2007年12月14日
フィルムの実力

イタリアのことを思い出して、写真を見返していた。
1999年の一人旅で、ライカM2+ズミクロン35mmASPH、コダクローム25で撮ったペルージャの写真に目が止まった。
ニコンのフィルムスキャナ4000EDでスキャンした画像は、とんでもない高解像度。 アンテナ線や煉瓦目地がきめ細かく再現され、小さな看板の文字まで読める。



最新のE?3よりはるかに凄いし、フルサイズのキャノン1Ds?のサンプル画像よりも解像度が高いと思った。 フィルムの粒状感はあるが、解像度そのものはとても高い。
低感度フィルム、高性能レンズで撮ったフィルム画像は、まだまだデジタルが及ばない世界だったのだ。
ズミクロン35mmASPHは、僕が使ったどんな一眼レフ用レンズよりも、はるかにシャープなレンズだった。
コダクローム25は、色に好みが分かれるが解像度ではベルビアすら圧倒した。
でも、フィルムにはもう戻れないだろうなあ...
コメント一覧
4. Posted by Roberto 2007年12月15日 17:09
タックさん、igaさん
低感度フィルムは2000万画素相当、このスキャナは4000万画素ということになるのですが、そういう問題ではないでしょうね。
銀塩時代は、フィルムとレンズ性能次第でした。 並みのフィルムとレンズで撮った写真は完全にデジタルに追い抜かれています。
デジタルもレンズ性能による部分が大きいし、画像エンジン次第でどうにでも変わってしまうようです。
日頃はコンデジを多用してますが、晴天、順光ならば解像度では一眼と差は少なくなりました。しかし光の条件が悪いと途端に酷い絵になってしまいますね。 レンズの限界も感じます。
オリンパスE?1、そして進化したE?3の画質はなんとなくアナログ的で好きです。 レンズ性能とフォーマットとのバランスが良いのだと思います。
オーディオではCDやWAVはアナログLPより明らかにレンジも広くSNも良くクリアな音なのですが、僕はアナログLPのほうが好きです。
なぜなのかは、わかりません。
フィルムとデジタルでは使い勝手に圧倒的な差がありますが、オーディオではそこまでの差がないので、アナログが生き残っています。
フィルム写真は、ごく限られたファインアートの世界を除けば絶滅すると思っています。
低感度フィルムは2000万画素相当、このスキャナは4000万画素ということになるのですが、そういう問題ではないでしょうね。
銀塩時代は、フィルムとレンズ性能次第でした。 並みのフィルムとレンズで撮った写真は完全にデジタルに追い抜かれています。
デジタルもレンズ性能による部分が大きいし、画像エンジン次第でどうにでも変わってしまうようです。
日頃はコンデジを多用してますが、晴天、順光ならば解像度では一眼と差は少なくなりました。しかし光の条件が悪いと途端に酷い絵になってしまいますね。 レンズの限界も感じます。
オリンパスE?1、そして進化したE?3の画質はなんとなくアナログ的で好きです。 レンズ性能とフォーマットとのバランスが良いのだと思います。
オーディオではCDやWAVはアナログLPより明らかにレンジも広くSNも良くクリアな音なのですが、僕はアナログLPのほうが好きです。
なぜなのかは、わかりません。
フィルムとデジタルでは使い勝手に圧倒的な差がありますが、オーディオではそこまでの差がないので、アナログが生き残っています。
フィルム写真は、ごく限られたファインアートの世界を除けば絶滅すると思っています。
3. Posted by iga 2007年12月15日 14:16
画質が画素数だけで決まらないのは今更言うまでもないでありましょう。レンズやメカや、果てはマーケティング(誰に売るのか)やメーカーポリシーまでもが反映されまする。コンパクト機と一眼ではレンズの口径もF値も描写力も違えば、撮像子の方式も大きさも違いまする。一眼とコンパクトを画素数だけを基準に比較することに意味がありましょうか。最近の軽四は、静粛性、乗り心地、装備、どれを取っても格段の進歩であります。しかし、クラウンやセドリックに乗りますれば、何もかも次元が違いまする。だからといって、「所詮、軽四は軽四。クラウンに比べればゴミみたいなもの」ということにはなりませぬ。
2. Posted by タック 2007年12月15日 08:26
画素もひとつの指標だけど、情報って色やらトーンやら、はたまた言葉で表現するのが難しいようなものまで色々有って文字では表わしにくいけど、フイルムの情報ってまだまだ凄いものがありますね。
それと、デジタル同士でも情報量は画素数が多いからって多いとは限らない(デタ量は多いけどね)。特に最近の1000万画素クラスのコンパクト機と数年前の300万画素クラスと比較したときに強く感じました。
また、一方でレンズも最近の高画素化に追いつけなくなってきているように思います。その点では銀鉛時代のレンズはフイルムの性能と丁度良いバランスで出来ていたように思います。
今後デジタルカメラがどのような進化を遂げるかは未知数ですが、フイルムの文化も絶やしてはなりませんね。僕もフイルム見直して使わなくては。
それと、デジタル同士でも情報量は画素数が多いからって多いとは限らない(デタ量は多いけどね)。特に最近の1000万画素クラスのコンパクト機と数年前の300万画素クラスと比較したときに強く感じました。
また、一方でレンズも最近の高画素化に追いつけなくなってきているように思います。その点では銀鉛時代のレンズはフイルムの性能と丁度良いバランスで出来ていたように思います。
今後デジタルカメラがどのような進化を遂げるかは未知数ですが、フイルムの文化も絶やしてはなりませんね。僕もフイルム見直して使わなくては。
1. Posted by iga 2007年12月14日 15:23
ほんの数年前にカメラの北村が「銀塩カメラ万歳」みたいな冊子を作って店先で無料配布していたでありますが、画素で言えば銀塩フィルムは2000万画素とあったであります。












































