2023年12月23日
システムの迷い

iPhoneで十分!ってことはないけど...

GFXは本当にスペシャルな画質で、拡大してニヤニヤできるし、無理が効き、これで撮っておけば安心とは思う。しかし問題点も多く感じている。
・RAW解像度を選択できず、常時100MPのファイルがストレージを圧迫するため、しょうもない写真を(笑)GFXで撮ることがはばかられる。
・GF20-35mmは最高峰のレンズだが、広角端がやや足りず、Laowa14mmとの交換が頻繁になっている。
・普段使いしたくなるような(明るく、寄れる、持ち運びやすい)広角~準標準レンズが見当たらない。
・AF精度やEVFの見えなどの性能や撮影体験のレベルがコストに見合っていない。これは画質に振り切ったことのトレードオフでまあ我慢はできる。
・フィルムシミュレーションにニュートラルな色がない。プロビアもアスティアも癖があり、色被りが少ないのはクラシックCとプロネガHくらいで、それもコントラストが強いためLightroomで調整が必要。
・これほどの画質が必要な場面が滅多にない(汗)
・バックアップボディの用意が事実上不可能(苦笑)
・システムの拡充、更新について行けない(涙)
とにかく何をするにもコストがかかり、その割に使いこなせてないというのが本音のところ。より無駄を省き、自分に最適化できないものか。
では代替は何?となるのだが、これが難しい。
触ってみて最もしっくり来ているのがSONY α6700だ。なんとAPS-C!
グリップ感やAF等のレスポンスが良く、10-20mmF4Gとのセットは常に持ち歩く機動力、稼働率が期待できる。SONYの良さが出たデザインにも好感が持てる。
画質についてはXシリーズの経験から問題はないと思う。ローパスフィルターレスなので良いレンズを選べば解像感はある。
クリエイティブルックは写真的なエモさを押し出しているようで、フジのフィルムシミュレーションと少し似ているが、より細かい調整も可能だ。
懸念は15mm相当より広角のレンズがないこと、EVFいまいち、バリアングルモニター、メカS:1/4000、アンチダストが超音波ではないこと、そしてシングルスロットだ。
GFXとはシステムとして正反対のキャラクターなので、使いやすいが色々と寂しくも感じてしまうかもしれない。
SONYのフルサイズはどうか。
レンズは12-24mmF4Gがあり、単焦点14mmF1.8GMも楽しそうだし、広角~標準域にF1.4の美味しいレンズがたくさんある。APS-C用10-20mmF4Gでの軽快な運用も考えられる。
ボディは悩ましい。α7RVはローパスレスでRAWのサイズを61→26→15MPと変更できるのが素晴らしい。クロップで単焦点がズームのように使え、フルとAPS-Cレンズを26MPでシームレスに使える。
EVFは大きく、4軸チルト、超音波アンチダスト機能もあり、CF/SDダブルスロットで、AIを駆使したAF性能は最高だ。画質はGFXには負けるだろうが、大きな差を感じることはないだろう。
問題はスペックは凄いがカメラというより家電っぽさを感じること。グリップ感がゴツゴツしてレンズとのバランスもいまひとつ。
そして価格...GFXと交換するにしても、レンズも安くないのでシステムとしてコストダウンにはなりそうもない。
キヤノンはどうか。RF10-20mmというスーパーレンズがあるが、それ以上にRF14-35mmが魅力的だ。
PLフィルターも使用でき、広いズームレンジと全域20cmの最短撮影距離はこれ1本ですべてまかなえると思わせる。
ただし好みのボディがR5くらいしか見当たらず、中古でも安くない。まもなくR5Ⅱが出そうだが、さらに高価になるだろう...
