、ピアノ、シンバルなどでは、高域に輝きと艶が乗り、ベースの低域は柔らかいようだがグッと深く沈み込む。
スピーカーのfレンジが上下とも広くなったように感じる。
瞬発力とかDレンジではPCオーディオ(asio出力)に負けるかもしれない。
しかし51XRの静けさ、繊細さ、滑らかさはとても特徴的だ。
パッと聴きで違いがわかるというのは、CDとしてはかなり個性的ということだろう。
ゴリゴリ、シャープでパワフルな音を好む人もいるだろうが...
僕はこの音が好きになれそうだ。 真空管アンプやヴィンテージスピーカーに似合うと思う
駆動系やコンデンサなどはエージング効果もあるだろうから、しばらく聞き込むことにしよう。
こんな時代に、よく続いているなと思う。
録音現場のクオリティや機器の進歩から考えると時代遅れの規格であることは間違いない。 しかし、いまだこれに代わるフォーマットは確立されていない。 DVDオーディオは消え、SACD?何それ?という感じである。
今後はネットによる音楽配信がメインになっていくのだろうが、ジャケットを含む物理的なメディアは完全にはなくならないと思う。
大多数のユーザーがCD以上の音質を求めていないという問題もある。
さてCDプレーヤーが壊れてから3ヶ月。
オーディオマニアでありながらCDが聴けない、という状況に耐えられたのはPCオーディオのおかげである。
仕事中のBGMとしてはこんなに便利なものはないし、音質も十分良い。
ソフトンUSB?DACを通して聴くwavファイルの音質は、壊れた9年前のCDプレーヤー(DENON1650AR)をしのぐ。
DENONのCDが、パワフルだが賑やかでやや平板、聴き疲れするキャラだったこともある。
特にfoobar2000でasio出力した場合のDレンジは、明らかに上だった。
ハイファイソースとしての不満はほとんどない。
しかし、PCオーディオが完璧というわけではない。
1.曲間にプチプチノイズが入ることがある。原因不明。
2.PCを立ち上げなくては音楽が聴けない(当たり前か)
平日のBGMや息抜きには良いが、深夜に疲れたときや休日にPCから聴くのは気分が良くない。よってアナログレコードを聴くことが多くなる。
3.HDDを酷使することになる。 仕事にも使うのでちょっと気になる。
4.HDDへリッピングして終わり、では音楽ソフトへの愛着が薄れる。
ジャケットを眺めライナーノーツを読んで聴くほうが記憶に残るものだ。 この点ではアナログディスクは対極にある。
5.リモコンが使えない。 デスクへ戻ってマウス操作は、ちょっと興ざめ感がある。
結論としては、PCオーディオは便利だが、万能ではない。
さて、長々と理屈を並べて
CEC?TL51XRを導入
以前の記事で膨大なアドバイスコメントを頂き、その中でも圧倒的な支持を得た。
実はお店での試聴はしていない。
このあたりには置いてないし、あってもお店の環境でCDのようなデリケートな機器を、正確に聞き分けるなんて僕にはできない。
決定した要因は、「コストに比例する」以外の魅力があるように思ったからだ。
なんといっても、ベルトドライブ・トップローディング式という個性。
CDプレーヤーを買うのはおそらく最後になるだろうから、あまりに安い普及機は嫌だ。かといってハイエンド機を買うお金はない。
10万円の予算で、PCオーディオとは明らかに違う個性を持ったプレーヤーが欲しかった。
蓋を開けてCDをかけ、スタビライザを載せて蓋を閉めるという独特の「儀式」も、PCオーディオと差を付ける意味では好感が持てる。
可動トレイが無いので壊れる箇所も減る。
他のアンプ類(タカチのアルミケース)と色がそっくりなのも決定要因の一つ。
すっきりシンプルで、海外製品のような佇まいである
仮に納まっていたラジオはひとまず退散
トップローディングは初体験だが、とても楽しい なんだかハイエンドっぽい気分が味わえる(笑)
この仕組み、子供には絶対にバレてはいけない 何が詰め込まれるかわからない
外装仕上げに比べると、本体ボタンの操作感はいまいち高級感に欠けるし、リモコンは恐ろしく安っぽいが、まあ許そう...
まだCD数枚のテストだが...
