2007年12月04日
TwinAXIOM10テスト
格安で仕入れたTwinAXIOM10、日曜日にいろいろ試して、それからしばらくこれで聴いている。
まずはテスト用平面バッフルに取付け、素性を見た。

中低域がちょっと薄いが、中高域のキレはとても良い。
軽くて反応の良い、ヴィンテージサウンドだ。 低域は欲張らず、開放的に鳴らすとよさそうだ。
次に自作618Bレプリカエンクロージャー(バスレフ改)に入れ、D123と聞き比べてみる。

平面バッフルに比べると中域が少し引っ込んだが、キレの良い高域はツイーターの必要性を全く感じさせない。 松下ロクハンと比べても高域はずっと伸びており、指向性も悪くない。
女性ボーカルやギター、サックスは伸びやかで明るさの中に渋みがあって素晴らしい。 実に素直で定位も良く、フルレンジの良さが出ている。
しかしソースによっては、高域にやや硬質さをのぞかせる。ピアノが甲高くなったり、弦楽器が歪みっぽくなることもある。 女性ボーカルでは、逆にそのキャラクターがハマる。
低域はエンクロージャーとの相性が悪いようで、ベースがボンボンふくらんでしまう。 レンジは広いが、中低域が引っ込んで低域のダンピングが足りない。 これは平面バッフルのほうがはるかに良い。 もっと小さい密閉箱でも良いかもしれない。

D123+CP25の2Wayと比べると、Dレンジ、低域の力感、中高域の滑らかさで劣る。 広いアトリエで大音量を7?8m飛ばすには耐入力の心配もある。
しかし女性ボーカルなど、なんともいえない味もあり、素直で定位は抜群だ。
高域の全く出ないD123単体と比べれば、フルレンジとしてははるかにバランスが良い。
JBL?D123は3インチもの大口径ボイスコイルでウーハーに近い構造だ。 AXIOMは高域重視でボイスコイル径1インチくらいだからまったく正反対のキャラクターで当然だ。
あわよくばメインスピーカーに...と思っていたが、さすがにそこまではいかない。
しかし25cmとは思えないワイドレンジは、十分使い道がありそうだ。
近距離で開放的に鳴らせば十分にハイファイだ。
素直な音なのでマルチウェイスピーカーのバランスチェックにも良い。

昔、可搬型のスーツケーススピーカーというのがあった。
ユニットサイズぎりぎりの小さな後面開放箱に入れて、アトリエ内を気軽に移動できるシステムを作ったらどうだろう! 開閉式で左右向かい合わせたアンサンブル型も面白い。
後面開放なら美しいフレームが見える(笑)
超小型の後面開放でも聴感上十分な低域が出せるのは、松下ロクハンで経験済みだ。
まずはテスト用平面バッフルに取付け、素性を見た。

中低域がちょっと薄いが、中高域のキレはとても良い。
軽くて反応の良い、ヴィンテージサウンドだ。 低域は欲張らず、開放的に鳴らすとよさそうだ。
次に自作618Bレプリカエンクロージャー(バスレフ改)に入れ、D123と聞き比べてみる。

平面バッフルに比べると中域が少し引っ込んだが、キレの良い高域はツイーターの必要性を全く感じさせない。 松下ロクハンと比べても高域はずっと伸びており、指向性も悪くない。
女性ボーカルやギター、サックスは伸びやかで明るさの中に渋みがあって素晴らしい。 実に素直で定位も良く、フルレンジの良さが出ている。
しかしソースによっては、高域にやや硬質さをのぞかせる。ピアノが甲高くなったり、弦楽器が歪みっぽくなることもある。 女性ボーカルでは、逆にそのキャラクターがハマる。
低域はエンクロージャーとの相性が悪いようで、ベースがボンボンふくらんでしまう。 レンジは広いが、中低域が引っ込んで低域のダンピングが足りない。 これは平面バッフルのほうがはるかに良い。 もっと小さい密閉箱でも良いかもしれない。

D123+CP25の2Wayと比べると、Dレンジ、低域の力感、中高域の滑らかさで劣る。 広いアトリエで大音量を7?8m飛ばすには耐入力の心配もある。
しかし女性ボーカルなど、なんともいえない味もあり、素直で定位は抜群だ。
高域の全く出ないD123単体と比べれば、フルレンジとしてははるかにバランスが良い。
JBL?D123は3インチもの大口径ボイスコイルでウーハーに近い構造だ。 AXIOMは高域重視でボイスコイル径1インチくらいだからまったく正反対のキャラクターで当然だ。
あわよくばメインスピーカーに...と思っていたが、さすがにそこまではいかない。
しかし25cmとは思えないワイドレンジは、十分使い道がありそうだ。
近距離で開放的に鳴らせば十分にハイファイだ。
素直な音なのでマルチウェイスピーカーのバランスチェックにも良い。

昔、可搬型のスーツケーススピーカーというのがあった。
ユニットサイズぎりぎりの小さな後面開放箱に入れて、アトリエ内を気軽に移動できるシステムを作ったらどうだろう! 開閉式で左右向かい合わせたアンサンブル型も面白い。
後面開放なら美しいフレームが見える(笑)
超小型の後面開放でも聴感上十分な低域が出せるのは、松下ロクハンで経験済みだ。
コメント一覧
2. Posted by Roberto 2007年12月07日 00:33
グッドマンはユニットメーカーですからありとあらゆるユニットを作って有名メーカーに下ろしていますね。
今回手に入れたものは高級品ではないかもしれませんが、素直で使いやすいものです。
何より驚いたのは高域レンジの広さ。
低域は制動がそれほどでもないので、やっぱ後面開放か、平面バッフルですね。
今回手に入れたものは高級品ではないかもしれませんが、素直で使いやすいものです。
何より驚いたのは高域レンジの広さ。
低域は制動がそれほどでもないので、やっぱ後面開放か、平面バッフルですね。
1. Posted by ゴウド 2007年12月06日 12:11
イギリスのスピーカーは大好きですね。特にBBC系は好きですね。グットマンはアキシオム80を所有していた時期があり、面白いスピーカーでしたね。特殊といえば特殊ですが...今回の記事でグッドマンのシングルコーンの素地の性能がわかりました。ちなみに昔乗っていたイギリスの車のスピーカーはグットマンでした。なかなかいい音がしていましたね。もし もしオークションに出すなどということがありましたらご一報ください。取り組んでみたいスピーカーだと思いますので。