2021年10月25日
第***回カメラほしい病

与太話です。
カメラにハマったのは1996年頃。クラカメブームかつ独身だったこともあり、一眼、ライカから中判大判までどんどん増殖。
2003年にオリンパスE-1でデジタル化し、あまりの便利さにフィルムカメラを全て手放す。
2009~2011年頃にいったんフィルム回帰してフルサイズの空気感を見直し、ニコンD600を経て、ここ7年はライカMでやってきた。
デジタルでライカを使う喜びは大きかったけれど、時代はそろそろミラーレスだよなあと強く思ったのが今年の始め頃。

ソニーとパナソニックは家電っぽくて愛せそうにない、キヤノンのデザインは苦手、シグマは使いにくそうだし消去法でニコンZかな、というところ。
そこで「ミラーレスもライカでしょ!」とボディの造りとファインダー品質が最高レベルであるライカSL2-Sへの入れ替えを本気で検討。
ハンドリングしやすい2400万画素でローパスフィルターレス、手ブレ補正内蔵というスペックも魅力。海外のサイトからRAWデータを調べて画質も確認した。
色々な組み合わせで買取交換&買い物カゴに出したり入れたり数10回...
ポチる寸前まで行ったが、純正レンズが高価すぎ、シグマ、パナのレンズがどれも一長一短で決め手に欠けていた。
心臓部分がパナソニックS5やS1と同じではないか?ライカMと交換する価値はあるのか?という疑問も湧いてきた。


そこへ斜め下からすうっと入ってきたのがFUJIFILMだった。
まずエントリー機のX-S10を買って驚いた。APS-Cは初体験だったが、解像感、Dレンジ、高感度耐性は問題なかった。
操作性も素晴らしく、XF10-24mmは建築撮影にフィットした。より仕事に適したX-T3に機種変更、次いでX-E4を揃え、中華激安大口径レンズにも手を出す。
ソニーやキヤノン、ニコンのフルサイズミラーレス機に劣る部分もあると思うが、富士フイルムは不思議と身体に馴染んだ。
全機種が同じ発色で、優秀なAWBとフィルムシミュレーション・プロファイルによりJPEGの出来が良く、RAW現像も速い。
好みで複数のボディを使い分けても同じ写真が撮れるのは、フィルム時代の感覚だ。これに対して「異質な」ライカをほとんど使わなくなってしまった。
これで長年患ってきたライカウイルスを根治すればお財布に余裕ができて、軽快なカメラライフが送れる、はずなのだが...



ぎりぎり手の届くところにGFX50SIIという怪物が降りてきて事は複雑に!
富士フィルムの統一されたワークフローでXとGFXを併用するのは幸せかも!!
そしてXサミットで20-35mm(16-28mm相当)の22年発売がアナウンスされた。23年には明るい標準の55mm/F1.7(43mm/F1.2相当!)、さらにシフトレンズまで!(広角ではないかもしれないが)
フィルム時代の記憶では、中判カメラは空気感や存在感が違う。建築撮影も新たなステージに!!
中判カメラはフルサイズ用レンズのイメージサークル外側まで写るので、マウントアダプター母艦としても最強!!
しかし冷静に考えれば、その画質は自分に必要だろうか?どう使い分ける?Xで十分では?2ラインを維持できる?
安いXシリーズの撒き餌で寄せて高価なGFXで釣り上げる、富士フイルムの戦略にまんまと嵌められるだけでは?
GFXは明るいレンズが少なく、中判でありながら大きなボケは得にくい。他社フルサイズ(ソニーα7Ⅳ出ましたね)で統一した方がコスパ高いのでは?
フルサイズ24*36と中判33*44の画質差は僅かかもしれないし、オールドレンズを使うならニコンのほうがファインダーが良いけど?
いやいや富士フイルムの絵を気に入っているのにそれでは本末転倒では?!
というわけで結論は出ず、「みんなの防湿庫」こと◯ップカメラで買取交換&買い物カゴへの出し入れ(無料)は続くのであった...