2022年06月20日
スティッチパノラマ
新兵器Laowa 20mm f/4 Zero-D Shiftのテスト開始。
シフトレンズといえばフィルム時代にオリンパス24mmや、大判ビューカメラでスーパーアンギュロン47mmを使っていた。
大きなイメージサークルがあり、カメラを煽らず水平にしたまま視野を移動することで、建築など高さのある被写体をまっすぐに写すことができる。
より広角なレンズで撮影してトリミングしたり、後処理でパース補正する方法もあるが、シフトレンズは画素の無駄がないのと、撮影時にイメージを確かめやすいのがメリットだ。
そしてもうひとつ、デジタル時代におけるシフトレンズの効能としてスティッチ撮影がある。
三脚に固定して左右にシフトしながら2~3枚撮影して結合すると、レンズの画角を超えるワイドなパノラマ写真が得られるのだ。
Lightroomの自動結合は簡単かつ優秀で、つなぎ目は一切わからない。GFX100Sでは約1.7億画素のRAWデータになる。(そんなに要らないが!)
イメージサークルをフル活用すれば縦16mm相当のまま、横は(隅のケラレをトリミングしても)最大11mm相当の画角が得られる。
こちらは、カメラを横にしたまま上下にシフト(ライズ/フォール)して結合し、縦構図を生成したもの。
16mm相当の横幅を保ちながら縦構図にすることで、最大12mm程度の画角が得られる。
このように本来の16mm相当シフトレンズとしてだけでなく、シフト機能は様々な応用が効く。
GFXはトリミングマージンも大きいので、これ1本でどんな空間でも撮影することができそうだ。
しかしアトリエ散らかってるな~(^^;