2023年06月16日
LAOWA 14mmF4 Zero-D DSLR
LAOWA 14mm F4 Zero-D DSLR
レフ機を使うにあたり、ぜひ試してみたかったレンズ。
ニコンFマウントだが、最初からGFXでの運用をメインに考えていた。さてイメージサークルはどれくらいなのか?GFXで使えるのか?
K&F concept のマウントアダプターを介して装着。
当然ながらGFXでは4隅がケラれるが、予想より少ない!
アスペクト比6×7に切ればケラレは目立たなくなる。
トリミングしてもフルフレーム換算13mmくらいの画角が得られるので、GF20-35mm(換算画角16-28mm)で足りないようなインテリア撮影に有効だ。
絞り開放F4ではケラレ+周辺光量落ちが目立つ。寄ると被写界深度は浅いので注意。
このレンズにはフォーカス校正機能があり、∞位置を正確に合わせることができるので目測MFがやりやすいのも特徴。
33*33スクエアは余裕でカバーする。
この手の超広角レンズとしては珍しく、レンズフードを取り外せるのが良い。フード付きでは上下が少しケラれる。
こうした構図では4隅のケラレや劣化が目立つが、引きが取れない場合には有効だ。
上下を切るだけでケラれはなくなり、左右の劣化もあまり目立たない。
パノラマ写真においては換算11mm相当の画角になる!
Zero-Dをうたうだけあって、歪曲はほとんどない。イメージサークルの限界まで使うGFXフォーマットでもそれは変わらない。
開放では周辺光量や解像度が落ちるがF5.6で改善する。以前使っていたLAOWA20mmシフトよりは良い。逆光にもそこそこ耐えるし、ハイライトのカラーフリンジもさほど目立たない。
フランジバックの長いDSLR用レンズのテレセントリック性が効いているのではないかと思う。GF20-35mmには全く及ばないが十分使える性能をもっている。
GFXで最も広い画角が得られるレンズが中古で4万円はお買い得だった!
360gと軽量コンパクトで絞りがAi仕様なのでD780でも使いたいが、やはりこの画角になるとGFX100Sの方が使いやすい。
ボディ内手ぶれ補正は心強いし、フジ機はフィルムシミュレーションというよく出来たベースがありRAW現像がしやすい。
そして何より、画質に圧倒的な差がある。画素数というより、ローパスフィルターの有無ではないか?
同じレンズでもD780は細部がモヤッとしており、実用上問題がなくても気にはなる...やはりローパスレスのほうが好みのようだ。D850にすべきだったか(^^;