2006年12月22日
ともにつくる
今日は建築、電気、家具の業者さんが集まって重要な打合せ。
建築は作り始めてからでは遅いのであって、工程毎の事前打ち合わせが重要だ。
オーケストラに例えるなら僕ら設計者は指揮者であり作曲者。
各種の業者さんや職人さんは演奏家であり、建設会社の工事監督はコンサートマスターというところか。
僕は現場によく通うほうだと思うが、クライアントにも職人さんにも同じように向き合うよう心掛けている。
現場で職人と直接話すことはタブーと考える設計者もいるが、僕はそう思わない。
「監理」とは、単なる間違い探しではないのだ。
サラリーマン時代には、殺伐として、怒号が飛び交い、ピリピリした雰囲気の現場も見てきた。
予算も時間もないから職人さんも最低限の仕事をして終わらせようとする。設計者は週に1回来るかどうかで、来てもその場で即断できず、後で変更することも度々。現場知識がないから、設計の不合理を指摘されても権力をふりかざして無理を強いる...監督もストレスたまりっぱなし。結局、出来がよくならないからクライアントからダメ出し→手直しの繰り返し...これでは業者も施主も満足度は低い。
世の中にはそんな現場がたくさんある。
たくさんの人が関わって出来ていくのが建築。
設計図は基本ではあるが、より良いものを作れるかどうかは、個々の技術と姿勢にかかっている。
僕らが指揮者として、明確な方向性を示し、個々を迷わせず、力を引き出し、楽しく前向きな雰囲気をつくることができれば、みんなが生き生きとした顔で、創意工夫を重ね、自分の仕事に誇りを持てる。
そうすれば、建築は自ずと良い方向に転がってゆくものだ。
建築は作り始めてからでは遅いのであって、工程毎の事前打ち合わせが重要だ。
オーケストラに例えるなら僕ら設計者は指揮者であり作曲者。
各種の業者さんや職人さんは演奏家であり、建設会社の工事監督はコンサートマスターというところか。
僕は現場によく通うほうだと思うが、クライアントにも職人さんにも同じように向き合うよう心掛けている。
現場で職人と直接話すことはタブーと考える設計者もいるが、僕はそう思わない。
「監理」とは、単なる間違い探しではないのだ。
サラリーマン時代には、殺伐として、怒号が飛び交い、ピリピリした雰囲気の現場も見てきた。
予算も時間もないから職人さんも最低限の仕事をして終わらせようとする。設計者は週に1回来るかどうかで、来てもその場で即断できず、後で変更することも度々。現場知識がないから、設計の不合理を指摘されても権力をふりかざして無理を強いる...監督もストレスたまりっぱなし。結局、出来がよくならないからクライアントからダメ出し→手直しの繰り返し...これでは業者も施主も満足度は低い。
世の中にはそんな現場がたくさんある。
たくさんの人が関わって出来ていくのが建築。
設計図は基本ではあるが、より良いものを作れるかどうかは、個々の技術と姿勢にかかっている。
僕らが指揮者として、明確な方向性を示し、個々を迷わせず、力を引き出し、楽しく前向きな雰囲気をつくることができれば、みんなが生き生きとした顔で、創意工夫を重ね、自分の仕事に誇りを持てる。
そうすれば、建築は自ずと良い方向に転がってゆくものだ。