2022年04月24日
画角

訪問時に話しながら手持ちでササっと撮影しただけだが、GFX100SとGF23mmを建築写真に使ってみた第一印象。
手ぶれ補正は強力で1/20は楽に切れる。重さはさほど気にならず、メニューや操作性がXよりこなれていて使い勝手もいい。
元データの情報量はXを圧倒する。PR用にそこまでの解像度は要らないが、資料としては細かなテクスチャまで記録できるし現像時に無理が効く。カラーバランスがXと同一で現像パラメータを互換できるのも便利だ。
被写界深度が浅いことは注意点で、同じピントを得るにはXよりも2段絞り込む必要がある。逆にうまく使えば前景の不要な部分がボケて立体感に繋がる場合もある。
ただし大きな問題もある。わかっていたことだが、23mm(フルフレーム換算18mm)では画角が足りない。XF10-24mmの換算15mmに比べると、引きの取れない小住宅では構図が限られてしまう。
今年発売予定のGF20-35mm(換算16-28mm)に期待するがそれでもギリギリで、LAOWAの17mmや、15mmか20mmのシフトレンズが必要になるかもしれない。
あるいは建築写真はXシリーズに任せて、超広角のハイエンドであるXF8-16mmF2.8を導入する案もある。(XF10-24mmは高倍率で便利だが画質はやや不満も)
今はスナップ用途のX-E4しか持っていないので、その場合は高画素化が噂されるX-H2?に注目か?次の竣工写真までに何らかの方策を考えたい。