最初の一音から、DENONとは全然違う音であることがわかる。
PCオーディオ(ソフトンUSB?DAC)とも違う。
第一印象は、 「とにかく静かな音」
こういうのを、雑誌では「聴感上のSN比が良い」とか言うんだろうか?
静寂の中に、繊細な音がフッと浮かぶ感じ。 音場が深く音像はとても小さい。
DENONのような派手さはない。
では甘い、眠い音なのか? そうでもなさそうだ。
ボーカル、ピアノ、シンバルなどでは、高域に輝きと艶が乗り、ベースの低域は柔らかいようだがグッと深く沈み込む。
スピーカーのfレンジが上下とも広くなったように感じる。
瞬発力とかDレンジではPCオーディオ(asio出力)に負けるかもしれない。
しかし51XRの静けさ、繊細さ、滑らかさはとても特徴的だ。
パッと聴きで違いがわかるというのは、CDとしてはかなり個性的ということだろう。
ゴリゴリ、シャープでパワフルな音を好む人もいるだろうが...
僕はこの音が好きになれそうだ。 真空管アンプやヴィンテージスピーカーに似合うと思う
駆動系やコンデンサなどはエージング効果もあるだろうから、しばらく聞き込むことにしよう。
コメント一覧
7. Posted by Roberto 2008年04月24日 10:44
ぶりさん
蓋はスライド式なので隙間は5cmくらいあればなんとか操作できますが、
やはり10cmくらいのクリアランスがないと操作しにくいと思いますよ{笑顔}
蓋はスライド式なので隙間は5cmくらいあればなんとか操作できますが、
やはり10cmくらいのクリアランスがないと操作しにくいと思いますよ{笑顔}
6. Posted by ふ゛り 2008年04月24日 10:23
が?ん、このトップローディングの蓋は上方向に跳ね上がるのかと思っていて、ラックの関係上選考から外し、2年程前にDENONの1650某にした私です。
音も私も好みそうな感じ。(現手持ちのDENONも好きですが)
悔しいので放出しようと思っていた昔のCEC機を復活させようかしら(笑。
音も私も好みそうな感じ。(現手持ちのDENONも好きですが)
悔しいので放出しようと思っていた昔のCEC機を復活させようかしら(笑。
5. Posted by Roberto 2008年04月24日 09:41
ゴウドさん
スルメですか...じっくり味わいましょう{笑顔}
タックさん
すごいハイファイ、という感じはしないのですが、不思議と落ち着ける音がします。
音の粒や像が、全体的に非常に小さい(細かい)感じがします。
DENONが全体に大味だったのと好対照です。
スルメですか...じっくり味わいましょう{笑顔}
タックさん
すごいハイファイ、という感じはしないのですが、不思議と落ち着ける音がします。
音の粒や像が、全体的に非常に小さい(細かい)感じがします。
DENONが全体に大味だったのと好対照です。
4. Posted by タック 2008年04月23日 21:28
僕の憧れのプレーヤーです。単体のDACを導入したときに、プレーヤーによる音の差を改めて知り、無性に欲しいと思った1台です。
僕が思うに、音の差の大きな要素はスタビライザーではないか? そして、もちろんベルトドライブ。置く場所さえ有れば導入したいところです。
僕が思うに、音の差の大きな要素はスタビライザーではないか? そして、もちろんベルトドライブ。置く場所さえ有れば導入したいところです。
3. Posted by ゴウド 2008年04月23日 18:38
おお、ついに購入ですね。
このプレーヤーはいいですよ、多分スルメですから、これから良さがドンドンわかると思いますよ。 今後の変化が楽しみですね。 {笑顔}
このプレーヤーはいいですよ、多分スルメですから、これから良さがドンドンわかると思いますよ。 今後の変化が楽しみですね。 {笑顔}
2. Posted by Roberto 2008年04月23日 17:02
探しに探して36%OFFでした{笑顔}
5300は音が違うかもしれませんよ。
DACはバーブラウン製でどこでも使われているものですし、
この音はベルトドライブの個性では、という気がします。
5300は音が違うかもしれませんよ。
DACはバーブラウン製でどこでも使われているものですし、
この音はベルトドライブの個性では、という気がします。
1. Posted by いが 2008年04月23日 16:46
いいなぁ?
静かな音でありますか?
わすの一番好きな世界であります。
次期CDは5300に決まりであります!!
静かな音でありますか?
わすの一番好きな世界であります。
次期CDは5300に決まりであります!!