2026年01月14日
大和民族

某地方議員のXでの発言を読み、改めて「血統」という言葉の危うさを感じた。
日本列島に住む人々は数千年にわたり流入と混血を繰り返しており、大和民族などという括りは幻想といえる。
その多くは大陸由来の弥生系であり、DNAを解析すれば、「ハーフ」のAさんよりも縄文の血が薄い日本人Bさんだって珍しくないはずだ。
そもそも縄文人自体がアジア各地から集まったハイブリッドであり、さらに遡れば人類は皆アフリカに行き着く。
彼らが重んじる民族像は、実は明治期から戦前までに形作られたイデオロギーの側面が強いと思われる。
明治維新後、近代国家としての体裁を整えるために、民衆を「天皇を中心とした一つの家族」として統合しようとした。
国家神道と共に「万世一系」や「純血の日本」という神話的な物語が教育を通じて国民に刷り込まれた。
我々が家系を遡れるのはせいぜい数百年。それ以前は、誰もがどこから来たか分からない。皇室ですら、5世紀末以前を裏付ける確実な文字情報はないのだ。
彼のような人物を選挙で当選させた地域の背景には考えさせられるものがあるが、その主張は差別以前に、科学・歴史的に無意味であるとはっきりさせておきたい。











































