2022年11月30日
X-T5

レンズは迷った末に、XF23mmF1.4R LM WR。自分にとってフルフレーム換算35mmはスタンダードレンズだ。
X-T5導入にあたりGFXシステムの45mm、50mmを供出してシンプル化し、日常の画角はXで賄う。最短19cmと圧倒的に寄れるので、GFXより汎用性が高い。

まだ試し撮り中だけど、繊細感や諧調の滑らかさは第4世代より向上していると思う。APS-Cフォーマットを超えているかもしれない。
AFはかなり速くなりトラッキング追従も進化しており、動物認識AFも凄い!動く犬の瞳を追いかけてくれる!
ただし過去に使ったFUJIFILM機に比べてAWBが安定しないように感じる。日陰で色温度が低めに出たり室内でマゼンタやシアンが被るように見えることがある。
X-H2やX-T5をレビューしているライターの豊田さんとTwitterで話したが似た感想で、AEも暴れ気味とのことだった。ファームウェアアップデートで改善されるかもしれない。
RAWから調整すれば問題ないが、LightroomのフィルムシミュレーションもまだX-T3相当しか対応していない。X-S10の時は1ヶ月ほどで対応したので期待したい。


デジタルテレコン機能は便利で、1.4倍で2000万画素、2倍で1000万画素もあるので、XF23mmが35〜70mmマクロズームのように使える。
単なるトリミングではあるが、ファインダー像が拡大されるので撮りやすい。もちろんRAWはフル画像が保存される。


寄れてシャープなレンズは久々に使うので驚く。F1.4なので十分にぼかせるが、GFX100S+フレクトゴン35mmに比べるとカリカリに硬い描写。

使い勝手は追々レビューしていこうと思うが、X-T3以来のアナログダイヤル操作はやはり快適。GFX100S後継機もダイヤル式に戻して欲しい。
X-T4に比べて明らかに小型軽量化しグリップも持ちやすくなり、各ダイヤルの操作性も向上している。無線通信の繋がり方もGFX100Sよりスムースで速いように感じる。
高級感はさほど無いのだが、総じて必要十分な機能を持ち、質実で感覚的で手に馴染む、道具らしいカメラだ。
GFX100Sと操作性は異なるが、バッテリー、SDダブルスロット、3方向チルト液晶、フィルムシミュレーションが同一なので併用しやすいと思う。どう使い分けていこうかな!?