2022年09月05日
GF80mmF1.7 R WR
とろける〜^ ^
最短撮影距離。ピントさえ合えば開放からシャープだ。
被写界深度が紙のように薄く、C-AFワイド/トラッキングはちょっと厳しい。フォーカスエリア(ボックス)が大きすぎるからだ。
追い込むときはS-AFでエリアを最小にしてピンポイントで合わせるか、MFのほうが良さそう。
よく言われるAFの遅さは予想していたのでさほど気にならない。200gもある大きなレンズユニットがDCモーターでゴゴゴッと動くのがわかる。
GF110mmF2はLM(リニアモーター)を採用して静音・高速になっているが、GF80mmはコンパクト化を優先した設計らしい。
最短撮影距離70cmは十分とは言えないが、これ以上寄れてもピントが浅すぎて実用的ではないかもしれない。
F1.7開放から遠景がシャープに写るのは凄い。
GFX100Sは1/4000を超えると電子シャッターに切り替わるのが便利。晴天でF1.7開放をNDフィルター無しで使える。このカットはISO100でSS=1/8500になった。
彩度を落としたエテルナブリーチバイパス。
これもF1.7開放。
開放時のパープル/グリーン・フリンジが欠点と言われるが、多くの場面では気にならない。
ずっと悩んでいたレンズだが、なんと交換値引き5万円というセールに負けてしまった(^^;
フィルター径77mmで長さ約10cm、重量795gはぎりぎり持ち歩ける感じ。これでも中判カメラ用のF1.7レンズとしては相当にコンパクトだと言える。
GFXレンズ共通だがビルドクオリティは抜群。もちろん防塵防滴で質感も素晴らしい。マニュアルフォーカスはバイワイヤとは思えないほど滑らかだ。
純正フードは大きすぎて邪魔なので社外汎用品の小さなものを使用。
供出したのは23mmF4。建築撮影はより汎用性の高いLAOWA20mmSHIFTに任せることにした。
まもなく発表されるGF20-35mmも気になるが。
23mmF4と80mmF1.7はサイズがほぼ同じで、80mmのほうが50g軽く、ボディに付けた持ち重り感もちょっと違う。
ボケは滑らかで質感表現が素晴らしい。ピントさえ合えば...
画角と被写界深度はフルフレーム換算で63mmF1.2相当、中判カメラでは67判の105mmF2.8相当となる。
解像度が高く、被写体の形が歪みにくい焦点距離なので、物を記録する目的にも向いている。
標準レンズに近い画角で、望遠レンズのように背景がボケるのが最大の特徴。
GFXの中でも最も中判カメラらしい描写が得られるレンズかもしれない。
・画角の割に大きなボケから浮かび上がる立体感
・モノのかたちを正確に記録する
・風景を緻密に切り取る
ポートレートレンズと言われるが、ゆるふわからカッチリまで、準標準レンズとして様々な使い方ができる。
目が広角寄りな自分にとっては、30mmや45mmとコンビを組む長めのレンズとして汎用性は高そうだ。