どの機種もAF等の性能は申し分ないが、デザインと質感がいまいち、すべてローパスフィルター入りで、バリアングルなところも個人的にはマイナスポイント。
ニコンなら、人気のZfでもZ8でもなく、むしろエントリー機のZ5が面白いかもしれない。
実売15万と安価で、質感や防塵防滴、EVF、IBIS、メカS:1/8000、チルトなどの基本性能は上位機種と変わらず、より使いやすいSDダブルスロットだ。
ニコンらしいグリップ感や細部の造りは他社同クラスを圧倒している。暗所AFは遅いようだが自分はそれほど感じなかった。
建築用には14-30mmがあり、沈胴式が好みでないがフィルターが使用できる。日常用には35mmF1.8や24-120mmF4のコスパがいい。Z5と最小限のレンズで出費を抑え、Z6Ⅱ、7Ⅱの後継機を待つのも悪くない。
・システムの拡充、更新について行けない(涙)
とにかく何をするにもコストがかかり、その割に使いこなせてないというのが本音のところ。より無駄を省き、自分に最適化できないものか。
では代替は何?となるのだが、これが難しい。
触ってみて最もしっくり来ているのがSONY α6700だ。なんとAPS-C!
グリップ感やAF等のレスポンスが良く、10-20mmF4Gとのセットは常に持ち歩く機動力、稼働率が期待できる。SONYの良さが出たデザインにも好感が持てる。
画質についてはXシリーズの経験から問題はないと思う。ローパスフィルターレスなので良いレンズを選べば解像感はある。
クリエイティブルックは写真的なエモさを押し出しているようで、フジのフィルムシミュレーションと少し似ているが、より細かい調整も可能だ。
懸念は15mm相当より広角のレンズがないこと、EVFいまいち、バリアングルモニター、メカS:1/4000、アンチダストが超音波ではないこと、そしてシングルスロットだ。
GFXとはシステムとして正反対のキャラクターなので、使いやすいが色々と寂しくも感じてしまうかもしれない。
SONYのフルサイズはどうか。
レンズは12-24mmF4Gがあり、単焦点14mmF1.8GMも楽しそうだし、広角~標準域にF1.4の美味しいレンズがたくさんある。APS-C用10-20mmF4Gでの軽快な運用も考えられる。
ボディは悩ましい。α7RVはローパスレスでRAWのサイズを61→26→15MPと変更できるのが素晴らしい。クロップで単焦点がズームのように使え、フルとAPS-Cレンズを26MPでシームレスに使える。
EVFは大きく、4軸チルト、超音波アンチダスト機能もあり、CF/SDダブルスロットで、AIを駆使したAF性能は最高だ。画質はGFXには負けるだろうが、大きな差を感じることはないだろう。
問題はスペックは凄いがカメラというより家電っぽさを感じること。グリップ感がゴツゴツしてレンズとのバランスもいまひとつ。
そして価格...GFXと交換するにしても、レンズも安くないのでシステムとしてコストダウンにはなりそうもない。
キヤノンはどうか。RF10-20mmというスーパーレンズがあるが、それ以上にRF14-35mmが魅力的だ。
PLフィルターも使用でき、広いズームレンジと全域20cmの最短撮影距離はこれ1本ですべてまかなえると思わせる。
ただし好みのボディがR5くらいしか見当たらず、中古でも安くない。まもなくR5Ⅱが出そうだが、さらに高価になるだろう...
