2021年12月19日
フレクトゴン35mmF2.4
CARL ZEISS JENA DDR FLEKTOGON 35mm F2.4
ドイツ語の新聞に包まれてフランクフルトから届いたM42マウントの旧東独製レンズ。
20年以上前に使ったことがあるけど、まさかこんな凄いレンズだったとは!
なんと、ケラれない!
この近接能力!!
中央付近はとてもシャープだ。オールドらしい周辺の甘さが立体感にもつながる。
ボケ感!!
GFX-M42マウントアダプターとフィルター、フード込みで400gと軽量コンパクト。
オールドレンズとは思えないしっかりした写り、最短20cmという近接性能、F2.4の明るさとボケ感。
そしてなんと言っても(徹底リサーチした事前情報通り!)GFXの中判44×33センサーをカバーするイメージサークル! 広角レンズとしてはかなり貴重!
周辺は光量も解像度も落ちるけれど、ケラれないだけで十分。都市や風景をカチッと撮るのでなければ味として楽しめるレベルだし、3:2ならビネットも少なく、1:1スクエアまで切れば周辺解像も改善される。
試しにLightroomでニッコール28mmのプロファイルを当てたらフルの4:3でも良い感じに周辺光量補正ができた。(上記写真のいくつかはこのセッティング)
緩めの日常撮影にかなり使えそうなので、1:1スクエア、絞り優先で露出+2/3、ProNegHi、フォーカスピーキングありのフレクトゴン専用モードをカスタム登録した。
純正GFレンズは超優秀だが寄れないのが欠点。フレクトゴンは寄れて背景がよくボケるのでinstagram等お手軽投稿するのに良さそう!もちろんRAWにはフル画像が残っている。気分は寄れるワイドローライ!
28mm相当の広角で寄れて明るい中判対応レンズが3万円。これは良い買い物をした☺️