2021年08月30日
バイ・アンプ
せっかく同じアンプ(CP500X)が2台あるので、XLR分岐ケーブルを仕入れてバイアンプをテストしてみた。
1台のアンプの2chをスピーカー片chのウーハーとドライバーに割り当て、左右スピーカーはもう1台のアンプで駆動する。
アンプ1台でのステレオ駆動に比べて、理論上は逆起電力による干渉を受けない、クロストークが減る、また出力は変わらないが電源部に余裕が出る可能性はある。
2台をBTLモノラルアンプ化して左右に振り分ける方法では、出力は150w→500wに増えるが、残留ノイズや歪み率も2倍に増え、ダンピングファクターも半分になる。
結果は、なかなか好印象。
1台ステレオとBTLモノラルを比べると、1台のほうがクリーンで解像度が高く、BTLのほうがやや粗いが力強く押し出し感や太さが出て、音の傾向そのものが変わる。
1台と比べると解像度が上がり音場感もいい。BTLのような大きな変化はなく、クオリティが少し上がる感じだ。
BTLと比べるとS/Nは明らかに良い。大音量ではBTLのほうが余裕が出る可能性はあり、一長一短かもしれない。
ウーハーとドライバーの音圧レベルを微調整できるメリットもあり、しばらくこれで行ってみよう!