2007年11月18日
メカニカルアース

ペア1000円で製作した超ローコストデスクトップスピーカーの音が心地良いのはなぜだろうか。
松下フルレンジユニットの素直さ、反応の良さはもちろんだが、それだけではなさそうだ。
・非常に軽いエンクロージャー →エネルギーを蓄積しない
・後面開放 →反射音がコーンから漏れてこない
・杉の無垢板テーブルへの3点支持セッティング →ズレがなく、低音増強、響きが増す
・ニアフィールドリスニング →部屋の残響音がない
・Qの高いユニット特性と、300Bシングルアンプの低いDFの相性がよい
こうした要素が絡み合い、音の焦点がはっきりして、十分なfレンジがあり、無駄な音がせず、なおかつ響きが良いのではないか?
大音量や遠距離は無理だが、特定の条件では素晴らしいパフォーマンスを示す。
これまでの製作歴でこんなに示唆に富んだスピーカーはない。
この経験をヒントに、ハイファイなスピーカーを作ってみたい。
最近の興味は....
GOLDMUDの超高価なハイエンドスピーカー。
そして、SOULNOTEのモニタースピーカー。







どちらも、スピーカーユニットあるいは重心付近をスパイクでグラウンディングさせて振動起点を明確にするデザイン。
このやり方は、音の輪郭や焦点をはっきりさせる効果があると思う。
スピーカーユニットに重いデッドマスを抱かせるやり方もあるが、これはあまりスマートさを感じない。
僕は、音以上に音の出方をそのまま視覚化したデザインに惹かれる...小粋で、精密で、いかにも反応が良さそうだ...
これ、やってみたい

起点は明確に、そして小さめの箱を適度に響かせる。 このコンセプトを視覚化する。
アトリエの床はコンクリートだから、アースはよく効くはずである。
最短距離でメカニカルアースされていれば、大型重量級のエンクロージャーは不要なのではないか?
低音は「ハッキリ」出ていれば「量」は脳内でイコライジングできるのではないか?
ユニットはコーンが軽くてレンジが広いビンテージ8インチが良いか?アルテックか、それともジャーマン系か? それとも現代ユニットが良いか?
アトリエの大空間での耐入力はどう確保するか?遠距離を飛ばせるか?
やはり大小2系統のシステムを構築すべきか?

7m飛ばせる大型ド迫力システムと、3mで性能が発揮される中型ハイスピードシステム...それぞれに似合ったアンプ...
そんなことを夢想する....壮大だが、妄想はタダである

アースには、チェロのエンドピンが良さそうだ

コメント一覧
4. Posted by SEED 2017年04月30日 07:59
ユニットアースはプロの現場でも採用されているテクニックでユニットの金属部分に配線してそれをアースに逃がします 私は仮想アースを作製して逃がしていますが効果は高いですね~
3. Posted by Roberto 2017年04月28日 08:48
ユニット独立マウントは実験して効果を実感してますが、実装がなかなか難しいですね。特に大きなユニットはかなり困難です。
2. Posted by SEED 2017年04月28日 07:26

1. Posted by ゴウド 2007年11月19日 17:16
ゴールドムンドのスピーカーは以前から気になっているところです。
価格も凄いですが...
支点を明確にするということはいいことです。フリップスのCDプレーヤーのスイングアームメカですが、当時複雑なプログラムが組めないことから出来たものなのですが、
それが支点が明確になるということで、名機となりましたね。
私の場合、スピーカーマグネット部分に支点を置くことにより、とんでもない音に
なることを実感しています。
その素材も吟味したほうがいいですね。
ちなみに見えない部分ですので、杉無垢材を方向性を合わせて施工しています。
価格も凄いですが...
支点を明確にするということはいいことです。フリップスのCDプレーヤーのスイングアームメカですが、当時複雑なプログラムが組めないことから出来たものなのですが、
それが支点が明確になるということで、名機となりましたね。
私の場合、スピーカーマグネット部分に支点を置くことにより、とんでもない音に
なることを実感しています。
その素材も吟味したほうがいいですね。
ちなみに見えない部分ですので、杉無垢材を方向性を合わせて施工しています。