どの機種もAF等の性能は申し分ないが、デザインと質感がいまいち、すべてローパスフィルター入りで、バリアングルなところも個人的にはマイナスポイント。
ニコンなら、人気のZfでもZ8でもなく、むしろエントリー機のZ5が面白いかもしれない。
実売15万と安価で、質感や防塵防滴、EVF、IBIS、メカS:1/8000、チルトなどの基本性能は上位機種と変わらず、より使いやすいSDダブルスロットだ。
ニコンらしいグリップ感や細部の造りは他社同クラスを圧倒している。暗所AFは遅いようだが自分はそれほど感じなかった。
建築用には14-30mmがあり、沈胴式が好みでないがフィルターが使用できる。日常用には35mmF1.8や24-120mmF4のコスパがいい。Z5と最小限のレンズで出費を抑え、Z6Ⅱ、7Ⅱの後継機を待つのも悪くない。
ニコンのピクチャーコントロールは良いと思わない。RAWの色はニュートラルで現像しやすいがモアレ偽色は多い印象だ。
これといって欠点はなくリーズナブルな運用ができそうだが、Z5はローパスフィルター付きであり、D780の解像感に不満があったことが引っかかる。
パナソニックS5ⅡXという選択肢もある。
20-60mm、50mmF1.8とのダブルレンズキットは脅威のコストパフォーマンス。建築用には14-28mmF4-5.6か。SLマウントはシグマの単焦点レンズも豊富だ。
SDダブルスロット、まずまずのEVF、IBISなどの基本はしっかりしている。メニューが使いやすく色味もいい。24MPでローパスレスというのも珍しい。
気になるのは全体的に動画機能に振っている気がすること、デザインが野暮ったいこと、バリアングル、プレビュー半押し時にファインダーの明るさが変わる違和感などがある。
さんざん使ったFUJIFILM Xシリーズに戻るという手も?
X-T5はレリーズ感触が馴染めなかったが、画質は十分で、防塵防滴、IBIS、ダブルスロット、EVFなど総合的に欠点が少ない。EVFが優秀なX-H2もいいだろう。
レンズは画質がもうひとつだが便利なXF10-24mmか、あるいはシグマ10-18mmF2.8になるだろう。XF8-16mmは優秀だが大きくてバランスが悪かった。
Xシリーズの大きな欠点としては、超広角レンズのAF精度が悪すぎてMFが必須だったこと。(GFXはそこまで悪くない)
まあまあ過不足ないシステムであることはわかっているのだが、いまさら買い戻すのもなんか嫌だな…
他にはオリンパスかパナソニックのマイクロフォーサーズもあるが、画質的に十分使えるとわかってはいても、さすがにGFXからセンサー面積を1/7に縮小するのはいかがなものかと。
どのシステムも一長一短、帯に短し襷に長し。
さあどうするか、このままでもダメじゃないが、何かを変えたい気もあるのよね...
これといって欠点はなくリーズナブルな運用ができそうだが、Z5はローパスフィルター付きであり、D780の解像感に不満があったことが引っかかる。
パナソニックS5ⅡXという選択肢もある。
20-60mm、50mmF1.8とのダブルレンズキットは脅威のコストパフォーマンス。建築用には14-28mmF4-5.6か。SLマウントはシグマの単焦点レンズも豊富だ。
SDダブルスロット、まずまずのEVF、IBISなどの基本はしっかりしている。メニューが使いやすく色味もいい。24MPでローパスレスというのも珍しい。
気になるのは全体的に動画機能に振っている気がすること、デザインが野暮ったいこと、バリアングル、プレビュー半押し時にファインダーの明るさが変わる違和感などがある。
さんざん使ったFUJIFILM Xシリーズに戻るという手も?
X-T5はレリーズ感触が馴染めなかったが、画質は十分で、防塵防滴、IBIS、ダブルスロット、EVFなど総合的に欠点が少ない。EVFが優秀なX-H2もいいだろう。
レンズは画質がもうひとつだが便利なXF10-24mmか、あるいはシグマ10-18mmF2.8になるだろう。XF8-16mmは優秀だが大きくてバランスが悪かった。
Xシリーズの大きな欠点としては、超広角レンズのAF精度が悪すぎてMFが必須だったこと。(GFXはそこまで悪くない)
まあまあ過不足ないシステムであることはわかっているのだが、いまさら買い戻すのもなんか嫌だな…
他にはオリンパスかパナソニックのマイクロフォーサーズもあるが、画質的に十分使えるとわかってはいても、さすがにGFXからセンサー面積を1/7に縮小するのはいかがなものかと。
どのシステムも一長一短、帯に短し襷に長し。
さあどうするか、このままでもダメじゃないが、何かを変えたい気もあるのよね...