2021年09月20日
X-T3最強説
たまたま竣工時期が固まって撮影も慌ただしく。
FUJIFILM X-T3とXF10-24mm/F4の組み合わせは建築撮影の決定版では?!
建築撮影は基本的にマニュアル露出。AEにするとカット毎に露出がばらついて後処理が難しくなる。
三脚セット時はISO160で、絞りF8、シャッター速度は室内なら1/4-60程度。
手持ちではXF10-24のOIS手ぶれ補正が効くので1/30は安全圏で、日中は400-800で十分撮れる。
頻繁に操作するISOダイヤルが独立しているので視認性がよく失敗がない。シャッターダイヤル、ISOダイヤルともにロック可能かつロックを解除しても使えるのは素晴らしい。
惜しいのはシャッターダイヤルが1段刻みなところ。1/2の中間値が欲しかった。
欠点としては10-24mmのAFが迷うことがあるが、ゾーン+フォーカスリミッター有効にすることでピンぼけを防ぐことができた。
フォーカスリミッターのような設定をマイメニューから瞬時に呼び出せるのも便利だ。
ボディ+レンズのバランスは最高で、手に馴染み、防塵防滴でガッチリとした剛性感が頼もしい。3軸チルト液晶も便利で、引きが取れない時によく使う。
バッテリーはX-S10より長持ちする。概ね500枚は撮れるので、建築撮影1回分はほぼOK。予備バッテリーを忘れてもUSB-C給電できるのは安心感がある。
画質に関しては必要十分。フルサイズに比べてDレンジはやや劣るが、解像感は遜色ない。ローパスフィルターレスなのにモアレが全く出ないのは素晴らしい。建築撮影に必要な被写界深度の深さはフルサイズに勝るところだ。
ダブルスロットもとても便利。RAWとJPEGに分けて保存し、LightroomはRAWのみ読み込むことでファイル管理が楽になる。
X-T3は、失敗を最小限にする機能性とカメラらしい操作の楽しさを併せ持つ、素晴らしいカメラだと思う!