2021年12月03日
さよならライカ
ライカとお別れすることにしました。
カメラと写真にハマって、M2、M5、バルナック型まで使っていた90年代の青春を思い出させてくれてありがとう。
手に持つだけでドキドキ、レンジファインダーを覗いてワクワク、M-P、M10-Pとの計7年間はほんと楽しかった。
もちろんフルフレームセンサーの実用機としても優秀で、ライカで撮影した建築設計dueの竣工写真を数えたら27件になりました。
たくさんのプライベート写真、大切な節目の家族行事も高画質で残すことができました。
別れの理由は、生活や周辺デバイスとのズレが少しずつ大きくなり、ライカ的な満足感がFUJIFILMに置き換えられていったこと。
センサーの素性ではライカが上でも、フジの正確なホワイトバランスやフィルムシミュレーションが、写真の質と楽しさ、扱いやすさで上回った。
暮らしに馴染むUSB-C充電/給電、適度にクラシカルでマニュアルライクな操作感、寄れること、X-T3の便利さ、X-E4の軽快さ。
ライカMはデジタル一眼レフに比べて小型軽量で、ブラックアウトのない素通しファインダーや静かなシャッター、ショートフランジバックによる汎用性も強みでした。
しかし進化したミラーレス機に対しては、携帯性、機能性、そして使い心地の点でもアドバンテージがなくなり、ライカの神通力による気持ちのブーストが追いつかなくなりました。
使用頻度の少ないものを手元に置いておくのが苦手なので、いま一番使いたいものに交換します。そう、ライカ最大の特徴は価値の落ちない「通貨」であることです(笑)
寂しさもあるけれど、新たな、大きな出会いにワクワクしてます。 to be continued....