2005年12月28日
マルチアンプ
「オベリスク」はどこまでも進化を続けています。
ミズナガ・プリアンプにはプリアウトを2個設けてもらいましたが、理由はマルチアンプドライブのためです。
現在、FF165K改(フルレンジにウェイトを付加した、金欠ウーファ!)を別アンプで鳴らしています。そしてこれまたノーブランド格安ウーファをパッシブラジエータとして使っています。
ウーファは4.7mhというコイルを介して、約300Hzクロス。
アンプは以前から買ってあった、ローコストデジタルアンプのフライングモールM100。
こんなに安くておもちゃみたいに小さいアンプですが、駆動力は侮れないものがあります。
(中高域に使うと、あまりに味気ないというか、つまらない音で、レンジも広く感じないのですが...)
エンクロージャーは中央部にグラスウールを固めて詰め、上下を分割しました。
中低域から上は、これまで通りFE83E×6、FT28Dを300Bシングルアンプで鳴らしています。FE83Eはローカット無しのスルー接続です。300Hzでクロスさせるコンデンサーは巨大だし、音質劣化も激しいだろうから...
さすがにマルチ化の効果は大きく、高域寄りだった周波数バランスは改善されました。
ベースがゆったりと鳴るのは急造ウーファの限界と、大きなコイルのせいでしょう。
これでもなかなか、聴きやすい音になっています。
ウーファに容積を取られたせいか、中高域の繊細さ、切れ味は減退したような気も....
背圧の影響はやはり大きいのでしょう。
チャンネルディバイダを使えば、よりシャープなクロスが実現できるでしょうし、ローカットできるから背圧の影響も減ります。大型コイルによる音質劣化も防げるでしょう。
そのときは、ウーファもマトモなものを...
マルチ化に至って、もともとTQWTとして設計した「オベリスク」の限界も見えてきた気がします。
将来のイメージは、フルレンジ平面バッフル+30cmウーファかな...
<後日談>
●エンクロージャー内の仕切り(固めたグラスウール)を取ってしまったら、開放感が出てきました。悪影響もあるでしょうが、FE83Eの低音も生かしているともいえますね。FE83EはFゼロが140Hzと高いので、ドロンコーンとしては動かないようです。
●フライングモールをスピーカー近くに置いてスピーカーケーブルを60cmまで短縮し、そのぶんRCAピンケーブルを3.6mに伸ばしてみました。
すると低音の締まりが増して、ダンピングが良くなったのです。
DF=200と大きい(内部抵抗が小さい)フライングモールの場合、スピーカーケーブルが長いと逆起電力の影響が大きいだろうと思ったのですが、予想通りだったようです。
このぶんなら、コイル(直流抵抗が0.5Ωもある)をなくせば、低音改善間違いなし!チャンネルディバイダ導入へ期待が膨らみます!
(RCAピンケーブルが長いと高域に影響は出ると思いますが、ウーファ専用なので問題ないでしょう。)
ミズナガ・プリアンプにはプリアウトを2個設けてもらいましたが、理由はマルチアンプドライブのためです。
現在、FF165K改(フルレンジにウェイトを付加した、金欠ウーファ!)を別アンプで鳴らしています。そしてこれまたノーブランド格安ウーファをパッシブラジエータとして使っています。
ウーファは4.7mhというコイルを介して、約300Hzクロス。
アンプは以前から買ってあった、ローコストデジタルアンプのフライングモールM100。
こんなに安くておもちゃみたいに小さいアンプですが、駆動力は侮れないものがあります。
(中高域に使うと、あまりに味気ないというか、つまらない音で、レンジも広く感じないのですが...)
エンクロージャーは中央部にグラスウールを固めて詰め、上下を分割しました。
中低域から上は、これまで通りFE83E×6、FT28Dを300Bシングルアンプで鳴らしています。FE83Eはローカット無しのスルー接続です。300Hzでクロスさせるコンデンサーは巨大だし、音質劣化も激しいだろうから...
さすがにマルチ化の効果は大きく、高域寄りだった周波数バランスは改善されました。
ベースがゆったりと鳴るのは急造ウーファの限界と、大きなコイルのせいでしょう。
これでもなかなか、聴きやすい音になっています。
ウーファに容積を取られたせいか、中高域の繊細さ、切れ味は減退したような気も....
背圧の影響はやはり大きいのでしょう。
チャンネルディバイダを使えば、よりシャープなクロスが実現できるでしょうし、ローカットできるから背圧の影響も減ります。大型コイルによる音質劣化も防げるでしょう。
そのときは、ウーファもマトモなものを...
マルチ化に至って、もともとTQWTとして設計した「オベリスク」の限界も見えてきた気がします。
将来のイメージは、フルレンジ平面バッフル+30cmウーファかな...
<後日談>
●エンクロージャー内の仕切り(固めたグラスウール)を取ってしまったら、開放感が出てきました。悪影響もあるでしょうが、FE83Eの低音も生かしているともいえますね。FE83EはFゼロが140Hzと高いので、ドロンコーンとしては動かないようです。
●フライングモールをスピーカー近くに置いてスピーカーケーブルを60cmまで短縮し、そのぶんRCAピンケーブルを3.6mに伸ばしてみました。
すると低音の締まりが増して、ダンピングが良くなったのです。
DF=200と大きい(内部抵抗が小さい)フライングモールの場合、スピーカーケーブルが長いと逆起電力の影響が大きいだろうと思ったのですが、予想通りだったようです。
このぶんなら、コイル(直流抵抗が0.5Ωもある)をなくせば、低音改善間違いなし!チャンネルディバイダ導入へ期待が膨らみます!
(RCAピンケーブルが長いと高域に影響は出ると思いますが、ウーファ専用なので問題ないでしょう。)