ROBERTOHOUSE

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    2022年02月08日

    Nokton35mmF1.2

    DSCF1819


    Xシステムを刷新する新兵器。 








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    NOKTON 35mm F1.2 Xマウント


    超人気でずっと品切れになっており、入荷連絡の瞬間に注文。使用頻度の落ちていたX-T3と「交換」することに。

    唯一無二の電子接点付きMFレンズということで、多くの人からXマウント標準レンズの決定版と評されている。
    デザインはどことなくライカ的で、X-E4とのバランスは素晴らしい。まさに「寄れるライカ」という感じ。




    DSCF1900

    コシナフォクトレンダー Nokton35mmF1.2



    DSCF1907

    七工匠 7Artisans 35mm F0.95



    DSCF1911

    銘匠光学  TTArtisan 35mm F1.4



    F1.4で比べると、似たりよったり?(^^;
    以下はこれまでに使った FUJIFILM Xマウント35mmレンズの個人的な印象比較。


    コシナNokton 35mm F1.2
    色収差は少なめ。ボケは
    やや2線ボケ傾向あり。逆光にもそこそこ強い。開放では甘いがF2でシャープになる。絞れば周辺まで解像度が高く、風景写真にも十分使える。
    ライカ的?なデザインが素晴らしい。軽量だが鏡胴の質感は高く操作性良好。30cmまで寄れるので十分。
    何と言ってもMFレンズで電子接点は貴重。絞り値が表示され、EXIF情報が得られるだけでなく距離情報もリアルタイムで伝達される。
    ヘリコイドに連動して距離スケールと被写界深度がファインダーと背面液晶に正確に表示されるのは感動した。ただしオーバーインフはあるので遠景撮影時は要注意。


    7artisans 35mm F0.95
    色収差が大きく逆光に弱くハレーションが出やすいが、ボケ感は一番柔らかくて美しい。F0.95は伊達ではない。
    全体的にどっしりとした高級感のある写り。発色に暖かみがある。絞っても遠景の解像度はやや甘い。
    コシナの2倍の重量があり鏡胴の質感は極めて高く、ねっとり動くヘリコイドは最高。オーバーインフあり。絞りにクリックが無いことはスチル撮影では欠点に。最短撮影距離は37cmとやや遠い。


    7artisans  35mm F1.2
    良くも悪くもオールドレンズ風味。ボケ感は悪くないが絞っても中央しか解像しない。近距離はまだ良いが遠景はとても甘く風景には使えない。
    デザインと鏡胴の質感はコシナにも似ており、なかなか良い。


    TTartisan  35mm F1.4
    どの絞り、距離でも無難に写り、解像度が高く、条件によってはコシナに負けない。ボケは少し荒れる。発色は僅かに寒色か。
    軽量で細身なクラシックデザイン。鏡胴はやや華奢でヘリコイドは若干のカサ付き感も。最短撮影距離28cmは素晴らしい。オーバーインフあり。
    距離目盛りと実際の合焦にズレがあり、目測撮影がやりにくい。ただしこれは自分で調整可能。
    8000円台で買えるコストパフォーマンスは驚異的。ベストセラーも頷ける。


    FUJIFILM XF 35mm F1.4
    世間では神レンズと呼ばれている。写りは色々な点でコシナNoktonに似ている気がする。例えばAF-DニッコールF1.4のような、フィルム時代末期のモダンクラシックレンズという感じ。
    画質に不満は無かったが、AFと絞りの動きが騒々しく、MFの操作感も良くない。






    DSCF1896

    F5.6に絞れば全域でシャープ。逆光耐性も十分なのであらゆる状況で使える。
    約7万円と安くはなく、TTartisanと比べるとコストパフォーマンスは微妙だが、FUJIFILM用のMF標準レンズとしては現時点でベストといえるだろう。

    これでXシリーズはX-E4,10-24mmと35mmというシンプルなシステムになった(^^;






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